まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

新宿焼身自殺

2014年06月30日 | 日記

午前中はとてもいい天気でした。
ぷかぷかといろんな雲が流れて楽し気な空でした。

でも、油断はなりません。
近頃は天候の急変ばかりで夏に雹(ひょう)が降ったりします。
ちょっと目を離したスキに雨雲が襲来します。

新宿方面ものどかな夏空でした。
でも、その新宿でまさかあんなことが起こっていようとは・・・
事件を知ったのは午後3時過ぎ
息子のスマホに送られて来たツィートの写真でした。

新宿駅南口の陸橋によじ登った男が
拡声器を使って演説を始めた後、焼身自殺を図ったのです。
男の傍らにはガソリンが入ったペットボトル。
当然のことながら周囲は黒山の人だかりができて大騒ぎとなったようです。

男は演説の後、ガソリンをかぶって焼身自殺。
警察は放水で消火にあたる一方、ロープで男を引きずり下ろして保護。
大やけどを負いましたが命に別状はなかったようです。

こういう事件が起こると嫌な気分になりますね。
演説の内容から「集団的自衛権」の行使に対する抗議行動だったようですが
主張はどうあれ、これは「テロ」と同じ発想ですね。
命をかけての示威行動、よほど思いつめていたのでしょうか。
それに同調する気はまったくありませんが
集団的自衛権に関しては危機感を抱いている人は多いと思われます。
新聞の世論調査では70%が「危険が増す」と答えています。
その危機感がやがて政治への無力感に変わって
こうした過激な行動に出るケースが増えるのは本当に困ったものです。

それまで晴れていた空に
突然、黒雲が沸き立ち雷鳴がとどろき始めました。
やっぱりなあ・・・と思いつつ天候の急変に見とれていました。

やがて叩きつけるような激しい雨。
本当にもの凄い雨で家の中にいても怖いほどでした。
結局、後味の悪い日になってしまいましたねえ。

頼みの公明党が結局は腰砕けで
集団的自衛権の行使はこのまま閣議決定されてしまいますね。
連立離脱などと言いながら、所詮はポーズだったことがよくわかりました。
これはある意味、日本の防衛政策の大転換にもかかわらず
これほど世論が盛り上がらないのはなぜでしょうか。
日本が確実に戦争に巻き込まれる道を
「憲法解釈」などというごまかしの手段で決めては断じてなりません。

焼身はいけませんが・・・心は「傷心」です。(笑)


津川さんのポスター

2014年06月29日 | 日記

週末も雨である。
何となくひんやりと肌寒い。
天気予報が「梅雨寒」だと言っている。

梅雨寒のせいかどうも体調が悪い。
手足の先がどんよりと重く頭がフラフラとする。
脳溢血の前兆かも知れない。

こんな日は頭から布団をかぶって
一日中寝ていたいと思うのだが、なかなかそうもいかない。
午後から所用で都内へ。

帰り道、地下鉄のトイレに寄って出てくると・・・
そこに怖い顔の「津川さん」がいた。

思わず立ち止まってしまった。
最近よく見かける政府の拉致問題啓発ポスターである。
以前、津川さんご自身も生後五か月のわが子を誘拐された経験があって
その関係から起用になったらしい。

そう言えば・・・
来月1日から北京で日朝協議が始まる。
拉致被害者の再調査に対して北朝鮮側から応じて来た恰好だ。
今度ばかりは北朝鮮も本気だと言われるが
相手はとても一筋縄ではいかない「ならず者国家」、果たしてどうだろうか。
全く信用できないと思いつつも
かすかな望みにすがりたい心情もあって、実に悩ましい問題である。

1970年代から80年代にかけて
北朝鮮工作員による日本人の拉致事件が相次いだ。
現在、政府が正式に認定している拉致被害者は17名だと言うが
実際は30人以上の行方不明者がいて拉致の疑いが濃い。
これは明らかに国家主導の「テロ」である。
にも拘わらず国際社会が手をこまねくしかない現状に天を仰ぐ。
極悪非道なテロ国家に鉄槌を下す術はないものか・・・

津川さんは「親の愛は世界を動かす」と言うが
もう残された時間がないのである。
拉致被害者家族の高齢化は今さら言うまでもなく
もう待ったなしの状況である。
役人任せではなく、安倍さんはなぜ自分で北朝鮮に乗り込まないのか!
偉そうに「外交の安倍」を標榜するなら
今こそその真価を発揮すべき時ではないだろうか・・・
集団的自衛権への異常なまでの「執念」をぜひ拉致問題に!

