そんなわけで、うちの相方さんは、
友達とちょっと遠いところへ旅行に出かけております。
どんな景色を見てくるのか、
いろんな写真や土産話を聞けるのが楽しみなんですけれど、
ここのところ、週に一回ペースで会っていたので、
こんなに会えない期間が空くのは、ちょっと久しぶりです。
今日は、梅雨空の中、副都心線に乗って
おすぎがCMで宣伝していた、あの映画を見たくて、
出かけてきました。
画像は、渋谷区宇田川町・シネマライズで、「ぐるりのこと。」
監督はゲイの方にはおなじみの橋口亮輔監督。6年ぶりに撮った作品だとか。
靴の修理屋だったカナオ(リリー・フランキー)と
子供を身ごもりながら出版社に勤め続ける祥子(木村多江)。
カナオは先輩の勧めで法廷画家に職を変えることを勝手に決めてしまうが、
それでも、二人の生活は、ささやかな幸せに包まれていた。
しかし、祥子は、身ごもった子供を流産し、次第に精神のバランスを崩していく。
カナオは社会で次から次へと起きる事件の裁判の法廷画を書き続けながら、
祥子のそばで、幸せの意味、生きる意味を問い続ける…
なんて、寄せ集めの言葉で文章を書いてしまっていますが、
自分の足りない言葉で感想を書くには失礼なくらい、よい映画でした。
先ほど死刑囚の死刑が執行された東京・埼玉幼女連続誘拐殺人事件や
地下鉄サリン事件、大阪池田小児童殺傷事件など、
実際に起きた事件を連想させるような映画の中の事件の裁判の様子と
一人の女性が自分の流産によって、苦しんで壊れていく様子が
10年という長い時間軸でシンクロしていきます。
法廷で行われるやりとりから、夫は生きることや、幸せの意味を考え、
それが彼女の支えとなり、妻は明るさと希望を取り戻し、立ち直っていく様子が
コミカルだけれど、とてもリアルな夫婦の会話の中で鮮やかに描かれています。
あーごめんなさい、こんな感想しか書けなくて。
リリー・フランキーさんと木村多江さんの二人の感情が交わる長いシーンは
多くの観客は、涙を流していました。
ほんと、夫婦の幸せだとか、スクリーンから醸し出される空気が
とてもすばらしい映画でした。
これを読んだ人も、読まない人も、ぜひ、劇場へ。
友達とちょっと遠いところへ旅行に出かけております。
どんな景色を見てくるのか、
いろんな写真や土産話を聞けるのが楽しみなんですけれど、
ここのところ、週に一回ペースで会っていたので、
こんなに会えない期間が空くのは、ちょっと久しぶりです。
今日は、梅雨空の中、副都心線に乗って
おすぎがCMで宣伝していた、あの映画を見たくて、
出かけてきました。
画像は、渋谷区宇田川町・シネマライズで、「ぐるりのこと。」
監督はゲイの方にはおなじみの橋口亮輔監督。6年ぶりに撮った作品だとか。
靴の修理屋だったカナオ(リリー・フランキー)と
子供を身ごもりながら出版社に勤め続ける祥子(木村多江)。
カナオは先輩の勧めで法廷画家に職を変えることを勝手に決めてしまうが、
それでも、二人の生活は、ささやかな幸せに包まれていた。
しかし、祥子は、身ごもった子供を流産し、次第に精神のバランスを崩していく。
カナオは社会で次から次へと起きる事件の裁判の法廷画を書き続けながら、
祥子のそばで、幸せの意味、生きる意味を問い続ける…
なんて、寄せ集めの言葉で文章を書いてしまっていますが、
自分の足りない言葉で感想を書くには失礼なくらい、よい映画でした。
先ほど死刑囚の死刑が執行された東京・埼玉幼女連続誘拐殺人事件や
地下鉄サリン事件、大阪池田小児童殺傷事件など、
実際に起きた事件を連想させるような映画の中の事件の裁判の様子と
一人の女性が自分の流産によって、苦しんで壊れていく様子が
10年という長い時間軸でシンクロしていきます。
法廷で行われるやりとりから、夫は生きることや、幸せの意味を考え、
それが彼女の支えとなり、妻は明るさと希望を取り戻し、立ち直っていく様子が
コミカルだけれど、とてもリアルな夫婦の会話の中で鮮やかに描かれています。
あーごめんなさい、こんな感想しか書けなくて。
リリー・フランキーさんと木村多江さんの二人の感情が交わる長いシーンは
多くの観客は、涙を流していました。
ほんと、夫婦の幸せだとか、スクリーンから醸し出される空気が
とてもすばらしい映画でした。
これを読んだ人も、読まない人も、ぜひ、劇場へ。
kumazzzoさんも観に行かれましたか。僕も先週の月曜日にひとりで渋谷の劇場まで行って来ました。本当に良かったですよね。
本作のPRの為にコメントしているリリーさんの一言ひとことが含蓄があって、TVでは分からなかった彼の人となりを知ってからは、大ファンになってしまいました。
「いまのご時世、多くの人が誰かと一緒にいながら違う誰かを探している。そういう恋愛を繰り返していると、不安はなくならない。何があっても一緒にいてくれる人がいる。このことがどんなに豊かなことか。」
正に、それに尽きると思うのです。僕も20代後半は、彼に隠れてコソコソと悪さをして来ましたが、今はいいオヤジになって「自分にとって自分がどうありたいのか(本当に自分本位)」という事よりも「彼にとって自分がどういった存在であるべきなのか」を考えるようになりました。
今という時間は『僕だけの時間』ではなく、『彼の大切な時間でもある』という事にやっと気が付くことができたように思えます。
「何があっても一緒にいてくれる人がいる安心感」いま初めてリリーさんが言うこの言葉を、僕達二人がお互いに感じる事ができるようになったのではないかと思います(きっと彼の方は以前からこの思想の持ち主だったと思うのですが)。
いま、ようやく安心して毎日が過ごせるようになったように思えるのです。
kumazzzoさんも見に行かれたんですね~。
先日、たまたま母が監督の橋口さんのインタビューをテレビで見ていたので一緒に観ました。
橋口さんがゲイで実際にうつ病も経験されてリリーさんに励まされつつみたいなことが紹介されてました。
映画館だなんて20年近く入ってないんですけど、
今回の映画、DVDではなくて劇場で観て見たいなと思いました。
二人のやりとりのシーンって、全編を通してだと
それほどないんだけれど、
次第に精神のバランスを崩し生活が乱れていく祥子を
いつも気にしながら、心で見守るカナオの様子が、
仕事中やホームパーティの最中に見せる視線だとか表情に表れて、
きっと、それはただのエロいおやじさんじゃない、
リリーさん自身の視線と重なっていたのでしょうね。
>DASS君
橋口さん自身が、うつ病に悩まされていたんですね。
ゲイで心のバランスを崩しちゃう人は多いけれど、
こうして、その経験がパワーになって、
こんな作品ができるとは、感服ですね。
自分はね、それまで映画ってぜんぜん見て来なかったんだけれど、
同じ会社のゲイの先輩社員に、
「心の栄養だから映画はたくさん見なさい。」
って言ってくれて、それで少しずつ見始めるようになったんだ。
見に行きたくても行けない映画もたくさんあるけれど、
こんないい映画観ちゃうと、
食ったり寝たりする時間が窮屈になっても、
ちゃんと見に行かなくちゃなあと、思ったよ。