まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

音楽生活

2014年04月30日 | 日記

朝から雨ですねえ~
わが家の「ピアノ小僧」は
その雨の中、今朝も6時半に元気に登校して行きました。
毎朝、始業前に学校の練習室で1時間ほどピアノを弾くのが日課とか。

自宅のピアノはヤマハのかなりの年代物です。
学校のピアノも、レッスンに通っている先生のお宅のピアノも
世界の名器「スタインウェイ」ですから、最近は自宅であまり弾きたがりません。(笑)

部屋に飾っているポスターは
尊敬するポーランド人ピアニスト、クリスチャン・ツィメルマン。
史上最年少でショパン国際ピアノコンクールで優勝した天才だそうです。

私は名前も聞いたことありません。(笑)

ピアノの周りは楽譜の山です。
中でもやはり好きなショパンの楽譜が多いですねえ。
私の仕事部屋は彼の部屋の隣ですが
安普請のマンションでピアノの音が嫌というほど聴こえて来ます。
迷惑ですが、最近はすっかり慣れて、快感になって来ました。
しだいにショパンのファンになって来ました。

ベートーベンでしょうか。
耳が聴こえない大作曲家・・・というぐらいしか知りません。(笑)

バッハですね。
確か学校では「音楽の父」と習いました。
えー、知識はそれだけです。

シューマンです。
残念ながら名前しか知りません。
でも、この3人は全員ドイツの出身なんですねえ。
ドイツ、凄いなあ・・・

ファンモンです。

時々、サボって、こんなのを弾いているようです。
最近は遅まきながらポップス系にも興味が出て来たようですが
果たしていいのか、悪いのか・・・
音楽と言えば「口三味線」ぐらいしか能がないオヤジは
彼の豊かな「音楽生活」が羨ましく、まぶしいような思いですねえ・・・

彼曰く・・・「学校に行くのが楽しくて仕方がない」そうです。
うーん、大の「学校嫌いだった」私にとっては異星人を見るようです。
でも、仲のいい音楽友だちと切磋琢磨し合いながら
好きなピアノを思い切り弾ける学校生活はきっと楽しいだろうとは思います。

本日も授業の後、練習室で2時間ほどピアノに向かい
帰宅は7時半近くになるのでしょうか。
さあ、私も頑張って「原稿生活」を始めないと・・・(泣)


古本市の掘り出し物

2014年04月29日 | 日記

いつもの池袋西口公園。
空は快晴、移動の途中に喫煙コーナーに寄ったのですが
めずらしく「古本市」をやっていました。

古本市なんて久しぶりです。
そう言えば、神田の古本屋街もしばらく行っていません。
打ち合せまであまり時間がありませんでしたが、ちょっと覗いてみました。



50近い出店ブースがあったでしょうか。
都内の古本屋組合加盟店がそれぞれ自慢の蔵書を並べています。
一度は売られてしまった不憫な本たちが
うらぶれた風情で伏し目がちに並んでいるのがいいですねえ。(笑)

意外と言うべきか、やっぱりと言うべきか、客は中高年ばかり。
こんなところにも「活字離れ」が如実です。
画家ゴヤの全四巻の画集が並んでいて激しく心惹かれましたが
¥35000の定価を見て、黙って棚に戻しました。(泣)

映画のポスター専門店もありました。
若い頃は私もずいぶん集めた時期がありました。
高校生の頃は「ローマの休日」のオードリー・ヘップバーンのポスターを
天井に貼って鼻の穴をふくらませていたものです。(笑)

古い「キネマ旬報」や「スクリーン」が並んでいるコーナーがあって
懐かしくて、ついつい興奮してしまいました。
くたびれたオジサンも一瞬にして「映画少年」に戻ります。(笑)

時間がないので「キネマ旬報」を一冊だけ購入。。
1957年の新春号ですから、実に60年近く前の雑誌ですよ!
表紙の女優さんは・・・若き日の高峰秀子さん。
美しいですすねえ・・・

裏表紙はご存じ「旗本退屈男」の市川歌右衛門。
時代劇全盛時代の東映映画です。



相手役に美空ひばりさんも出ていたんですねえ。

松山善三や新藤兼人の名作シナリオや
阿川弘之・原作の「雲の墓標」も細かく再録されていて読み応え十分!
これで¥300はまことに「掘り出し物」でした。

おかげで打ち合せには大幅に遅れてしまったのですが・・・

 


夏模様

2014年04月28日 | 日記

久しぶりに公園内の
バードサンクチュアリを覗いてみました。
たまには人間だって「楽園」気分を味わいたい!

