まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

横浜夜景散歩

2014年03月31日 | 日記

どこまで横浜で引っ張るんじゃい!
というお叱りの声には聞こえぬフリをしながら・・・

美味しい中華で腹一杯になった後は
すずやかな風に吹かれて山下公園をお散歩でした。
彼女と二人なら盛り上がりますが、家族連れは雰囲気イマイチです。(笑)

♪ 横浜 たそがれ ホテルの 小部屋 口づけ 残り香ァ~

小部屋とはビジネスホテルなのか・・・
などと下らないことを考えつつ、久しぶりに潮の香りを満喫しました。

氷川丸は依然として氷川丸のままでした。
海面の揺らぎを見ているだけで
オジサンは果てしなく想念が浮かんでは消えて行くのでした。

前々から航路標識の「F」が疑問だったのですが
調べてみると「自由航行」とありました。
要するに気をつけてフリーでどうぞという意味らしく
道路の点滅信号のようなものでした。

海べりのデッキを歩いて赤レンガ倉庫へ。
ここはカップルで大賑わいでした。
個人的には函館や小樽のレンガ倉庫の方が好きなのですが・・・

家族は着くなり中のショプに消えて行きました。
私は周囲だけをぶらぶら・・・
もうちょっとビールをと思って中を覗きこみましたが
結構、混んでいるので断念。



フラワーフェスティバルなるものが開催中。
夜桜もそうですが・・・
花や植物をライトアップするのはよくないのではないでしょうか。
どうでもいいけど、夜は静かに寝させてやれよ!(笑)

夜景を見ているとセンチメントになりますね。
ああ、俺はこの年まで一体何をして来たんだろう・・・
などと「捨て鉢」な気分になります。
どうしようもなく「厭世的」になってため息を連発したりします。
この性格だけはなんとかしたいと思っているのですが。

結局、大観覧車まで歩いてしまいました。
時間はまだまだ宵の口でしたが
悪いヒザがまた痛み出して、這うようにして地下鉄の駅に直行。
本日の走破距離は23000歩也。
美術館のハシゴに絶品中華に湾岸散歩と
盛りだくさんのスケジュールで「大満足」ということにしておきます。

さあ、今日からは頑張って仕事です

 


うまい中華でした♪

2014年03月30日 | 日記

横浜中華街です。
その日も大勢の人で賑わっていました。
ピアノの練習を終えた息子も途中から合流しました。

中華街は何度も来ています。
来ていますが、今まで一度も「当たり」がありません。
値段の割にはイマイチだったなあ・・・という経験ばかりです。
そこで今回はグルメ通で呑ん兵衛のH女史から
事前に3軒ばかりオススメの店を教えてもらって来たのです。

それが『海員閣』という店でした。
こりゃまたずいぶんレトロな店だなあ!というのが第一印象でした。
表通りから入った露地でちょっと分かりにくいのですが
昔から「行列が出来る店」として知る人ぞ知る老舗なんだそうです。
名前からすると海員さんが足繁く通った店でしょうか。

この日はなぜか行列がなく
前の客が出るとすぐに入ることが出来ました。ラッキー!

どうです、このレトロ感たっぷりの店内!
レジなどはなくてお勘定役のオバチャンは算盤パチパチ!
二階のお座敷へ続く階段は「アイガー北壁」を思わせるような急峻さで
見事にノン・バリアフリーでした。(笑)

名物のシューマイです。
肉々しいほどお肉がミッシリと詰まっているのにジューシー!
素材の良さを引き出すシンプルな味付けでした。
奥にチラリと見えているのは撮り忘れた八宝菜ですが
味わい深いホタテの風味にタケノコとセロリの食感が相まって抜群でした。

