さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

たとえば、炊き込みご飯を作る炊飯器を開ける瞬間とか。

2012年10月29日 22時33分51秒 | いろいろ

…秋の夜長。

録り貯めていた「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)を見ていたら、

秋になって日照時間が減ると、幸せホルモンが減少し、

もの悲しくなると、おおたわ先生が話していたのですが、

自分は悲しくはならないけれど、確かに秋は、なにか、いつもは、

きっと大丈夫だろうと思って気にしてないことが、急に気になって、

どうなっているのかなと、ふと、案じることがあります。

自分は、他の事や他の人の事が気にできる余裕が出来たからなのかなと思っていたけど、

ちょっと違うのかもしれません。

遠い街の住む友達の事、昔からの友達の事、近くにいる友達の事、昔の上司の事、会社の元同僚の事。

自分は人づきあいがマメじゃなくて、かける言葉やメールも不器用で、

しかも、直接コンタクト取ることができる人ばかりじゃないから、厄介。

まあ、いいや。

もどかしさは、もうずっと自分が抱えていかなくちゃいけないと、腹をくくっていたりします。

 

最近、鮭の炊き込みご飯を繰り返し作ってます。

調味料を適当に入れ、鮭を入れて炊き込むだけなんで、

レシピってほどじゃないけど、一度覚えたレシピが美味しいと、ずっと繰り返す傾向にあります。

会社で夕飯の支度の話で盛り上がった時に、炊き込みご飯つくってるんだって言ったら、

「まあ、ちゃんと作ってるんですね~」と言われたけど、

作るのは炊飯器。ぼくは、待つだけ。

 

お釜に研いだ米に、水と、みりん、しょうゆ、塩昆布、顆粒のだしの粉末を適当に入れ、

スライサーで切ったにんじんと、半額になって安かった鮭を冷凍のまま骨だけちょっととって、ぼんと入れて、

あとは、炊飯器のスイッチを入れるだけ。

時間は測ってないですが1時間弱で、出来上がってくれます。

炊き込みご飯は、炊飯器を開ける瞬間が、一番幸せ。

なんとも言えない匂いが蒸気と一緒に噴き出します。

大好きな大葉を散らしたら、幸せホルモンが増えて、

人恋しさも、もどかしさと一緒に、どこかにふわっと湯気になって消えていってしまうようです。

 


願い事は、チョコバット3本じゃ叶わない。

2012年10月23日 00時04分50秒 | いろいろ

…豊島区雑司ヶ谷。

たまーに、鬼子母神堂に行きたくなります。

前に行ったのは、2月ごろだったかな。

忘れたころに、すっと吸い寄せられるように、いつのまにか、境内に立っています。

都電荒川線の停留所を降り、狭い車道に、高く伸びるけやき並木のぬけて、

密集した住宅街の中に、ぽこっと現れる境内。

お堂の向かって左側には、江戸時代から続くと言う駄菓子屋。

時間が止まったような空間で、ちょっとだけ、自分も小休止です。

 

駄菓子は着色料や保存料を使っているものが多かったからでしょうか、

母親は、駄菓子について、あまり良く言う事がありませんでした。

まあ、駄菓子じゃなければ良かったのかと言うと、

そうでもなく、菓子は太るだのなんだのと、焼き魚の焦げはがんになるだの、

食べるものにはうるさかったですが、

そんなネガティブキャンペーンが、今でもちょっとばかり、記憶の中に残ってます。

そういえば、新宿二丁目のゲイショップで、雑誌を買うと駄菓子をつけてくれるところがあって、

初めて買った時には、その意外な組み合わせに驚いたけど、

まだ、そんなサービスやっているのかな。

雑誌自体を買う事がなくなってしまい、ゲイショップに行くことも少なくなりました。

 

