さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

食べ放題のイロハを学んだ、懐かしの場所。

2010年02月28日 23時36分23秒 | 食べ物の話
朝6時半。携帯電話のアラームが鳴ります。
寒い…ぱちぱちと、雨が窓を叩く音に、少しびびった今朝は雨の日曜日です。

今日は、年に一度開かれる、東京マラソンの開催日。
今年、4回目を数え、東京の都心の一般道を走れる、
貴重な市民マラソンということもあって、年々人気が出てきていますね。
今朝は、相方さんの友達2人も、
東京マラソンの10kmの部で走っていました。

昨年は、一緒に応募したものの、みごと落選。
今年は、休みが自由に取れる職場環境ではなかったので、
応募もしていませんでした。

でもですね、最近、土日が休みになったので、
せっかくならば、ちょっと雰囲気を味わってみたいと、
朝早くから応援にお邪魔してきました。

ただ、冒頭に書いたとおり、今朝は冷たい雨。
こんなに寒い中走らなくちゃいけないのかと思うと、
これじゃ、誘われても、気軽にエントリー出来ないなと、
思いながら出かけました。

が、しかし!
さすが3万人以上が走る、大イベント。
いつもなら閑散としているであろう、日曜の朝の新宿西口は、
スタートへ向かう人々の熱気で溢れています。
自分達のグループも、参加者と途中で別れて、
スタート地点から2km地点にあたる新宿2丁目付近に移動。
9時過ぎにスタートすると、トップランナーは6分ほどで到着。
コーヒー飲みながら待っていた喫茶店から出て、応援に出ると、
遠く新宿大ガード方面まで、見渡せる限り、
びっしりと、ランナーで埋まっている景色は、壮観でした。

その後、10kmゴール付近の日比谷公園は、大混雑。
一帯のエリアは、皇居方面から品川方面へ向かい、また折り返して浅草へ、
そしてまた浅草から折り返してきて、東京ビックサイトへ向かう、
ランナーが何度も交差する、絶好の観戦ポイント。
ゴールの瞬間は、とてもじゃないけど、人ごみと規制で、
見ることはできませんでした。

沿道からの応援、それぞれのペースや、
思い思いのコスチュームで走るランナーなど、
あの現場にいると、来年は、自分も出てみようと、
ちょっと勘違いしてしまいそうな、高揚感につつまれました。

でも、お昼を食べる前に友人宅で、ちょっとコーヒー飲みながら休憩していたら、
やはり朝からの寒さと疲れで、急に、現実に戻された感じが。
それは、もちろん、昨晩に起きたチリでの地震による大津波警報を伝える
特別番組の緊張感ともリンクしていたかもしれません。

来年は…まだ土日休める職場なら、ちょっとエントリーしてみましょうか。
フルマラソンは、絶対に無理ですが。

そんなわけで、本題は、今日も前振りとまったく関係なく、青春の思い出の話。
画像は、新宿区新宿3丁目「シェーキーズ新宿通り店」で、ホリデーバイキング。
先日、会社の先輩の組合員と、ご飯を食べてきました。

シェーキーズの食べ放題は、昔から有名でしたよね。
15年くらい前かな、自分が学生時代で、ゲイの友達と、遊び始めた頃、
みんなで、よく食べに行っていました。

何といっても、ポイントは、価格の安さ。
休日なので、カレー食べられて1180円ですが、平日は、850円。
東京で若いころを過ごした組合員なら、だれもが一度は通ってきた道と言っても
過言ではないかと思います。

自分は、シェーキーズでのビュッフェは、すごく久しぶり。
昔はよくお邪魔していたこの店も、店内に入ったとたん、何年振りだろうと、
懐かしささえ、覚えました。

僕は、この店で食べ放題のイロハを学んだようなものです。
テンポよく食べていくことの大切さ。
お腹にたまり、かつ塩辛くて喉が渇くポテトは後回し。
たとえ喉が渇いても、最後の最後、本当におなかがいっぱいになってから…などなど。
土日料金で、すこし割高になっているカレーさえも、
おなかがいっぱいになると思って、まったく手をつけませんでした。

昔とちょっと違うと思ったのは、
ピザが少しおいしくなっていること。
昔はもっとそれなりな感じのように思えたのですが、
チーズもしかり、クリスピーな生地もしかり、
時代が変わって、技術だとか、食材の調達だとか、
いろんなことが可能になったからなのかな、どうなのかなと、
勝手に想像してしまいました。

この日も、シェーキーズは、入り口に列ができるほど、
学生から家族連れ、外国人まで、大人気。
これだけ時代が変わると、昔と全然変わらないのでは、
ここまでお客さんの人気って続かないと思うんですね。

変わらないと、懐かしく思う、その裏側には、
絶えず移ろう人の気持ちをとらえようとする努力があるのかもしれませんね。

アジフライさえも珠玉の一品に変わる、市場の空気。

2010年02月20日 10時45分00秒 | 食べ物の話
そんなわけで、苗場プリンスホテルから帰ってきました。
毎年、相方さんと一緒に松任谷由実のライブに
連れて行ってもらっているのですが、
ブログにちょっとアップした、
30年前のセットリストで行われた一夜限りのスペシャルライブも、
通常バージョンのライブも、とてもいいライブでした。

