今日は五月最後の日曜日です。
去りゆく五月にさまざまな思いがよぎりますねえ。
公園の水遊び場は子供たちで大盛況。
芋の子を洗うような騒ぎとはこのことを言うのでしょうねえ。
薫風香るさわやかな季節のはずなのに
今年はやたら「真夏日」が多くていささか異常な五月でした。
何の前ぶれもない突然の噴火でした。
災害は常に予兆もなく突然やって来るものとは言いながら
最近の日本列島の不気味な鳴動ぶりは心配です。
幸いけが人もなく無事に「全島避難」となったようですが
人口150人足らずの小さな島の暮らしが
これからたどる試練を思うと本当に同情を禁じ得ません。
それにしても昨日の強烈な地震・・・
激しい揺れになす術もなくオロオロしながら
やはり忌まわしい「東日本大震災」を連想していました。
その東北の被災地では・・・
仙台と石巻を結ぶJR「仙石線」の完全復旧のニュースに沸いていました。
いささか遅すぎた印象もありますが
線路自体を別の場所に移設したので無理はないのかも知れません。
最近、めざましい「復興」ニュースが聴こえて来ませんが
金沢新幹線の開通などより、はるかに意義も希望もある開通ですよねえ。
取材で石巻を訪れたのは去年の五月のことでした。
仙台~石巻間はロケ車の移動だったので高速で一時間足らずでしたが
帰路は仙石線経由で、途中が代行バス輸送のため、死ぬほど遠かった記憶があります。
あの不便が解消されれば沿線住民の生活にも
観光客の誘致にも鉄道は大きな力を発揮するに違いありません。
その石巻は・・・
数日前に取材に行ったプロデューサー氏によれは
「いやあ、一年前と何も変わってませんね」とのことでした。
広大な更地に一面シロツメグサが生い茂り
東北特有の「やませ」と呼ばれる冷たい海霧が吹き渡る荒涼たる風景。
オリンピックの競技場建設に何千億という話を聞くたび
本当にこの国はどうなっているのかと思ってしまいますねえ。
さて、五月最後の日曜はダービーです。
わが家の新聞にもこんな「特別版」が入っていました。
昨年デビューを果たした6300頭余りの3歳牡馬の精鋭18頭が
その頂点を競う一年に一度の「競馬の祭典」です。
馬券はともかく
久しぶりに写真を撮りに競馬場に出かけてみようと思います。
「ドゥラメンテ」なんて妙な名前はダービー馬には似合わないような・・・(笑)