駄菓子というくくりで、一番好きなのは、チョコバット。

薄くコーティングされたチョコと、芯になるパン(?)みたいな部分のバランスが、好き。

駄菓子もコンビニやスーパーで買う時代になって、

駄菓子屋自体がなくなってしまって久しいですが、

ここだけは、これからもずっと営業してくれそうなそんな期待をこめて…

いや、その期待を込めるなら3本じゃ足りなかったかな。


帝国劇場の幕が、本当に僕の目の前で上がった夜。

2012年10月21日 01時46分31秒 | いろいろ

…東京都千代田区。

それを知ったのは、ちょうど一年前。

東京国際フォーラムでの松任谷由実のコンサートで、コーラスがMCでこんなことを言っていたのが、

そもそもの始まりでした。

「ユーミンは来年、おとなりの帝国劇場でお芝居をやるらしいよ。」

おおっ、中島みゆきの夜会みたいなものをするのかーと、驚いたのを覚えています。

ユーミンの長いキャリアの中でも、初めての試みでもあり、

どんな内容になるのか、チケット発売はいつになるんだろう、ずっと気になっていていました。

 

でもですね、「カーグラフィックTV」(ここポイント)などで、自身の絶対的なこだわりを魅せる松任谷正隆が、

観客を裏切ってしょぼいものをみせるようなことはないだろうと、

今回の舞台については、根拠のない不思議な信頼をおいていました。

でもって、東宝のチケット会員に申し込んで、先行予約で申し込んだチケットが当たった時、

また別の意味で、言いようがないほど驚いたのでした。

「最前列だー!!しかも、ほぼ中央!!」

この夏、足を悪くして入院していた間も、マスコミへのプロモーションが始まってからも、

自分の目の前で帝国劇場の幕が上がるのを、ずっと楽しみにしていました。

 

帝国劇場の10月公演「純愛物語meetsYUMING8月31日夏休み最後の日」は、

主演の松任谷由実と貫地谷しほりが紡ぎ出す、演劇でもない、コンサートでもない、

今まで見たことがないような新しい舞台に挑戦した作品。

交通事故で意識不明の元カレと、そこに呼び出された元カノが、

夢と現実の間で生まれる不思議な空間を漂いながら、

出会ってから別れるまでをお互いの気持ちやすれ違いを知り、

一緒にやり直そうと決意するまでの物語です。

その物語の進行を松任谷由実が担い、ユーミンの圧倒的な曲のストックの中から、

珠玉のナンバーを披露していきます。

 

