まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

崖っぷち人生

2015年06月30日 | 日記

ふと見上げたら・・・
ネムノキの花が風に揺れていました。
ふんわりと上等な刷毛を思わせるような花ですね。



淡い紅色のおしべが長くて美しいです。
桃のような甘い香りがするそうですが、背が高くて届きません。
三重県の志摩に「合歓の郷」というリゾートがあって
この季節、海の見えるコテージの周りは一面、合歓の花で埋め尽くされます。
それはもう美しい光景で・・ああ、もう一度、行ってみたい!(笑)



合歓の花は咲いても
世界の株式市場は連日の大混乱ですねえ。
言うまでもなくギリシャの債務問題に端を発した金融不安ですが
強気だったギリシャもいよいよデフォルト(債務不履行)寸前で崖っぷちです。
いっそ破綻すればスッリすると個人的には思うのですが・・・(笑)



ギリシャは今やユーロの「お荷物」でしかありません。
いや、単なるお荷物ならまだいいのですが
仲間に山ほどの借金をして迷惑をかけながらも全く悪びれた風がなく
逆に「返せねえものはしょうがないだろ!と開き直り
おまけに「ガタガタ言うならロシアと仲良くするぞ!」恫喝する始末。
まったく手に負えない無頼漢なんですねえ。

もとはと言えば金もないのに「アテネオリンピック」を開催して
巨額の負債をつくったのが間違いの元でした。
周囲の心配にも「大丈夫、大丈夫」と言い張って借金を隠し続け
結局、にっちもさっちも行かなくなったんですねえ。



銀行のATMも預金引きおろしで大混乱!
と言いつつ、どこかのんびりとして危機感がありません。
なにせ全労働者の4分の1が「公務員」というお国柄ですから無理もないです。
一応、朝7時に職場には出るものの、お喋りや休憩ばかりで働かず
午後2時には業務終了、あとは家に帰ってメシ食ってワイン飲んで寝ちゃう
というお国柄ですから話になりません。
それでいて給料も年金も高いのですから天国みたいな国ですね。
ああ、ギリシャに引っ越したい・・・(笑)



お金持ちで成績抜群のメルケル学級委員長も
さすがに堪忍袋の緒が切れて「もう、あんたなんかの面倒は見切れない!」と
ギリシャのユーロ離脱を容認する構えです。
もはや後がない崖っぷちのギリシャ。
私の人生も常在戦場、つねに崖っぷちなので人ごとではありません。



崖っぷちと言えば・・・
昨日はこの猫の話題でテレビは持ち切りでした。
仕事に出るのでテレビを消そうと思ったら画面は生中継の真っ最中。
なぜか国道246の高架下に迷い込んだこの猫
見ている間にも何度か落下しそうになり、思わず絶叫してしまいました。
先日、自分で「たま駅長」の葬儀を揶揄したばかりなのに
まことに恥ずかしい限りです。(笑)

帰宅後、ぶじ保護されたことを知りホッとひと息。
日本はまことに平和であります。


ヤンチャ坊主ですみません。

2015年06月29日 | 日記

空にはのどかな雲がたなびいて
午後になると気温もグングン上昇、暑いぐらいでした。



ギリシャはえらいことになっていますが、日本は平和です。
あの「たま駅長」の葬儀に3000人以上が詰めかけるほど平和です。
でも昔からこんな時は「天変地異」が起こるものです。
やはりと言うか、案の定と言うか、それ見たことか!でした。(笑)



昨日は競馬のドリームレース「宝塚記念」でした。
ダントツの一番人気はG1レース6勝を誇るゴールドシップ。
宝塚記念三連覇の偉業がかかっていました。
ただ、この馬は昔から気性にムラがあるヤンチャ坊主で
肝心な時にポカをやらかす癖があります。
今回は大丈夫かいなあ・・・と思って見ていたら、あら・・あらら!
右端15番ゲートのあたりで不穏な動きが!

