国会正門前は凄いことになっていました。
そぼ降る氷雨にもかかわらず
次から次へと人が湧いて来る異様な状態でした。
この時点ではまだ車が通行していますが
その後、歩道が決壊して国会前は人、人、人で埋め尽くされました。
さながら「解放区」でしたねえ。
うーん、もうこれ以上、前には進めません。
恥ずかしながらデモに参加するのは40年ぶりのことです。
オジサンの現役時代(?)とはすっかり様変わりして
ヘルメットもジクザクデモも機動隊との衝突もない実に整然とした雰囲気で
ハッキリ言って、ちょっと物足りませんでした。(笑)
街宣カーの上で「SEALDs」の若者が叫んでいます。
私に言わせれば聴衆の呼吸が読めずに全く「アジテーション」になっていません。
でも、その初々しさがこのデモの魅力だとは思いますが・・(笑)
偉そうなことを言うつもりはありません、
憲法違反の「安保法制」がこのまま国会を通過したら
安倍首相の「対米追従」をこのまま許したら戦争は必ず現実のものとなります。
まさかそんなこと・・・と油断している間に後悔はやって来ます。
そうならないためにも声を上げる時ではないでしょうか。
それぞれがちゃんと意思表示をする時ではないでしょうか。
誰のためでもなく自分や家族のために・・・
女性たちの姿が本当に目立ちましたねえ。
年配の女性たちはかつての苦い「記憶」を呼び起こし
子育て世代の女性は「わが子」の未来を案じ
若い女子学生たちはみずみずしい感性で「危険」察知し
この場に集ったにちがいありません。
人混みの向うに評論家の佐高信氏の顔がチラリと見えました。
安倍総理の対抗馬すら出せない「総裁選」の体たらくを強烈に批判していました。
ホント、自民党は安倍政権になって以来、完全に変質してしまいました。
谷垣某も、石破某も、平和政党を標榜していた公明党も
情けない限りではありませんか!
オジサンは2時間が限度でした。(笑)
すっかり疲れ果てて地下鉄の駅に向かいましたが
次から次へと人が押し寄せて来るのでまったく前に進めません。
すると、どこからか懐かしい歌声が・・・
【Hatsune Miku】 美しき五月のパリ. Le joli mois de Mai-68 �・ Paris. (Japanese) 【vocaloid 2】;初音ミク
美しき五月のパリ・・
昔、デモに参加するときは決まって歌いました。
そう言えば、今回、デモに参加していたミュージシャンの坂本龍一が
挨拶で「パリの五月革命を見るようです」と語っていたのが印象的でした。
足を棒にして赤坂まで歩いて
居酒屋で一人「デモの打ち上げ」をしました。
まあ、40年ぶりのデモ参加でそれなりの感慨はありましたが
つくづく歳月の流れも感じました。
でも、意思表示という点では・・・異議なし! でした。(笑)