今回、歌った曲は、2001年に発売された「acacia(アケイシャ)」というアルバムからの選曲が多かったのですが、

「ジャコビニ彗星の日」「最後の嘘」「anniversary」など、

懐かしい曲からメジャーな曲まで、物語にシンクロする曲を歌いながら、

幾重にも重なる紗幕へ、みごとなライティングと映像が投影され、

演者が奈落からすっと現れ、消えていき、

舞台を見ているようには思えないような不思議な空間に旅行をしているかのような、

素晴らしい舞台でした。

それ以上に、緊張したのは、松任谷由実が、とんでもなく目の前だと言う事。

目の前にあるステージに登ってユーミンに何かしようと思えばたやすく出来てしまう距離で、

ユーミンが歌い、語るわけです。

たぶんそれは、コンサートで最前列にいることとは全く違う緊張感。

ライブのようにかけ声をしたり、立ち上がってしまえば、このショーのすべてはぶち壊れるわけです。

でも、アンコール直前、ストーリーが終わり、ユーミンがステージから去る時、

ユーミンに向けてニコニコして親指で立ててアピールした僕を、一瞬見て、それに応えてくれたのです。

あんなに目の前で、演者のユーミンをずっとみてたのだから、きっと間違えありません。

まるで宇宙人と交信したかのような感覚。

いや、間違えでもいい。そのくらい、僕も主人公たちと、不思議な空間を旅をしたような気分を引きずりながら、

帝国劇場を出てきました。

昨年の秋から、ずっと楽しみにしていた2時間はあっという間でした。

ぜひ、興味がある方は、10月31日まで公演が続いていますので、

当日券でもヤフオクでもチケット手に入れて、行って観ていただきたいと思います。

とにかく、夢のような2時間でした。


昼休みは、平穏でありたい。

2012年10月17日 23時58分18秒 | いろいろ

…品川区大森。

夏の暑い日や冬の寒い日では、

公園で昼飯を食べるのには、ちょっと気持ちが萎えますが、

涼しくなった今は、公園でご飯を食べるのには、とても気持ち良い季節。

どこかの会社が毎年行っている調査で、

サラリーマンの昼飯の平均金額は、およそ500円だとか。

休みの日は、支出がついつい膨らみがちなので、

昼飯だけは、自分も500円をなるべく守って、ちゃんとコストセービングしてます。

買うのに少し時間がかかっても、近くのスーパーや弁当店で買って、

公園へ向かいます。

 

 

先月まで職場があった赤羽の公園は、

子供たちが遊ぶエリアと、ベンチが多くホームレスの方が休んでいるエリアが住み分けされていて、

少々食べづらい環境ながらも、ひとりで飯を食うのが好きなので、あまり気にしていませんでした。

 

大森の職場の近くの公園は、地面が舗装されておらず、砂ほこりなどの衛生面で気になるのと、

ベンチが少ないのもあり、大きなオフィスビルがありサラリーマンが多い割に、

公園で飯を食う人が少ないように思えます。

先日、ベンチで飯を食っていたら、突然、鳩がバサバサと羽音を立てて集まってくるので、

何かと見たら、おばさんの立ち去る姿と、大量の餌がまかれた様子。

鳩に罪はなく、鳩に餌をやらないでくださいというルールがこれだけ社会で叫ばれている中で、

それでも餌をやる行動がどういうつもりなのか、僕にはさっぱり解りません。

ホームレスの人の行動は気にならないのに、おばさんの行動は、どうしても許せない。

イラっとしながら、弁当の空の容器を、ふたつきのゴミ箱の中に入れて職場に戻りました。

 

公園でわざわざ食べなくても、

大森には、昼間のランチだけ500円台から800円ぐらいで食べれる店が多く、

あちこちの店でしのぎを削っている感じがします。

メインの料理以外、すべておかわり自由で500円ランチをやっていたり、

時間限定で500円のランチをやっている焼肉店も。

探せばまだまだ、穴場の店がありそう。

でも、また公園で食べちゃうんだな、きっと。

どうか、餌やりおばさんがいませんように。

そんな公園での昼飯時間が、僕の平穏なひとときです。


都電荒川線と、遠足の秋。

2012年10月14日 23時55分57秒 | いろいろ

…つかの間の休日。

でも休みは、どこかに出かけないと、もったいない。

ずっと部屋にいると、休日を無駄にしてしまったような気がしてしまいます。

だからと言って、一人暮らしにとって、貴重な休みに、出かけっぱなしにはできません。

掃除洗濯など、最低限の家事しかしないけど、

のんびりしながら家事をこなすと、すぐに昼飯になって、

作って食べると眠たくなって、昼寝したら、もう夕方。

それでも、自分は近所や新宿あたりまで出かけてぶらっとしないと気が済みません。

そんな夕方までグダグダなパターンから振り切るためには、

朝早くから、頑張って家事を済ませて、昼飯前には、着替えて外に出て遊びに行く、

強い意志が僕には必要です。

 

10月に入って、ちょっと涼しくなって、少し出かけるのには、とても、いい季節。

多分、真夏なら、そんな強い意志は持てなかったところですが、

先週、今週の週末の晴天は、家事を頑張って片付けるのに充分なモチベーションでした。

頑張って空けた時間。久しぶりに、都電荒川線を目指して、ぶらり旅です。

都電荒川線に限らず、東急世田谷線、鎌倉の江ノ電や京都の嵐電など、

電車と人の距離が近い路線が、とても好きだたったりします。

先週は三ノ輪~王子と、今週は早稲田~王子の2区間に分けて、

それぞれの沿線をずっと、歩いてみました。営業キロで、ちょうど6kmずつで合計12km

沿線に道路が沿ってない部分は、ジグザグに歩いたので、

実際に歩いた距離は、12km以上になったかな。

歩いてみると、都電の写真でありがちなシーンは、ここから撮ったんだなとか、

点と点だった場所が、意外に近かったことに気づいたり、新しい発見も。

 

