さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

松子!

2006年06月13日 22時29分42秒 | 映画
こないだですね、
とある友人と、埼玉でジャスコデートをしてきたのですが、
観劇や映画、コンサート観賞を趣味としている、その友人に、
「最近、どんな映画見たいですか?」とか訪ねると、
「間宮兄弟が見たいんだ。塚地好きなんだ~」
とか言うじゃないですか。
「塚地って、ドランクドラゴンの?へーっ。
 あの『嫌われ松子の一生』とかどうですか?下妻物語とか撮った監督で…」
「邦画って、10年以上見てないんだ。」
「……」

塚地ごときで、10年間の封印を切るかに思った、
その彼氏ナシ普通体型の40歳ゲイから、
俺にメールが届くじゃないですか。
「嫌われ松子の一生、観たよ。面白かったよ」

というわけで、観てきました。
画像は六本木TOHOシネマズで「嫌われ松子の一生」。

いやあ、なんていうんですかね。
ブロークバックマウンテンの時も感じましたが、
なんだか俺の浅い体験でこの映画を語るには、
とても申し訳ないくらい、いい映画ですな。

ほら、ゲイってさ、家族だとか地域だとか、
そういうしがらみから切り離された存在じゃないですか。
だからさ、自分の周りにコミュニティをどうやって
作っていくか、どうやって人とつながっていくかというのは、
生きていくうえでとても重要じゃないですか。

それがとても長けている人もいれば、
とても不器用な人もいて、
それだけに、どうやって自分の人生を切り開いていて
楽しいものに、幸せなものにしていくかというのは、
自分の手にかかっていると思うのですよ。

松子は、それが凄く下手な女で、
それでも、死ぬ寸前まで、もいちど、
頑張ってみようと思っていたわけじゃないですか。
そういう必死に生きていこうとする姿勢だとか、
目の前にある幸せにすがりついてしまう弱さだとか、
そういうところが、自分の心をわしづかみにされたわけです。
最期に戻る場所は、やはり彼女の原風景なのでしょう。
泣けました。

それよりも、劇場に案外、お客さんが入っていたことが、
うれしかったです。
主演の中谷美紀は監督から、
「ヘタクソ、女優なんか辞めてしまえっ」と
罵声を何度も浴びせられたらしいですが、
封切の舞台挨拶では
「監督にありがとうといいたい」と涙を流したとか。
いや、そのくらい、いい作品だと思います。

なんだかわけのわからない解説でごめんなさい。
見ていない方は、他の人が書いたちゃんとした解説を
読んでください。ごめん。あとは任せた。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あー観たい! (大福おぢさん)
2006-06-14 00:35:41
今、一番観たい映画です!

ネットの公式HP見て泣いちゃったもんなぁ。



不器用な人、好きだなぁ。

俺もそうだからかな。



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みたい (waipapa)
2006-06-14 08:20:01
因みに、相棒の名前が・・・松子です。

と呼ばれる時があります。爆

でも、よさげな映画ですよね。

ぜんぜん内容は知らないんだけど。



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Unknown (kumazzzo)
2006-06-15 03:42:53
>大福おぢさん



すごくわかりやすい典型的な不幸な女の

ストーリーなんだけれど、

やはり心を打つのは、なんだろう…

自分で生きようと必死になっている姿かな。

とても不器用でしょうがない女なんですけれどね。



観てのお楽しみです。

ぜひ、おぢさんの感想聞かせてください!



>waipapa



松子か~。どんな相棒!?

俺なんかがいいですよ~って言ったところで、

あまり説得力がないけれど、

絶賛されている方も多いので、

ぜひご覧になってくださいね、



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松子 (だいくん)
2006-06-17 23:51:57
とある人に、「生き方がそっくり」といわれ、怖くて見れない映画です。

すごく惹かれるんだけどね。。。

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Unknown (kumazzzo)
2006-06-18 01:19:00
>だいくん



観て損はないよ、絶対。

似ているかどうかはわからないけれど、

どこかしら松子と同じような体験、思いをして

生きてきていると思うから、

決して、絶対、松子は映画の中のことと、

感じてしまうことはないと思うよ。

ただ、演出などの表現に好き嫌いを感じて

しまう人も、いるかもなあ。



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