ゴルドシップは虫の居所でも悪かったのか
スタートの瞬間に突然、立ち上がってしまい大きく出遅れ。
思わず「ああ、やらかしちゃったよ!」と天を仰いでしまいました。(笑)
場内からは悲鳴ともため息ともつかぬ声が・・・



他馬に2秒以上は遅れてしまいました。
こうなるといかにスタミナに自信のあるゴールドシップも万事休す。
完全にリズムを崩して15着に惨敗。



私の勝負馬券も一瞬にして紙くずに・・・(涙)
というのはウソですが、ネットでこんな馬券を自慢している人がいました。
それにしても単勝50万はスゴイなあ・・・



戦い済んで日が暮れて・・・
でも、ゴールドシップがますます好きになってしまいました。
馬の6歳と言えばもう十分に円熟の年齢ですが
にも関わらず、人間の常識や浅知恵をせせら笑うようなこのヤンチャぶり。
円熟を拒否する「荒ぶる魂」を感じてしまいました。

ああ、私もゴールドシップになりたい!(笑)




絵のある暮らし

2015年06月28日 | 日記

久しぶりの上野公園。
久しぶりの国立西洋美術館。
久しぶりのお出かけはずっと雨でした。



ボルドーは画家の名前ではなく
フランスを代表する港町であり世界的なワインの産地です。
ドラクロアの大作が来ているそうですが・・・
本日は企画展はパスして「常設展」を覗くことにしました。



蒸し暑い日でしたが館内はほどよく冷房が効いて快適です。
常設展は何より空いているのがいいですねえ。
それでいて西洋美術館が所蔵する世界の名画が惜しげもなくズラリ。
写真撮影もOKでクセになりそうです。(笑)


   ギュスターヴ・クールベ「波」

西洋美術館に来ると必ずこの絵の前で立ち止まります。
荒波逆巻く真冬のノルマンディー海岸。
この厳しい風景を見ていると身が引き締まる思いになります。
怠惰で安穏とした暮らしに慣れきっている自分を大いに反省します。(笑)


  クロード・モネ「睡蓮」

モネの「睡蓮」がいくらするのか知りませんが
部屋に飾ったらずいぶん暮らしぶりも変わるだろうなあと思います。
自作のヘタなスケッチを壁に飾ったりしていますが
最近はめっきり「新作」が減って空きスペースが目立って来ました。(笑)
モネが無理なら手ごろな値段の画家はいませんかねえ・・・



休憩用の椅子で語り合うご夫婦がいました。
会話の内容はわかりませんが
奥様の「気持ちが落ち着くわねえ」という言葉が聴こえました。
雨の日に夫婦で絵の展覧会・・・いいですねえ。
こちらのお宅には絵が飾ってあるのかなあ、などと思いました。


  ラウル・デュフィ「モーツァルト」

音楽の旋律が聴こえてくるような絵です。
これをピアノ小僧の部屋に飾ったら技量も上達するのでしょうか。(笑)
この夏のコンクールは正念場なんですがねえ・・・



修学旅行中の中学生たちがやって来ました。
最近は原宿やディズニーランドばかりが人気のようですが
せっかくの修学旅行なんだから「美術鑑賞」は最高の学習だと思いますよ。
果たして心に残る名画はあったのでしょうか。
ピカソの前で立ち止まっている男の子がちょっと気になりました。


  ジョルジュ・ルオー「リュリュ(道化師の顔)」

ルオーは一枚ぐらい自分の部屋に欲しいなあと前々から思っています。
もうちょっとマシな人間になれそうな気がするのですが・・・
でも、どう逆立ちしても本物は無理です。
うーん、万馬券か宝くじか、絵のある暮らしも運次第でしょうか。(笑)


雨の日のお出かけ♪

2015年06月27日 | 日記

子供の絵本のようなタイトルで申し訳ありません。
雨の日は仕事での外出は気が重いだけですが
仕事がない日の外出は雨でも「お出かけ」気分満点です。



池袋東口の交差点のド真ん中に
今が盛りの「ムクゲ」の花が盛大に咲いていました。
高さは7、8メートルはあるでしょうか
この際、雨なんか関係ないし!とでも言いたげな勢いでした。(笑)



向かいのデパートの屋上も花盛りでした。
先日、このブログで紹介した西武百貨店の新名所「空中庭園」です。
実は、あれ以来、すっかり気に入ってしまって
家人にも見せてやろうと再訪の機会を狙っていたのですが
うーん、生憎の雨ですねえ・・・



モネの「睡蓮」モチーフにした池です。
傘をさしながら楽しんでいる人も結構いますねえ。
まだまだスイレンの花も咲いてます。



池のほとりで花の世話をする人が・・・
実は私の古い友人にYさんという「造園家」の女性がいるのですが
その後ろ姿にそっくりだったのでビックリしました!