苗場では、アルペンスキーのオリンピックの日本代表で越後湯沢出身の
皆川賢太郎さんが、直前まで調整していたようで、
自分が観た日ではないのですが、ユーミンのライブにも観にきて、
ステージに呼ばれて紹介されていたようです。
オリンピック選手の本番出発前の緊張も解れ、
ステージと客席が一体となり、異空間へ誘ってくれる…
夜9時過ぎから始まり深夜12時過ぎるころまで続く、
苗場のユーミンライブの空気感が少し伝わるエピソードでしょうか。

自分は、昔からのファンではないけど、
行くたびに、ユーミンのエネルギーはすごい!と圧倒されます。

新しいものを生み出したり作りだすエネルギーを持ちつづけることとか、
身近にある物や心の、些細な変化だとか動きを、
いつも大切に感じることができる人間であるたいな、などと、
自分を刺激してくれるライブだったりします。

そんなわけで、今日の本題は、そんな苗場の話じゃなく、
市場の新鮮な魚のフライの話。

画像は中央区築地5丁目「築地 八千代」で、あじ・あなごフライ定食。
この日は、青森からねぷたのハネト(踊り手)が雪雲をひきつれてやってくるというので、
東京駅で待ち合わせです。

築地場内にある、こちらの店。
この店の名物は、曜日限定で出る、「チャーシューエッグ定食」という、
煮込まれた肉厚のチャーシューに目玉焼きが添えられた定食が名物です。
以前、テレビで紹介されていたのを見て、知ったのですが、
両側の寿司店の前にできる長蛇の行列と比べて地味だった印象もあり、
これは穴場かと思って、お連れしました。

が、しかし!
穴場だと思ったお目当ては、朝9時で売り切れ。
基本、市場で働く人向けの営業なので仕方ないのですが、
土曜でも朝から多くの一般客が訪れていることに、びっくりです。

でもですね、御覧のアジフライ。
アジフライが好きで、スーパーの総菜コーナーでも結構な頻度で買って食べているのですが、
当たり前ですが、それとはまったく違い、たまらなく肉厚で、うまい!
白身の淡白さとほんのりと脂ののった赤身のおいしさ、魚のうまみのすべてが詰まっているかのようです。
大衆魚のアジが、なにか次元の違うステージに進化しまったかのような一品です。


そして自分は、あなごといえばてんぷらのイメージがあったのですが、
あなごってフライにしても旨いんだと、再認識。
かりっと揚がっていて、ふわっと軽く、ほこほことした白身のお魚の優しい味。
たまらなく贅沢です。

お目当てのチャーシューエッグは食べられませんでしたが、
おいしい定食で、大満足の昼ごはんでした。

この日の週末は、浜松からやってきたセクシーダイナマイトと、そのほか、東京のブロガーさん、
マイミクつながりの方々と一緒に、お台場のB級観光スポットめぐりや、日本一の家電量販店で家電デート
ピアノ演奏のお楽しみ付き、二枚目の落語家さんによる一人会
似くま絵師が個展を開くカフェでまったりなど、盛りだくさんで楽しく過ごさせていただきました。ありがとう!






雪の街を。

2010年02月18日 08時29分21秒 | 食べ物の話
苗場プリンスホテルに泊まってます。
松任谷由実さんのライブにやって来ました。
いや、昨晩はいいライブでした。
30周年、一夜限りの30年前のセットリスト。
すべて、いい曲だった。今年も来れてよかったな。
東京は雪降りみたいですが、苗場は、現在、晴れ。
新聞が買いたくて、ひとりベッドを抜け出して、寄り道してゲレンデを歩いたら、
雪がザクザクと心地良く体を、伝わってきます。
ゲレンデにはユーミンのBGM。今日は最終日。あともう一泊。贅沢な楽しみです。

自分のHIVの話もたまには「ちゃんとします」29

2010年02月12日 15時36分38秒 | HIV
そんなわけで、先日はHIV診察の日。

HIVの患者を診察してくれる病院だと、
土日の外来の診察がないところも多いかと思いますが、
自分が以前お世話になっていた病院は、やはり土日の診察がなく、
平日休みの自分も、シフト制だった仕事のパターンと主治医の外来の当番日と合わず、
昨年から別の診療所に変えていました。

しかも、今年に入って、早々に、勤めている会社で異動があって、
現在は、休みが土日になってしまいました。
もし土日しか休めなければ、病院通いはどうなってしまうんだろう。
内勤だけに、営業のついでに行くような技も使えず、
きっと、年に数日ある土日以外の休みを利用して、必ずその日に行けるように、
数ヶ月前から病院の予約をしておくしかなかったでしょう。
今となってみれば、去年、病院を変えておいてよかった!と
思わずにはいられません。