唐揚げではなくてブタ天です。
何が美味しいのかわからないので適当に頼んだのですが
カリッと香ばしくてビールにぴったりでした。

絶品がこの「豚バラの煮込み」でした。
うっとりするほどトロトロで、口の中で溶けてしまいそうでした。
うーん、参った!という感じです。
後で聞くとこのお肉をつかった「豚バラ飯」が大人気だそうで
そうか、これをご飯の上にのせて食べたらさぞかし美味いだろうなあ!
と、思ったものの、すでに腹一杯で無理でした。(笑)

ソロバン勘定を済ませて表に出て
ふと見ると店の前では野良猫くんが食事タイム。
中華でノドが乾いたのかグビグビと大量に水を摂取中でした。
オイ、あんまり美食をすると長生きできねえぞ・・・(笑)

中華街も最近は食べ放題が主流のようです。
「食べ放題に旨いものなし」と言うかどうかは知りませんが
たまにはちゃんとした中華を食べたいものです。

本日は久しぶりに「当たり」の店で、美味しい中華を堪能しました。
グルメ通のM女史は今夜もどこかで飲んでいるのでしょうか。
ご紹介ありがとうございました!

では、もうちょっと夜の横浜を・・・

 


♪YOKOHAMA

2014年03月29日 | 日記

久しぶりの横浜で~す♪
横浜は横浜と言うよりやっぱりYOKOHAMAですね。
久しぶりに美術館にやって来ました。

ランドマークタワーは健在でした。
この金属製のグルグルは何かよくわかりませんが
しばらく見ない間にいろんなものが出来て横浜は進化していました。

横浜美術館です。
よくよく考えたら来るのは初めてでした。
何とも豪壮なバブリーな建物でちょっとビックリです。

美術館前の薄紫色のモクレンが満開でした。
ハイカラな横浜には桜よりモクレンが似合うような気がしました。

「魅惑のニッポン木版画」です。
木版画だけの大々的な展覧会は意外に珍しいです。
木版画と言えば江戸時代に一世を風靡した「浮世絵」が代表的ですが
それ以外にも木版画という芸術表現は庶民の間に驚くほど広く根付いていて
ちょっと驚きつつ認識を新たにしました。

うちわや千代紙、本の表紙や絵封筒・・・
確かに木版画はそれぞれの時代に私たちの暮らしを彩って来ました。
月岡芳年、竹久夢二、川瀬巴水、棟方志功の大作もあって、大いに楽しめました。
「魅惑の・・・」という展覧会のタイトルは
いかにも安直だなあと思ったものの、・・・しっかり魅惑されてしまいました。(笑)

その勢いで横浜高島屋で開催中の
大好きな「川瀬巴水」展もついでにやっつけました。(笑)
「郷愁の日本風景」と題された通り
川瀬巴水は大正から昭和にかけて活躍した風景版画家です。
全国津々浦々を旅してスケッチを重ね、それを版画にするという生活を
亡くなる直前まで続け、生涯に600点の作品を残しました。
その類稀なる「詩情」は、私はまさに「版画の詩人」だと思うのですが・・・

すでに画集も持っているのですが・・・
展覧会に行くと必ずポストカードを購入してしまいます。
これを小さなイーゼルに飾って机の横に飾っておくと心豊かになります。
それで仕事がはかどる・・・とういことはありません。(私)

お気に入りはこの「中尊寺金色堂」ですね。
しんしんと降り積む雪の中、石段を登って行く旅の僧侶の後ろ姿。
深々とした詩情につつまれた作品ですねえ・・・

この僧侶は作者自身とも言われています。
川瀬巴水の絶筆です。

たっぷり詩情にひたったせいか、腹が減りました。(笑)
これから久しぶりに中華街に行こうと思います。

メタボには中華は厳禁ですが、本日だけ解禁です。


花の思い出ありますか?