照りつける陽射しは初夏というより、もう夏。
新緑の木立ちに賑やかな野鳥の声が響いています。
で、入口のビオトープでは・・・

この黒いかたまり、何だかわかりますか?
そう、オタマジャクシ、ヒキガエルの子供たちであります。
数千匹、いや、数万匹はいるでしょうか。
これが全部カエルになったら世の中はどうなるのでしょうか?

野鳥観察小屋は本日も大盛況!
ん、なんか観察窓がブルーシートに覆われていますが・・・

なるほど・・・
カワセミ、結構,神経質なんです。
「営業中」ではなく「営巣中」ですからね、よろしく!

園内はすっかり夏景色でした。
残念ながら写真には撮れませんでしたが
シオカラトンボが水面をスイスイと飛んでいました。

ダイサギくんが獲物を物色中。
私の姿を見つけた途端、野鳥の会の可愛いオネーサンが飛んで来て
やさしい笑顔で親切に解説してくれました。

   「くちばしの先が黄色から黒に変わって来ましたでしょう?」
   「あ、ああ、そうですね。(よく見えないけど)」
   「アレ、夏仕様なんですよ」
   「ははあ、なるほど、つまり夏服ですね。(服じゃないけど)」
   「ゆっくり楽しんでいって下さいね」

オネーサンは私に気があるのでは・・・(笑)

ビオトープに何かいるようですが・・・

外来生物のミシシッピアカミミガメです。
子供の頃は「ミドリガメ」の名前で祭りの屋台などで売られていましたが
大きくなって捨てられたんですねえ。
獰猛で雑食性で生態系を壊す悪い奴です。
この甲羅が「夏仕様」かどうかはよくわかりません。(笑)

本当に汗ばむような陽気でした。

     夏祭り 宵かがり
     胸の高なりにあわせて
     八月は夢花火
     私の心は夏模様

陽水の歌にはちょっと早いですが
世俗を忘れて、私の心もすっかり夏模様でした。

 


母への手紙

2014年04月27日 | 日記

チューリップが満開です。
いろんな花が一気呵成に咲き始めて来ました。

チューリップを見ると子供の頃を思い出しますねえ。
校庭の花壇にはたいていチューリップが植えられていた記憶があります。
写生の時間などで花を描く時は、決まってチューリップでした。
それだけ身近で形状も描きやすかったですね。

小手毬(こでまり)の花がしな垂れています。
本当に小さな手毬のような花が鈴なりになっています。
可愛いですねえ、風雅ですねえ・・・

咲き競う花たちを見ながら
ふと、亡くなった母のことを思い出したりしました。

昨年の10月に亡くなった母は盲人でした。
20代で失明して以来、目の見えない不自由さだけでなく
ベーチェット病という難病にも苦しんで来ました。
そんな母を慰めるために、月に一回、手紙を書くのがささやかな親孝行でした。
筆不精の私が5年以上も続けたのですから大したものです。(笑)
とくに書くことがある訳ではなくて
花が咲いた、花が散った、雨が降った、風が吹いた・・・
など他愛のない時候の挨拶で、このブログの内容と似たり寄ったりでした。
ただ、この手紙が母にとっては無類の楽しみになったようで
いつもより手紙の到着が遅かったりすると
何かあったのかと心配して電話をかけて来るほどでした。

その手紙を書かなくなって
書く相手がいなくなって、もう半年です。
自分で決めたこととは言え、毎月の手紙は、結構面倒くさいものでした。
忙しい時は「今月はやめようか」と思ったことも再三でしたが
いざ、その習慣がなくなってみると、言いようのない「空虚感」がありますね。

こんな見事に満開のフジの花を見たりすると
以前は「ああ、今度の母の手紙に書いてやろう」と思ったものですが
もうその必要がなくなると、やはり寂しさがこみあげます。

母は自分では手紙が読めないので
実家の弟や訪ねて来るヘルパーさんが「読み役」だったようです。
手紙というのは何度も読み返したいものですが
気兼ねしてなかなかそれも出来なかったのでしょうか。
そう思うと、ちょっと切なくなったりします。

