さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

自分のHIVの話もたまには「ちゃんとします」32

2010年12月01日 23時33分50秒 | HIV

そんなわけで、今日12月1日は世界エイズデー。

もう十数年前からWHOによって制定されていて、

日本でも、12月1日を前後に、公的機関の啓蒙活動や民間のイベント、

日本エイズ学会の総会が行われたりします。

そして、今夜は、啓蒙活動のシンボル、レッドリボンにちなんで、

東京都庁のてっぺんが、赤いライトでライトアップされていましたね。

新宿近辺にお勤め、もしくはお住まいの方は、お気づきになったでしょうか?

このブログを始めたきっかけのひとつにも、HIVのことがあって、

感染者の日常が、いかに通常の生活が送ることができるのか、知ってもらいたくて、始めたのですが、

最近は、あまりにも通常すぎて、書くネタがなかったりします。

 

とはいえ、たまには、いろいろ頭をもたげることも、あったりします。

自分はウイルスに感染しているのが解ってから、7年も経っています。

ポジである自分を受け入れる事自体は、意外に簡単で、

感染直後のインパクトも乗り越え、感染を知っていてほしい友達にも告知半年後には話し、

数年前からは、顔写真が出ている自分のmixiのプロフィールに、

ポジをカミングアウトしているこのブログのURLも貼ったりしていました。

mixiのトップ画面見て、プロフィールまで興味持ってくれた人なら、

そのURLの先の内容見て、「あーそうなんだ…」って理解してくれるかも。

そんな思いでした。自分がHIVと過ごす時間の経過を経験していくうちに、

だんだん、自分の中でのHIVのハードルが低くなっていると感じていました。


が、しかし!

今年4月に付き合っていた相方さんと別れて友達関係に戻って、

独身生活を楽しみながら、「男探すぞ!」と意気込んでみたものの、

ポジじゃない相手に自分の病気を告知することのハードルの高さを、

今更思い知らされています。



まだまだ、自分の病気の事を告白するのが、難しいし、怖い。

簡単に言えちゃうかなと思っていたけれど、友達として言うのと、

これから落とそう(落ちそう?)な関係を前提で言うのとでは、当たり前だけれど、

全然違うわけですよね。

相手が受け止められるかどうかもわからないのに、告白するのは重たすぎる場合も。

すべての人に言う必要はないと思っているけど、

その後の関係性とかまで考えると、伝えておいたほうがいい場合もある。

その判断の結果は、僕にとって、後悔となって、重く引きずる時がありました。



でもですね、確実に、かつ雰囲気とかノリも壊さずに、さりげなく

うまく伝えるのには、テクニックがあるような気がしてます。

それは、前提で、HIVについての知識がちゃんと広がっていてくれているからこそ

できるのですが、そのうえで、経験を積んで初めて、会得できるような。

そう、経験を積むためには、モテなくてはならない。

えっ、モテないと駄目?…僕には、ちょっと時間がかかりそうです。

最近、とあるゲイバーの六尺のイベントで、そんな経験をして、ふと感じた、晩秋の夜です。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あ゛? (だい)
2010-12-08 21:24:52
イベント一人でいったん?どうだった?

それはさておき・・・。
知識がいないと受け入れって難しいかもねぇ・・・。
まだまだがんばらないといけないね。
お互いがんばりましょ
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Unknown (kumazzzo)
2010-12-09 07:33:31
>だいくん

言う言わないの線引きも難しいのに、
言って受け入れてくれるかどうかだって難しい。
啓蒙活動をやってくれているからこそ解ってもらえる部分と、
最後はやはり僕ら患者側の努力も必要なんだよね。
頑張っていくしかないね~
返信する
ご無沙汰してました。。。 (ひら莉)
2010-12-11 21:07:56
ご自分の病気の事を、、人に話すのは、、
簡単じゃないですよね、、
kumazzzoさんの病となると、、最初知り合った方は、どう思うのだろう?とかって考えたりするのも分ります、、でも、今は、HIVって、昔より理解する人が増えていて、それにどう向き合うとか、考えられる人が増えてるような気がします。
ちょうど、私が20代前半かな?HIVを初めて知ったのは、、その頃は知識も無かったからただ怖い病だと思っていました。

今はそんな時代じゃないから、ね。

病があってもなくても恋はしていないとね~、

mixiしてるのですか?
私もやってます。同じ名前で、、
いつか覗いてもいいですか?
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Unknown (kumazzzo)
2010-12-12 11:22:20
>ひら莉さん

同じ病気を抱えている人同士で付き合うというのも
解決方法の一つの方法だったりするんですけれど、
感染拡大が続いていることが、反対に病気の理解が広がっているのかなと
そういう感じもしますし、なによりも、
NPO団体などがいろんな啓蒙活動を通じて、
現状をゲイコミュニティに伝え続けていてくれることが、
とても有難いってところですね。
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