遠くで遮断機が下りるカンカンと警報音がなって、だんだん近くの遮断機に近づき、

続いてモーター音とカタコトと線路の継ぎ目を通る音。

どんな形やカラーリングの電車が近づいてくるのだろうとワクワクしながら待っていると、

建物の陰から、視界にさっと現れ、あっという間に過ぎ去っていく。

停留所で待つ、遊園地帰りの家族。近づいてくる電車に、あわてて停留所に急ぐ人。

終点でずっとカメラを構えている少年。

別になんてことはない風景なんだけど、

きっと本来なら無機質で人間と対峙しがちなテクノロジーというか、機械が

生活に溶け込んでいる感じが、なんとも心がほっとする理由なのかな。

夜、歩き疲れて眠りに落ちる夢と意識の境目で、ふと沿線の風景が浮かび、

きっと楽しい遠足にでも出かけたつもりだったんだなと感じた、そんな秋の週末でした。


恥ずかしさって、何だろう。

2012年10月12日 23時56分25秒 | いろいろ

…仕事の帰り道。

乗り換え駅の新橋は、サラリーマンで溢れている。

新橋って、やはりおっさん率が高いんだよなあ。

他の街にもおっさんはいるが、なにがその景色に違いを生んでるのかと感じた時に、

学生や若い女性が極端に少ないからなのかなと思ったりします。

若いころは、40代のおっさんと付き合うのなんて、絶対ないなって思うほどだったけど、

会社の中で日本の動かしているっぽいおっさん達の中に、一緒にまぎれて新橋を歩いていると、

おっさんまみれの中、働くおっさんっていいなあと、高揚感を感じます。

 

でも、そんな立派なサラリーマンと違い、僕は、吹けば飛ぶようなもの。

金曜日なんで、ゲイバーで飲んで帰りたいところだけど、

節約しなくちゃと我慢し、仕事帰りに職場の近くのスーパーで、

自炊用の食材や、日用品を買い込んで買える。

今日は白菜やら水菜やら、持って帰るのが大変なことなど、ちょっと考えたら解るのだが、

今日は帰って部屋で作って食べるぞ、という意思で、思考回路を切断して買い物かごに放りこんでいったら、

通勤にしては大きめのバッグも、パンパンに膨れるほどの荷物。

安くて買ってしまった袋焼きそばの5色パックだけ入りきらず、小さなビニール袋に入れて、下げて帰った。

 