現在の診療所は比較的予約が取りやすく、
行きたいと思った日の数日前に電話して予約。
ネットでも予約できる手軽さです。
ただ、気軽さゆえに、ついつい抗HIV薬の残りの量ぎりぎりになるまで、
忘れてしまうこともあり、そういう意味では、
処方される薬の量を考えて、次の診察の予約を来院時に入れておくのが、
ベストなのでしょう。

診療所に向かうと、いつものように、渡された番号札で、診察室に呼ばれます。

ドクター「えーHIVのほうは問題ないですね。ただし、血圧は、どうですかねー」
くまぞー「今年になって、仕事かわってデスクワークになったんですよ。動いてないんで今日の結果はやばいです」

体温を測っている間に、ドクターが血圧を測ります。

ドクター「最高が170ですね。ちょっと測りなおしましょう。体重は95kg…」
くまぞー「想定内です。こないだ来た時は90kg以下目標だったんですけどね」

血圧を再測定すると、若干下がって158mmHg。でも、高いことには変わりありません。

ドクター「部屋ではどうですか?」
くまぞー「そーですね…」

そう言って、部屋で測っている血圧を記録している手帳を取り出します。

ドクター「高いですね…ちょっとこのままでは、食事療法に頼るのは限界かと…」
くまぞー「実は以前も、降圧剤飲んでいたんですよ。ただ、朝は飲み忘れが激しくて、
     中止ししてしまったんですよ」

ドクター「その時は下がりましたか?」
くまぞー「いや、全然…」

そういうと、前の病院から申し送り事項が書かれている書類をペラペラとめくります。

ドクター「どんな薬飲んでいたか覚えていますか?この書類には書いてなかったんで…」
くまぞー「あっ、『お薬手帳』には書いてあるかも…あ、ありました。アムロジンですね」

ぺらぺらと本をめくって、処方する薬を考えているようです。

ドクター「それでは、今回はもう少し効きの良い薬にしましょう。いま飲んでいる抗HIV剤とも
     飲み合わせの問題はありません。ただし、一度始めると、なかなかやめることはできませんよ」

そんなわけで、二度目の正直で、降圧剤の処方が始まりました。
抗HIV剤と同じ夜服用なら、忘れることはないでしょう。
ただ、仕事が変わって、仕事中はまったく動かなくなってしまいました。
自然と食べる量、食べる内容を変えていかないと、
大変なことになってしまうことを痛感した、休日の午前でした。

つぶやきで済ませたいわけじゃなく、長々と書きたいわけじゃなく。

2010年02月04日 22時55分26秒 | 食べ物の話
いつの間にか2月です。

外食が続いてしまったので、
たまに早く帰って、部屋でご飯をたべて、
久しぶりにブログでもちゃんと書こうかと思ったら、
部屋で食べたとたん眠くなってしまうという、へなちょこぶり。


♪安さ爆発さくらや~が新宿から消えるというのに。
朝青龍が土俵からついに引退するというのに。
深夜の新宿駅で大阪からやってくる久しぶりの仲間を楽しみに待ったというのに。
とんちピクルス初のホールライブも楽しかったというのに。
東武百貨店で食べた天龍の、やっぱりおいしい、あの餃子も。
駆け込みで食べたマクドナルドのテキサスバーガーも。
セブンイレブンで、つい買ってしまった恵方巻きも。
作りすぎてしまって何日も放ったらかしだった麻婆豆腐も。

…そう、印象に残る出来事もおいしかった食べ物も、
ノートパソコンの前に座ると、とたんに書きたい気持ちが文章にならない。

あまりにも仕事の環境が変わりすぎて、
仕事のほうが私生活よりも刺激が強いからなのか、
単に文章にする気力が萎えているだけなのか。
ツイッターなどの「つぶやき系」が人気なのも、
なんだか分からなくもない、今日この頃です。

それにしても、あれってよくわかないなー、いつのまにか、
知らない人にフォローされている、不思議。
一ヶ月くらい何もつぶやいてないのに、
たぶん、あまり書いてある内容とか考えずにフォローしてるのかな。
そんな今日のブログの文章も、長いつぶやきのようなものです。

そんなわけで、画像は、まぐろ。
寄り道せずに帰りたかったので、
職場の近くにあるスーパーで買って、
バッグに入れて電車に乗ってまっすぐ帰ってきました。

流し台の洗い物を片づけながら、さくを切って、だし醤油の中へ。
冷蔵庫の中を見て、みりんがなかったのに、がっかり。
すじも比較的多い安いまぐろでしたが、
斜めにスライスしたらあまり気にならず、及第点のおいしさでした。

新しい仕事にもだんだん慣れてきました。

今までやっていなかったアイロンがけもしたり、
あまり夜更かし出来ず、夜12時過ぎには寝る。
でも、まだまだ。会社に行っても試運転中の8時間。
会社でもありがたいことに、同じ部署の人達や上司、
入社したころの恥ずかしい自分を知っていてくれる古い知り合いが、
へなちょこな質問から会社生活まで、僕の取るに足らないつぶやきを
一生懸命に、または時には気にかけてくれて、やさしくフォローしてくれる、
そんな、毎日です。