まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

雪だるまとペチカ

2012年01月07日 | 日記

冬の遊園地で遊んだ後は併設のコテージで一泊した。

100平米近くある広い部屋でのんびり・・・
犬と一緒に泊まれる部屋もあって、この日も30棟の部屋はほぼ満室。

うれしいのはリビングに暖炉があることだ。
薪や新聞紙、着火剤もちゃんと用意してあって本格的だ。
もちろん部屋の中は十分すぎるぐらい暖房はきいているのだが
この暖炉が愉しみのリピーターも多いと言う。(実は我が家族もそうなのだ)

外はまた雪が舞い始めた。
息子はそれを見て我慢しきれないように飛び出して行った。

恒例の雪だるま制作だ。
私も最初は手伝ったのだが余りの寒さに早々に撤退。
雪がアイスバーン状態になっているので丸めにくく悪戦苦闘している。
散々、雪合戦をした後なのに子供の体力は無尽蔵だなあ・・・

で、無格好な雪だるまが完成。
吉本新喜劇風に言えば「今日はこれぐらいにしておいてやろか!」という感じか。

雪だるまづくりの後は露天風呂であ~ああ・・・
先日、フェイスブックで友人がこんな写真をUPしていたのでマネしてみた。
濡れないように実はカメラをビニール袋に包んで風呂に持ち込んだのだが
それに気を取られて床で滑って転倒、お尻をしたたかに打った。
そんな涙ぐましい一枚。

併設のレストランでの夕食はフランス料理。
とても美味しかったが、例によって食い気が先走って写真を撮るのを忘れてしまう。
メインディッシュのローストビーフを食べ終わる頃にはお腹は一杯だった。

夜になるとしんしんと冷えて来る。
雪もまだしんしんと降っている。
そして、夜のもう一つの愉しみと言えば・・・

リビングの暖炉に火を入れる。
簡単にそうだが意外に難しく、以前はコテージの人に助けを求めたこともあった。
人間は学習する動物だから今回は無事に着火に成功。
暖炉のある豪邸などに住んだことがないのてちょっとしたブルジョア気分を味わう。

    ♪ 雪のふる夜は たのしいペチカ ペチカもえろよ お話しましょ・・・

そんな懐かしい童謡のメロディーを思い出す。
昔は静かに燃える暖炉の火を囲んでそんな団欒があったのだな、と思う。

思えば・・・スイッチ一つで料理をしたり暖房をかけたりできる「文明社会」では
あるのは管理された火ばかりで「燃え盛る炎」を見ることなどめったになくなった。
もちろん暖炉も管理された安全な火なのだが
自分でマッチを擦り、新聞紙を丸め、薪を組むなどという体験はなかなか出来ない。
田舎の実家では風呂は薪だったし、庭でよくたき火もした。
確かにスイッチ一つは便利だが、その便利の一方で何かを失ったような気がしてならない。

暖炉に火がつくと用意された「マシュマロ」を炙って食べるようになっている。
外がカリッと焦げて中はトロトロ。
息子はこれが大のお気に入りで二つ、三つと次々に口に放り込む。
ダイエット中のオヤジはじっと我慢。

暖炉の火は深夜まで燃え続けていた。
その炎をじっと見ているとさまざまな想念が浮かんでは消えていく。
心がしーんと落ち着いていく。
炎には「癒し効果」もあるのだな、とあらためて思った。

このコテージ一人一泊11000円也!でなかなかリーズナブル。
明日は世界遺産を見に行く!