大きなバッグを抱えるのは、周りの人には申し訳ないけれど、

ビニール袋からインスタント袋麺のパッケージが透けていても、

僕はへっちゃらで電車に乗れちゃいます。

電車の中でも、なるべくコンパクトに抱え、今日も新橋で電車を降りる。

一斉に階段に向かう乗降客をやりすごそうとして、人混みから離れた瞬間、

ぼくの視線の真ん中に、ゲイの知り合いの影。

しかし、僕の存在に気づかず、まっすぐ通り過ぎて行った。

大体は、男同志に好意を持つ者の、その独特な視線や雰囲気で気づくものだが、

きっと、大きな荷物とインスタント袋麺の入ったスーパーの袋を持って駅を移動するくたびれた姿が、

それと気づくのを邪魔したのだろう。

知り合いに気づいてもらえなかったのがどうこうじゃなく、

ゲイっぽさが、まったく消えていること。

その時初めて、インスタント麺の入ったスーパーの袋を持って新橋駅を歩いたことを、

恥ずかしく感じたのでした。


パフェの前では、これからも、ずっと、いつも、童心で。

2012年10月10日 23時08分44秒 | いろいろ

東京を離れて、ちょっと地方の道路を走っていると、ローカルで頑張っている外食チェーン店の、

見慣れない看板が、目に飛び込んできます。

月に一度に訪れる茨城で目立っているのは、いまや全国チェーンだけど、

もともと、地元企業だった「COCO'S(ココス)」は言うまでもないくらい、

あちこちに集中的に見かけることが多く、その間隙を縫うように、

「爆弾ハンバーグ」のコピーが目立つ「フライングガーデン」は北関東中心のチェーン。

現在はコロワイドの傘下の「ステーキの宮」は、栃木が発祥で、東北中心に東日本のチェーン店で、

茨城県坂東市が本社の和食のチェーン店「すぎのや本陣」も、よく見かけます。

 

小売りや外食は、まだまだローカル企業が群雄割拠の状態で、そこから全国を目指したり、

全国チェーンの傘下に入ったりと、営業活動が活発ってところでしょうか。

そんな中、石岡市で度々通りかかる時に気になっていた「珈琲哲学」と書かれた大きな看板。

喫茶店っぽい外装ですが、地方にありがちな大きな駐車場に、独立した建物。

きっと喫茶店風のオリジナルメニューがあるんじゃないかと期待し、その店に、友達に連れて行ってもらいました。

 

「珈琲哲学」自体は、群馬県が本社の店で、

メニューには、トーストやサンドウィッチはなく、どちらかというと、パスタとピザが充実していて、本格的。

それでも、中には、喫茶店らしいメニューもあって、

画像左側の、パスタにソースとチーズをかけてオーブンで焼いた和風クリームのパスタグラタンは、

生姜が効いたソースで、なかなか、個性的。

 

でも、一番、ワクワクしたのは、画像にもある、チョコとバナナのクレープパフェ。

なんつーですかね、出てきた瞬間、「あっ、こりゃすごい」と声をあげてしまうほど、

豪華で盛りの良いパフェ。

しかもチョコとバナナを謳っているのに、生のフルーツもふんだんに使っていて、

とても、ちゃんと誠実な仕事をしています。

 

実家が喫茶店だった自分は、子供のころ、店でパフェを食べたいと言ったら、

たまに作ってもらったりしていましたが、

いつのころか、作る手間がすごくかかることを知って、父親の様子を気にするようになり、

親の前でパフェをリクエストしたり、素直に食べたいものを言う事を遠慮するようになっていました。

もちろん、身内なので、お客さんのオーダー優先で、自分が遠慮するのは子供でも当たり前ですが、

今でもそのことを良く覚えているのは、

父親の機嫌を伺って気を使う事が、子供心に負担に感じたのかもしれません。

 

そんなわけで、おもいっきり、パフェを食べる時間は、

童心に帰って、気持ちを開放するのに似ているのかもしれせん。

大人だからって、おっさんだからって、僕はパフェをあきらない。

いつだって、パフェの前では、子供です。


茨城の空を飛ぶ、イルカ。

2012年10月08日 00時43分14秒 | いろいろ

…茨城県茨城郡大洗町。

親しい友達の付き合いで、月に一度ぐらいのペースで、水戸市内に行く用事があります。

毎回付き合っているわけではないのですが、もう一年くらい続いていて、

だんだん、水戸周辺の地理には、詳しくなっていっています。

とはいえ、自分は車を運転できないので、連れて行ってもらうところしか解りませんが…。

ご存知の通り、茨城は、昨年の東日本大震災で、地震による被害や津波被害もありました。

古い工場だったり廃屋だったりするのかな、

崩壊したまま、手づかずの建物もまだあったりしますが、

最初に行ったのは、ちょうど1年前の9月には、

屋根瓦がブルーシートで覆われていたり、道路がガタガタだったり、

震災の爪痕も残っている場所も多かったのですが、

徐々にそんな場所も、少なくなっていっている気がします。

 

