まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

世界の果ての通学路

2014年09月30日 | 日記

天高く 飛行機雲も 愉しげに♪

ウキウキするような秋晴れでした。
こういう日は「映画日和」だなあと勝手に思い立って
打ち合わせの前に映画館へ。

「世界の果ての通学路」

タイトルだけでも見たくなる映画ですよねえ。
劇場封切りが確か四月でしたか
評判を聞きながらもタイミングが合わずに見逃していた映画でした。



池袋の「新文芸坐」です。
パチンコ屋の3階というなかなかシュールな映画館でした。
ウィークデーの昼間なのに結構な入りで、ほとんどが中高年のオジサンでした。

せっかくですから予告編を・・・

映画「世界の果ての通学路」予告編



一時間ちょっとの短いドキュメンタリー映画です。
世界各地の「辺境」を舞台に学校に通う子供たちの通学風景を描いています。
何の演出もなく淡々と普段の日常を追っているだけですが
単なる通学路がこれほどドラマに満ちあふれているとは思いませんでした。


この子供たちとは比べようもありませんが
私も一年生の頃、山陰の山深い小学校に通学していたことがあります。
事情があって親元から親戚の家に預けられていた時期で
不安と寂しさに加えて、学校まで2、3キロという山道も子供にはつらく
途中、泣いてばかりいたような記憶があります。



このドキュメンタリーの中でも
足が不自由な兄の車いすを押して通学する兄弟が登場しますが
思わずウルウルと来てしまいました。(笑)

でも、通学路というのは「夢」に続く道なんですね。
どれほど貧しくても勉強は未来を切り開く「希望」の道なんですね。
ろくに勉強もしなかったボンクラ小学生だった私は
ただただ恥じ入るばかりでした。

ああ、もっと勉強しておけばよかった!

 


文化祭シーズン

2014年09月29日 | 日記

世間は文化の秋である。
あちこちの高校や大学も「文化祭」シーズン真っ盛りである。
文化的でないオジサンも出かけてみた。

こういうハリボテの飾り付けをするのが通例らしい。
私の高校の頃は文化祭などというシャレたものはなかったような気がする。
大学では実行委員で「吉本隆明」のティーチインを企画した。
その直後に大学を中退してしまった。(笑)

息子が通う高校は都立の芸術系で
美術科、音楽科、舞台表現科という三つの課程がある。
私の高校の頃はそのようなシャレた学校はなかったような気がする。(笑)
生まれ変わったら絵を勉強したい!

校内は大変な人出であった。
生徒の父兄や親族だけでなく友人や受験生、近所の人も大勢つめかけている。
こんなコスプレの子が走り回って華やいだ雰囲気だ。
コスプレじゃないかな・・・?

画家の卵の作品発表会。
もちろんプロの画家になれるかどうかは保証の限りではない。(笑)

音楽科の生徒たちによるロビーコンサート。
校内のあちこちで音楽が響いていてオジサンもうっとりと聴きほれる。

彫刻専攻の作品発表。
小汚いズックも芸術作品に見えるから不思議なものだ。



音楽科ピアノ専攻の個人レッスン室。
グランドピアノがデーンと2台も据えられていて豪勢なものだ。
こんな小部屋が20以上もあってちょっと驚いた。
何とも恵まれた施設と環境で息子も大いに練習に励んでほしいものだ。

展示ではないのだが生徒のロッカーに感動した。
私の高校の頃は個人ロッカーなどというシャレたものは全くなかった。
今どきのロッカーに「青春」を感じてしまった。(笑)

この日は大ホールで生徒有志によるミュージカル公演があった。
私は先に帰ったから観なかったのだが
家人は想像以上のレベルの高さにぶっ飛んだと言う。
中には歌もダンスもそのままプロで通用しそうな「女優」もいたと言うが
本当かねえ・・・?

 

生徒全員がこんなTシャツ姿で頑張っていた。
聞けば文化祭は課外活動ではなく授業の一環で「単位」に換算されるらしい。
一年生の息子は今回は裏方で「照明」担当だったと言う。
裏方仕事はオヤジで十分だから、来年はぜひ表舞台に立って欲しいものだ。

ああ、いいなあ、俺もしたかったなあ・・・
文化祭を知らない世代のオジサンはしきりに呟くばかりだった。(笑)


ロハスな後ろ姿

2014年09月28日 | 日記

天気晴朗にして風さやか。
いつもの公園では秋恒例の「ロハスフェスタ」が開催中でした。
ロハスに無縁のオジサンもちょっと覗いてみました。

ロハスとは「健康」や「環境」に重きを置くライフスタイルだそうです。
会場はそんな奇特な方たちが大勢集まっていました。
健康にも環境にもさほど関心のない私が、唯一、興味があるのが「人間」です。
中でもとくに「女性」です。(笑)

さり気ない普段着のお二人
本当に楽しそうにお喋りをしていて「ロハス」を感じました。

こういうファッションの人、多かったです。
帽子やブラウスも見るからに自然素材で「ロハス」を感じました。
しかも、かなりの美人でした。(笑)

なるほど「山ガール」もロハスですねえ。
公園には山はありませんが立派なファッションになっています。
凛々しくてカッコいいなあ・・・



大阪のオバチャン三人組でした。
まさか大阪からわざわざやって来た訳でもないのでしょうが
ロハスの入場料が300円から350円に値上げされたことブーブー文句言っていました。
やっぱり大阪のオバチャンです。(笑)