2014年03月28日 | 日記

少女趣味のようなタイトルで何とも気恥しい。
もともと花などには全く興味はなく
公園ジョギングを始めてから多少は花の名も覚えたが
それもすぐに忘れてしまう。



レンギョウの黄色い花が公園のいたるところに咲いている。
これがレンギョウだと知ったのもつい最近なのだが
亡くなった親父がこのレンゲョウが大好きだったのを思い出した。

親父は職業軍人だった。
国民学校の教師から予備士官学校を出て満州へ。
中国本土からタイ、ビルマ、仏印を経て遠くオーストラリア近辺まで進駐。
終戦時は陸軍大尉だったからそこそこのエリートである。

その親父がいつも口にしていた花の名が
この「レンギョウ」と南の島に咲く「ブーゲンビリア」だった。

  春になると揚子江の川べりがレンギョウで真っ黄色になるんだ。
  そりゃあ、見事なもので、息をのむようだったなあ・・・

それだけの思い出話なのだが
見たこともない揚子江の雄大な流れが
対岸が見えないと言われる大河の岸辺が一面黄色に染まる光景を思い浮かべた。
まだ小学生だったが「行ってみたいなあ」などと思った。
親父は大の中国びいきで、いつもウットリするような顔で思い出を語ったが
今日の日中関係を知ったらどんな顔をするだろうか。

サンシュユの花である。
かつては田舎の実家にもあったが、もう切られてしまった。
目の見えない母は春になると
「もうサンシュユの花は咲いたかね」と聞くのが常だった。
見えなくなった花の「残像」を思い出しながら短歌を詠むのが趣味だった。

私の場合は、強いて言えばコスモスだろうか。
戦後、教壇にも立たず、自衛隊にも入らず、市井の人生を生きた親父は
長男だった私を唯一の生き甲斐のように寵愛したらしい。

  お父さんは、あんたが夜泣きすると、いつも庭にで出てあやしてくれた。
  月夜の晩にコスモスが風に揺れていたことを覚えとる。

そんな母の思い出話をもとに
私は24歳の年に「コスモスの伝言」というラジオドラマを書いてデビューした。
親子の確執と和解を描いた甘っちょろい作品ではあったが
山田洋次監督や主演の市原悦子さんから
思いがけぬお誉めの言葉をいただいて泣きそうになった記憶がある。(笑)
単に好きな花と言うより・・・
忘れようにも忘れられない花なのである。



花にまつわる思い出を持つ人は羨ましいと思う。
喜怒哀楽、人生の折ふしに重なり合う「花」があるというのは
やはり「心豊かな」ことではなかろうか・・・
そう思いつつも、相変わらず覚えた花をすぐに忘れてしまう。(笑)

皆さんは「思い出の花」ありますか?

 


桜前線北上す!

2014年03月27日 | 日記

東京でもようやく開花宣言です。
ちょっと待ちくたびれた感じではありますが・・・

ソメイヨシノですね。
公園には1000本をこえる桜の木があって
全体がほんのりと淡いピンク色に染まり始めて来ました。

「桜前線」という言葉はいいですねえ。
鬱陶しい梅雨前線とは違って野山が見る見る華やいでいく光景が見えます。
このまま桜前線にのって旅にでも出たいなあ・・・なんて。

薄曇りの空にしだれ桜の優美な曲線。
見ていると心までやさしく凪いで来るような気分です。

春休みになってヒマを持て余す中学生。
息子に見せたら同級生だそうで、笑ってしまいました。
誰もが高校の合格祝いにスマホを買ってもらったようですが
しっかり勉強もしろよ!(笑)

野球少年たちも心はずむ春。
新メンバーで試合に臨むだけに力が入っています。

せっかく桜が咲き始めたのに・・・
オジサンはなぜか「ボケ」の花にフォーカス中!
まあ人それぞれですが、これからは公園もカメラマンで大賑わいとなります。

これはオオシマザクラですか・・・
清楚で気品があって、とっても好きな桜です。

桜前線はこれから駆け足で北上して行きますねえ。
やがて被災地もピンクに染まるのでしょう。
北上川の桜並木や青森・弘前城の桜も一度見てみたいと思いつつ
果たして今年はどうなるか・・・

咲き始めた桜を見ながら、心は千々に乱れるのでした。(笑)