この三連休の中日は、友達の用事の後、

画像の茨城県茨城郡大洗町にある、アクアワールド大洗水族館へ行ってみました。

関東最大の規模の水族館は、サメのコレクションは日本一だそうで、水量1300tにもなる、

巨大水槽「出会いの海」や、マンボウの飼育や、イルカとアシカによるオーシャンライブが名物です。

イルカとアシカのショーは、ハロウィンパーティに行くことが決まったイルカとアシカが、

パーティで披露するために練習している出し物を見てもらうとストーリー。

たぶん、前回行った時も同じような芸をやったとおもうのですが、

ちょっと見せ方を変えたりして、お客さんを楽しませる工夫をしているようで、

もちろん、前回と変わらず楽しいショーでした。

でもって、本当に、年間パスポートを持っているお客さん向けに、ハロウィンパーティをするそうで、

再来週の土曜日に、夜間に水族館を解放するとか。

きっと一晩かぎりのスペシャルショーをするのかもしれませんね。

 

那珂川を隔てて、大洗の隣のひたちなか市の那珂湊の観光魚市場も、

一番初めの時よりお客さんが随分と増えて、賑わいが少しずつ戻っているようです。

今日は茨城県北部も、午前中は雨も降っていて、

屋内型の観光施設に人出が集まったのかもしれませんが、

初めて行った昨年の秋と比べて、朝から多くのお客さんで賑わってました。

 

水中から跳びあがって空中でくるっと海老ぞりになって、一気に海に飛び込み、

大きな水しぶきを上げて、観客を沸かせるイルカ。

内村航平のような、空中感覚をもっているんだろうな。いや、内村航平がすごいのか。

いや、どっちもすごい。

もっと、大きく飛んで、茨城の海に、たくさんのお客さんを呼んで、

たくさんのお客さんの顔を笑顔に変えてほしいな。


ありえない場所に、ありえないものが出来る東京。

2012年10月04日 00時15分08秒 | いろいろ

…職場の朝礼。

「通勤ルートが変わって、銀座とか帰りに寄ってみたりしましたか?たまには寄り道もいいですよ。

東京駅も新しくなりましたからね。」

職場が大森に一時移転して、2週間とちょっとが経過。通勤時間が長くなったことで、

ストレスをためている人がいないか、所属長が気にかけてくれているのだろう。

みんながみんな、銀座や東京を通る人ばかりではないけど、

京浜東北線を使って通勤する人も多く、

そんなちょっと和み気味な話題が、朝の朝礼の中心。

僕は、すでに、先日、友達と一緒に、ぶらっと出かけた新丸ビルから、復元された東京駅を眺めたんだけど、

外からの眺めと同時に気になっていたのは、駅ナカ。

どこかのニュースで、東京駅の駅ナカ商業施設が、またオープンしたとかしないとか。

新たにショップが何件か誕生したと言うけど、そんな空いてる場所あったかな?

そもそも、一体、何回、オープンしているんだろう?東京駅は。

とても不思議な気持ちで、東京駅の中を寄り道してみた。

 

地下に広がるグランスタを覗いてみると、ずっと工事をしていた場所がきれいになっていて、

あっ、ここか!と思った、B1のコンコースの、横須賀・総武快速線のホームにつながる、

丸の内側のエリアは、もう6月後半にオープン済み。

それにしても、こんな場所にこんな空間があったんだと、ちょっとビックリ。

地価が高い東京。ゆえに、ありえないような場所にありえない建物や道路が出来ることが多いように感じます。

僕が東京に来てから、東京駅ひとつだけとっても、構内は、広さが随分と変わったはずです。

 

でもって、今回、東京駅の丸の内駅舎と同じタイミングでオープンしたのは、

セントラルストリートと呼ばれる、丸の内中央口や八重洲中央口をつなげるコンコースと両脇の店。

以前は飲食店があった気がする場所に、スイーツや土産物を売る店が集合した小さなモールが、

2つほど出来て、コンコース全体がきれいになっていました。

 