モッコウバラも盛大に咲いています。
母はこんな名前の花を知っていたのでしょうか。



そのモッコウバラの咲く道を
ハイキング帰りらしいお母さんたちが
見るからに楽しそうに語らいながら過ぎて行きます。

皆さんは、最近、母親に手紙を書いたことありますか?
親孝行、したい時には、親はなし・・・ですよ。(笑)

 

 

 


モノノフの人

2014年04月26日 | 日記

いつものTプロデューサーと
西武池袋線「石神井公園駅」で待ち合わせた。
前日にメールで「明日、2時間ほど時間ありません?」と連絡があり
石神井の図書館に出かける用事もあったので自転車でブラブラと出かけた。

Tプロデューサーは知る人ぞ知る「ももクロ」ファンである。
この日も西武球場でファン限定のでライブがあり
現場でチケットを受け取った後、ライブの開演まで2時間ほど空くので
私に相手をして欲しいという依頼であった。

彼はこんな「正装」で現れた。
これで電車に乗って会場に行くと言うから、正直、ぶっ飛んだ。
コンサート前の西武電車はこの衣装の男性軍で埋め尽くされると言う。
一緒に喫茶店に入ったのだが・・・さすがに恥ずかしい!(笑)

正式には「ももいろクローバーZ」と言う。
大手芸能事務所「スターダスト・プロモーション」所属の5人組アイドルである。
2008年に結成、学生中心のメンバーで「週末ヒロイン」と呼ばれる。
AKBとは根本的に違って「叩き上げ」である。
観客わずか数人の路上ライフから、CDの手売り、車中泊での全国ツアー
大手家電量販店での無料ライブなどを繰り返しながら
2年以上の下積みを経て、メジャーデビューにこぎつけた苦労娘たちだ。
秋元康のこざかしいアイドル製造術とは志しが違うのである。

ファンクラブの会員は
全員、このベレー帽をかぶってライブに集結すると言う。

 「でも、頭が入らないんですよねえ・・・」

と、寂しそうに笑うTプロデューサー。

このバスタオルを振り回して声援を送ると言う。
その光景を想像しただけで吹き出しそうになったが、ぐっと我慢した。(笑)

ももクロの熱狂的なファンを「モノノフ」と言うらしい。
言うまでもなく「武士」の別読みである。
ファンの間から自然発生的に生まれた言葉で
アイドル戦国時代に「天下統一」を目指す気慨を示していると言う。
確かに昨今のももクロ人気の拡大は、AKBのそれをはるかに凌ぐものがある。
今年3月には、女性グループとしては初めて国立のステージに立ち
吹きすさぶ寒風の中、2日間で11万人を動員した。

たいしたヒット曲もないのに
さほどマスコミの露出が多い訳でもでもないのに
どうしてここまで人気が沸騰するのか、正直、よくわからない。

 「彼女たちの気迫、ひたむきさに感動して泣いちゃうんですよね」

Tプロデューサーの言葉に頷くものがあった。
確かにダンスを中心にした彼女たちのライブ・パフォーマンスの迫力は凄いと思う。
グループ5人が一つの生きものとして激しく躍動している。
歌も決してうまくはないのが、口パクに頼らずつねに「生歌」で勝負する。
そのライブの内容も彼女たち自身が構成していると言うから
応援したくなる気持ちも分かるような気がする。

その後も彼は自慢の「ももクロケグッズを
次々と引っ張り出して見せてくれたのだが、多すぎるのでカット!
2時間、たっぷり「ももクロ」を語って満足したのか
店内の好奇の視線を跳ね返すように、肩そびやかして店を出たのである。

60も近いという立派なオッサンが
そこまで夢中になるものがあるというのが、正直、うらやましい!
バカにしたり揶揄するのは簡単だが
自分はどうなんだ、夢中にななるものがあるのかと問われると
返す言葉がないのである。

今回のファン限定ライブは3日間で8万人を動員する。
彼ははそのすべてに出かけると言う。
今回もラストのアンコールではペンライトを振り回して泣くのだろうか。
すでに老体で病気持ちの身でもあるので、どうか無理をしないで頂きたいものだ。

私も以前からしつこく「モノノフ」入りを要請されているのだが・・・