日付が変わって、31日。
もうすぐ一年が終わります。
ブログを続けていてよかったと思う理由の一つとして、
その時の自分が何を感じ考えていたのか、
振り返ることが出来ることだと思うんですね。
こうしてインターネットで公開している以上、
他人からどう見られるか考えて書くわけだから、
多少は、良く見られたかったり、
悪く見られないような内容ではあるのですが、
その言葉の裏側に、どんな自分がいたのか、
鮮明な記憶でよみがえるような気がします。
「たぶん、今日も明日も明後日も、
思うこと考えることなんて、たいして変わらなく、
ただいつもと同じ繰り返し、失敗が続いていくのでしょうが、
そういう毎日の中で、
少しでも変化を感じるように、
自らの枠を広げ変えていけるように、
新しい価値観を持ち得るのならば、
それは、とても素敵なことだと思います。
いい一年になることへの期待を込めて。」
これは、去年の大晦日に書いたブログの一部です。
このときの自分は、とても大きな声で言えないほど、
歩む道を見失っていました。
仕事上の失敗や私生活での堕落の渦中で、
もがくこともやめてしまっていたかもしれません。
劇的な変化が「やってくる」ことを待っていただけかもしれません。
30代に入り、20代の自分には感じることさえなかった
不安や心配が、徐々に頭に過ぎるようになりました。
仕事のこと、健康のこと、お金のこと、親のこと…。
それぞれの問題が心配となりはじめてもなお、
自分は、まだ逃げていたのかもしれません。
僕は深い海で溺れていました。
でも、どうしても、生きたかった。
このまま死ぬのが、怖かった。
ガンで命を失うかもしれない、闘病中の会社の先輩の存在が、
僕の中で大きくなっていきました。
とある友人の手を借りて、
反転のきっかけを作ることにしました。
自分の歩む道はいつもがけっぷちで、
右や左にふらふらしてばかり。
それは、まっすぐ歩くことが難しいことの裏返しで、
誰かの助けが必要でした。
友人に薦められ映画を見て、
街を歩き、いろんな風景に出会い画像を撮りました。
なにか闇を忘れ夢中になれるものが欲しかったのです。
次第に、自分は暗い闇から解放されるようになりました。
6月に行った沖縄や8月の東京レズビアン&ゲイパレードは、
そんな自分を、また一歩踏み出すきっかけとなりました。
刺すような陽射し、そして交通や通信も不便で、
物資も少ない厳しい離島での暮らしぶりは、
自分にとって何が大切で、何が大切でないのか、
僕にそんな選択を迫られているかのように思いました。
パレードでは、歩いて感じたのは
自分が紛れもないゲイであるということ。
ゲイであることの自信につながるようでした。
そうして、今の相方さんに出会い、
こうして、年末を迎えています。
まだまだ僕は、一歩を歩き始めたばかりで、
来年も再来年も、まだ厳しい道のりは続くかもしれません。
世界中の不幸が自分ただひとりに降りかかってくるような出来事が、
自分に待ち構えているかもしれません。
しかし、今年強く思ったのは、
「いつか、きっと」という希望は決して失ってはいけないこと。
どんなに落ち込んでも、
その言葉だけが、自分を前向きにさせることができる、
唯一の根拠です。
だれだってそう思うことは自由なのだから。
いい一年でした。
僕を支えてくれた、全ての人に感謝せねば。
いつか、きっと皆さんに恩返しできる日を迎えられよう、
頑張って生きていこうと思います。
長くて、内向きでつまらない文章で、すいません。
画像は…沖縄県竹富町、波照間島のさとうきび畑。
海の向こうは、もう、フィリピン。
今年一番感動した風景です。
もうすぐ一年が終わります。
ブログを続けていてよかったと思う理由の一つとして、
その時の自分が何を感じ考えていたのか、
振り返ることが出来ることだと思うんですね。
こうしてインターネットで公開している以上、
他人からどう見られるか考えて書くわけだから、
多少は、良く見られたかったり、
悪く見られないような内容ではあるのですが、
その言葉の裏側に、どんな自分がいたのか、
鮮明な記憶でよみがえるような気がします。
「たぶん、今日も明日も明後日も、
思うこと考えることなんて、たいして変わらなく、
ただいつもと同じ繰り返し、失敗が続いていくのでしょうが、
そういう毎日の中で、
少しでも変化を感じるように、
自らの枠を広げ変えていけるように、
新しい価値観を持ち得るのならば、
それは、とても素敵なことだと思います。
いい一年になることへの期待を込めて。」
これは、去年の大晦日に書いたブログの一部です。
このときの自分は、とても大きな声で言えないほど、
歩む道を見失っていました。
仕事上の失敗や私生活での堕落の渦中で、
もがくこともやめてしまっていたかもしれません。
劇的な変化が「やってくる」ことを待っていただけかもしれません。
30代に入り、20代の自分には感じることさえなかった
不安や心配が、徐々に頭に過ぎるようになりました。
仕事のこと、健康のこと、お金のこと、親のこと…。
それぞれの問題が心配となりはじめてもなお、
自分は、まだ逃げていたのかもしれません。
僕は深い海で溺れていました。
でも、どうしても、生きたかった。
このまま死ぬのが、怖かった。
ガンで命を失うかもしれない、闘病中の会社の先輩の存在が、
僕の中で大きくなっていきました。
とある友人の手を借りて、
反転のきっかけを作ることにしました。
自分の歩む道はいつもがけっぷちで、
右や左にふらふらしてばかり。
それは、まっすぐ歩くことが難しいことの裏返しで、
誰かの助けが必要でした。
友人に薦められ映画を見て、
街を歩き、いろんな風景に出会い画像を撮りました。
なにか闇を忘れ夢中になれるものが欲しかったのです。
次第に、自分は暗い闇から解放されるようになりました。
6月に行った沖縄や8月の東京レズビアン&ゲイパレードは、
そんな自分を、また一歩踏み出すきっかけとなりました。
刺すような陽射し、そして交通や通信も不便で、
物資も少ない厳しい離島での暮らしぶりは、
自分にとって何が大切で、何が大切でないのか、
僕にそんな選択を迫られているかのように思いました。
パレードでは、歩いて感じたのは
自分が紛れもないゲイであるということ。
ゲイであることの自信につながるようでした。
そうして、今の相方さんに出会い、
こうして、年末を迎えています。
まだまだ僕は、一歩を歩き始めたばかりで、
来年も再来年も、まだ厳しい道のりは続くかもしれません。
世界中の不幸が自分ただひとりに降りかかってくるような出来事が、
自分に待ち構えているかもしれません。
しかし、今年強く思ったのは、
「いつか、きっと」という希望は決して失ってはいけないこと。
どんなに落ち込んでも、
その言葉だけが、自分を前向きにさせることができる、
唯一の根拠です。
だれだってそう思うことは自由なのだから。
いい一年でした。
僕を支えてくれた、全ての人に感謝せねば。
いつか、きっと皆さんに恩返しできる日を迎えられよう、
頑張って生きていこうと思います。
長くて、内向きでつまらない文章で、すいません。
画像は…沖縄県竹富町、波照間島のさとうきび畑。
海の向こうは、もう、フィリピン。
今年一番感動した風景です。