当時、Yさんは「大阪府立花の文化園」という施設の所長さんで
自らブルドーザーやユンボで野山を切り開き
大勢の男性スタッフを指揮して庭園づくりをするカッコいい女性でした。
取材で知り合って以来、年が近いせいか妙に気が合って
スタッフと一緒に飲みに行ったり、バーベキューを楽しんだり・・
やがて週に一回、彼女に「茶花」の手ほどきを受けるようになりました。
Yさんの自然に対する造詣や草花の知識は素晴らしく
ついつい影響を受けてウサギ小屋にヘタな「茶花」を活けたりしたものです。

そのYさんも大きなプロジェクトを任されて大阪から山口県へ。
私もいろいろあって大阪から東京へ。
それ以来、お会いすることはなかったのですが
まさか池袋のデパートの屋上で再会することになろうとは・・・

残念ながらこの女性は全くの別人でした。(笑)



あいにくの雨でしたが
パラソルの下で例の「さぬきうどん」を頂きました。
麺のゆで加減も出汁の濃さも絶妙で、コレ、本当にうまいんです。
あまり食べ物を褒めない家人も大いに納得でした。
お店にかわって大宣伝です!(笑)

さて、これから上野方面で展覧会見物と行きましょうか。

 


恋人なんていらない

2015年06月26日 | 日記

カップルの写真を撮るのが好きだ。
もともと風景写真より「人間」を撮るほうが好きなのだが
中でも恋人たちを撮るのが大好きだ。



ただ単純に「幸せそうでいいなあ~」と思う。
もちろん心の中は見えないから本当に幸せかどうかはわからない。
でも、撮っていると私自身が幸せな気分になるのだ。
別に人間の内実など知りたくない。(笑)



先日発表された政府の「少子化対策白書」によると
20代から30代の未婚の男女で「恋人がいない」人が7割になると言う。
そのような話は何となく風の噂には聞いたことはあるが
実際のデータで示されるとちょっと驚く。
若い世代の7割が「不遇」を嘆いているという現実はやはり尋常ではない。
総理府あたりが何か対策を考えるべきではないか!
と思うのだが、どうもそうではないらしい。



さらに白書を詳しく読むと・・
恋人のいない人の6割は「恋人が欲しい」と思っているが
驚いたことに4割近い人が「欲しくない」と答えているのである。
別に不遇を嘆いている訳ではないのだった。
これはどういうことなのだろう、とオジサンは悩んでしまう。
思わず「いい若いもんが恋人の一人や二人いなくてどうする!」と怒鳴りたくなる。
あ、いや、恋人が二人いたら別の問題が起こるけど・・・



欲しくないと答えた人の最大の理由は・・・

「恋愛が面倒だから」というものであった。
「仕事や勉強に力を入れたい」という答えも多かった。

その「面倒」なところが恋愛の醍醐味じゃないか!
人間という生きものは「恋して悩んで」大きくなっていくものだよ!
ニーチェもそう言っているだろ!言ってなかったかな・・
仕事も勉強も大事だけど、人生にはそれ以上大事なものがあるんだ!
と叫びたいけど、どうも様子が違うのである。



遠くに見える恋人たちもいいなあ・・・(笑)

自慢ではないが、私は恋愛を切らしたことはなかった。
恋愛を面倒くさいと感じたことなど一度もなかった。
山ほど恋愛をして、山ほどフラれても、恋愛に失望したことはなかった。

これも時代の閉塞感の表れなのか・・・
それとも人と人との関係性が根本的に変質したのか・・・
この年になってまだ「恋人がほしい」などと思っているオジサンには
まことに信じがたい恋愛事情なのである。