なとと力説していたら、また調子悪くなって来た。(笑)
本日はやっぱり布団をかぶって寝ることにする。

 

 


板谷波山の大回顧展

2014年06月28日 | 日記

東京・六本木の「泉谷博古館」に来ました。
住友コレクションの膨大な収蔵品を展示する美術館です。
京都・鹿ケ谷の泉谷博古館の分館ですね。

名前は知っていましたが来るのは初めてです。
六本木「泉ガーデン」の裏手で
周囲には各国の大使館が点在する緑あふれる高級住宅地です。

陶芸家・板谷波山の没後50年の大回顧展です。
家人が大の「板谷波山ファン」なのでお供で連れて来られました。
不勉強で名前も知りませんでした。(笑)

波山は「近代陶芸の巨匠」と呼ばれるそうです。
東洋の古典的意匠にアール・ヌーボー様式を取り入れながら
独自の芸術世界を確立した先覚者で
陶芸家としては初めての文化勲章受章者です。



波山の作品は俗に「石もの」と呼ばれる硬質な肌合いの磁器で
大ぶりの壺類などが圧倒的に多いようです。
伊万里や有田、中国の青磁や韓国の白磁の系列でしょうか。

私の好みは茶碗や花入れで壺は余り好きではありません。
備前や志野といった「土もの」の素朴な風合いの陶器が好きなので
どうもその魅力がピンと来ません。

ただ、作品をじっくりと見るうち
やがて「人の手が作り出す」ものの美しさにハタと気がつきました。
例えばこのシンプルなデザインの壺・・・

ほとんど完璧な意匠でスキがありません。
磁器ならではの独特の冷たくすべらかな光沢には孤高を感じます。
陶器の多くは「火」の力による偶然の産物ですが
ここには計算し尽くされた「人」の力があるように感じます。
素人の拙い感想ですが・・・(笑)

久しぶりに波山を堪能した家人も感激しきりでした。

  「全部持って帰りたい・・・」
  「一日中、撫でていたい・・」
  「美しいと思うものが私と一緒!」

波山先生にあつかましいと怒られます。(笑)



美術館の外は「アガパンサス」が花盛りでした。
いかにも人工的なイメージの花ですが
六本木には似合いだなあ・・・



泉ガーデンの高層ビル群。
野外エスカーレーターのガラス屋根に
降りしきる雨粒がキレイな幾何学模様をつくっていました。
ああ、六本木だなあ・・・(笑)

 


熊蜂を撮った!

2014年06月27日 | 日記

公園の「ハーブ園」を通りかかると「熊蜂」を発見!
勇気を出して恐る恐るカメラを接近・・・

うーん、怖い顔してますねえ。
幸いラベンダーの蜜を吸うのに夢中で私には無関心。
一般にクマバチと呼ばれますが私の田舎では「クマンバチ」と呼びます。
体が大きく羽音が凄いことから獰猛なイメージがありますが
性格はいたって温厚で、ひたすら花から花へと飛び回るのがお仕事です。

わかってはいても
近づくとやはり腰が引けてしまいます。
本人も「よくスズメバチに間違えられて迷惑なんだよ!」
と大いに憤慨しておりました。(笑)

体の大きさにに比べて羽が小さいです。
その分、羽を超高速回転させなければならず羽音が強烈です。

そう言えばリムスキー・コルサコフの名曲
「熊蜂の飛行」は有名ですよね。

泉ゆりの リムスキー=コルサコフ「熊蜂の飛行」

どうです、いかにも熊蜂の羽音を思わせる曲でしょう!
まさにピアニストの超絶技巧です。

クマバチはどうして飛べるのか?
航空力学的にはこの体型にこの羽根では飛ぶのは不可能で
学者の間では長らく謎だったようです。
中には「飛べると信じているから飛べるのだ」という説が
真面目に論じられていたそうです。(笑)

そんなことから熊蜂は「不可能を可能にする」象徴とされ
多くの会社やスポーツチームのシンボルマークに使われているとか。
それならばともう一度カメラを近づけると・・・

突然、蜂が飛び立って私の耳元へ・・・
「ブーン」という不気味な羽音に思わず逃げ出しました。(笑)
ああ、怖かったあ・・・


 


情緒不安定

2014年06月26日 | 日記

久しぶりのOFFで朝寝坊~♪
昼飯がてら近くの商業施設まで買い物に出たのですが・・・

突然、気温が急激に下がって
吹き抜けの天窓にバシバシと雨が打ち付ける音が・・・
雷鳴もとどろき出しました。

オイオイ、聞いてないよ~!
まさかこんな時間から雨とは思わず傘を持って来ていません。
ここのところの「大気不安定」は慣れっこですが
ついつい油断してしまいました。

どんどん雨脚が激しくなって、しばし呆然。
とりあえず昼飯を食べ、食後のコーヒーを飲み、買い物も終了。
なのにまったく止む気配がありません。

まるで水中だなあ・・・
バケツをひっくり返したような
と言うより、風呂桶をひっくり返したような雨でした。



大気も不安定ですが
最近のオジサンの「情緒不安定」ぶりも困ったものです。
何かの拍子に身も世もなく落ち込んだり
かと思うと、俄然、元気が出て「やるぞ!」などと叫んでみたり
まったく日替わり定食のようです。(ちょっと違うか?)

人間の「円熟度」が精神の安定にあるとするなら
十九、二十歳のハナ垂れ小僧のようで、とても還暦の器ではありません。
いつになったら「成長」できるのでしょうか。(笑)

結局、3時間も足止めを食って、ようやく雨は小降りになりました。
雨を愉しむ・・・などという心境にはとてもなれず
ずっとイライラし通しでした。(笑)

雨降って地固まる・・・
ならいいのですが、一面の水たまりです。

まるで池ですな。
こういう光景を見ると妙にうれしくなったりして
やはり「情緒不安定」ですねえ~(笑)

   雨あがり 何処に山梔子 匂い来る (杉作)