うーん、自分は食い意地張っているから、楽しいけれど、

どうも、店舗の業種の構成が偏り過ぎてないかな。

もともと、駅ナカは、そういう需要をつかんで大きくなってきたのは解るけど、

これだけ売り場が大きくなると、食い物の店ばかりっつーのも、ちょっとどうかな。

無駄になっていたスペースがどんどん開発されて商業施設になっていくけど、

ほら、もう日本は人口も増えないし、経済規模も大きくならないし、

駅ナカの賑わいが増す一方で、東京のどっかの街の片隅で、人通りが減って、

目に見えて解らない程度に、ちょっとずつ廃れているんだろう。

そして、今はこんなに賑わっている駅ナカだって、社会の変化に取り残されたら、

「あれ、こないだまであった地下街、閉鎖されちゃった?」

なんてこともあるのかも。

こんなこと考えているのは、この中できっと一人だけだろうなと思いながら、

何十年後かの東京駅を、案じるのでした。


鈴虫の音は、心地よくもあり、寂しくもあるけれど。

2012年10月03日 00時30分31秒 | いろいろ

…東京新宿区四谷。

乗った東京メトロ丸ノ内線の電車が、新宿止まりとわかって、

四ツ谷で降りて、ホームで一本次の電車を待つ。

丸ノ内線の四ツ谷駅は、ごらんのとおり、地上にぽこっと顔を出していて、

新宿方面のホームから下を見下ろすと、迎賓館の敷地の下をくぐって出てきた中央線が見えて、

電車が重なるように走る風景は、とても東京らしい風景なんだけど、

赤坂見附寄りのホームには、都心の駅では珍しく、屋根がなく、とても開放的。

桜の時期は、外堀通りの桜がきれいで、今夜は、鈴虫の音が涼しい風に乗って流れていました。

 

そう言えば、帰ってきてネットのニュースのヘッドラインを見ていたら、

流通評論家の金子哲雄先生が亡くなったという一報。

「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)で、

たとえば流通とは全く関係がないような、「路チューに最適な場所」を、

風が吹けば桶屋がもうかるような理論で、ネタのように紹介し、

随分楽しませてもらいました。

享年41歳だったそうですが、病気を患ったのは、昨年からだったとか。

40歳って、いろんな意味で、体調の節目なのかなあ。

まだまだ元気な活躍を期待していたけど、残念だな。

涼しい風と虫の音が、ちょっとだけ寂しく感じる夜でした。


冷やし中華、終わりました。

2012年10月02日 00時38分13秒 | 食べ物の話

…10月。

台風の置き土産の季節はずれの暑さ。

今日、昼飯で入った中華料理のチェーン店で、

隣に座った老人が「冷やし中華ください」と注文したのが耳に入ったのですが、

メニューから外れていて、店員に「ありません」と言われて、しばし無言。

困惑と言うか、むしろむかついているようで、ささやかな抵抗の後、タンメンを注文していました。

 

10月だから、冷やし中華なんてもうないのは、当たり前だろっと思ったのですが、

自分も、そんな老人のわがままが気に触るほど、

久々の暑さにやられそうになった10月のスタート。

前の記事にちょっと書いたのですが、8月は2週間ばかり入院して、それ以来、

9月もブログを放ったらかしていました。

そういえば、今年の夏は、冷やし中華もそうだったけど、大好きなそうめんを食べてなかったな。

入院中の、少しものたりない食事で貯めたストレスを振り切るように、

肉や、揚げ物を随分食べて、体は一回り大きくなりました。

 

今日はこれ食べたとか、あれ食べたとか、そんなこと書いても、

なんか、気持ちが満足しないような気がして、かなり迷っていました。

でもこのままブログを終わりにするのも、なんか中途半端で。

また、ぼちぼち、書いていきますか。