男は撮りたくなかったのですが
裸足がロハス的だったのであえてシャッターを切りました。

ゆるキャラの「ねり丸」君が大人気でした。
子供たちもロハスしてますねえ・・

うーん、これはロハスじゃないでしょう!
明らかに場違いと言うか、コンセプトの違いを感じて
思わず「その服、どこで買ったんですか?」と聞きたくなりました。(笑)

どの人も「自然体」ですね。
ファッションも着飾るのではなく自分を「解放」するというイメージですね。
他のどんなイベントよりも「自由」を感じました。



で、ロハスとは何か?
オジサンの結論はこの収納ボックスですね。
手軽で、便利で、自然で、オシャレで、とっても笑顔なライフスタイル。

少なくとも私には出来ません。(笑)

 


和食をアジアへ

2014年09月27日 | 日記

昨日は神田で串カツをいただきました。
ブラブラしていると、先日、大阪で行った「でんがな」という店を発見!
うーん、全国チェーンの店とは知りませんでした。

何か運命的なものを感じたので
いつものプロデューサー氏とさっそく店内へ。
若い店員さんに聞いてみました。

  「これって大阪にある店と一緒なん?」
  「さあ・・・大阪にも店があるとは聞いてますけど」
  「え、店どうしの交流とかないの?」
  「交流?そんなの別にないっすよ」

チェーン店なんてそんなものかも知れませんねえ・・・(苦笑)

名物の「串カツ」しっかり頂きました。
調子にのって食べすぎて「胸やけ」してしまいました。(笑)
この年ではもう揚げ物はヘビーですねえ・・

自宅近くの居酒屋でひとり二次会。
お刺身で口直しをしました。
やっぱり日本人は「和食」ですねえ!

サンマの塩焼きもいただきました。
日本人ならこの季節はやっぱりサンマですよねえ・・・
すだちを絞って完食でした。

和食つながりで番宣です。
以前から取材を続けて来たドキュメンタリー番組が本日OAでーす♪

「和食をアジアへ~美味しいニッポンを売り込め」

和食が世界文化遺産に登録されたのを追い風に
アジアは空前の日本食ブームです。
その仕掛け人たちの人間模様を追ったヒューマンドキュメント。
本日、午後4時からテレビ東京系列で!
ちょっと番宣映像を・・・

http://bcove.me/zfif2r72


いかがですか、面白そうでしょう?
面白いんです。(笑)

仕上げは宮城の清酒「一ノ蔵」をグビリ。
いい香りとキリリとした口当たりで夢見ごこちになりました。
日本人に生まれてよかったなあ・・・(笑)

 


ダイエー消滅

2014年09月26日 | 日記

秋が深まって来ました。
ススキの穂がさわやかな秋風に揺れています。
それを見ながらなぜか「ダイエー」のことを考えてしまいました。

イオングループがダイエーの完全子会社化を発表しました。
私に言わせるとむしろ遅すぎたぐらいですが
これによって流通業界の雄「ダイエー」の屋号は完全に消滅することになります。
産業再生機構からダイエーの再建を任されて以来
丸紅とイオンは相当な支援をして来ましたが、結局、業績は改善しないままでした。
栄枯盛衰は世の常とは言え、やはり一抹の寂しさはありますねえ。

わが団地内にもダイエーの店舗があります。
イオンの傘下に入って以来、それなりに頑張って来たとは思うのですが
借金の整理や削減に追われるあまり、店舗改革や改装には手が回らず老朽化が目立ちます。
薄利多売のビジネスモデルも旧態依然のままでした。
「何でもあるけど、欲しいものは何もない」の典型ですね。

隣接する外資系のスーパーがユニクロやABCマートなど
若者に人気のブランドをドンドン呼びこんで活況を呈しているのに比べて
いかにも「うらぶれ」感が否めず勝負は明白です。

イオンもダイエーも拡大路線で突っ走って来たのは同じですが
なぜ、こうまで明暗が分かれてしまったのか?
結局、不動産投資の「幻想」と戦略なき「多角化」の失敗なんですね。

ご存じダイエーの創業者・中内功氏は「流通業界の革命児」でした。
私も取材で二度ほどお会いしたことがありますが
とにかく豪快で人のいいオッサンでした。
常々「ワシは人に頼まれると断れん性格なんよ」が口癖で
その言葉通りホテルや遊園地、プロ野球球団まで次々と買収して経営を多角化。
不動産の「含み益」で拡大路線を突っ走りましたが
バブル崩壊ですべては水の泡でした。
罪深き経営者でしたが、憎めない人ではありましたねえ。(笑)

ダイエーの消滅はすでに織り込み済みで
業界的には何の影響もありませんし、イオンの株価はむしろ上がるかも知れません。
いくばくかの「感傷」があるのはオジサン世代ばかりでしょうか。
でも、新たに流通業界の盟主となったイオンだって
一歩、戦略を間違うといつ「第二のダイエー」になるかわかりません。



キレイな秋の夕陽でした。
消えゆくものの栄光と哀惜を思わせる夕陽でした。
あらためてダイエーに合掌!(笑)