そんなわけで、昨日のiPhoneな日記に引き続き、
自分が忘れかけていた、こんなダイヤルサービスのニュースから。
「『177』が10時間更新されず=気象庁の誤配信原因、陳謝(時事通信)」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100324-00000175-jij-soci
昔はですね…つい最近までは、テレビの天気予報の時間にならないと、
今日の天気予報って、わからなかったですよね。
すぐに知りたい場合や、一週間後などの天気を知りたい時の
週間予報や、国内はもちろん、遠く海外の土地の天気を知りたい場合は、
177を使って知る以外には方法はなかった気がします。
ネットでいつでも天気予報を知ることができるようになって、
どれくらい経っただろう?
さらに、現在地の天気予報や予想気温なら、
地デジ対応テレビのデータ放送のボタンひと押しで、
天気予報が見られたりしますよね。
もっと言えば、「117」番も、今はあまり使わなくなりましたね。
今は、ネットを通じて正確な時間が取得できて、
パソコンやビデオデッキ、携帯電話も時間がずれたりすることがないので、
ずれるものは、すれないもので合わせれば、それでオーケーじゃないですか。
あと、10年もすると、こういうサービスはなくなるのかな。
それとも、視覚障害者の方のために、残って行くのかな。
世の中は、変わっていくなあ。
そんなわけで、本題は、変わっていってほしくない、昭和のナポリタンのお話。
画像は、港区新橋2丁目ニュー新橋ビル1F「むさしや」で、ナポリタン。
最近では、ナポリタンは、
懐かしの喫茶店の味などという紹介をされることが多いですね。
ナポリタン=喫茶店という構図は、
喫茶店というものが、大人へのステップとして機能していたころの
時代のもののような気がします。
軽食といえば、ファーストフード店が主流になりつつあった
団塊ジュニアの世代では、その構図は、崩れつつあって、
喫茶店は子供の頃の記憶のまま、とどまっているかもしれません。
たぶん、僕の中でも、例えるなら、「タッチ」(あだち充)の中で出てきた
「南風」という喫茶店みたいなやつかな。
喫茶店は、今風に言えば「カフェ」なのでしょうが、
カフェは、自分の時間を過ごすのがならば、
昔の喫茶店は、実家の近くにあった喫茶店を思い出しても、
お客さん達とマスターのコミュニティそのものと言えるような気がします。
自分の浅い見識で「喫茶店」だの「カフェ」だのの違いを散々言ってきましたが、
この画像の「むさしや」さんは、実は、どちらでもなく、
8席ほどしかないカウンターのみのお店。
新橋のSL広場の隣にあるビルの中にあるお店ですので、
知っている方も多いかと思います。
カレーやオムライス、焼きそばも出してくれる、軽食カウンター。
カウンターの座席の後ろにはすだれが下がっていて、それが、
お店と通路を隔てる唯一のものです。
僕が東京に上京してきた頃には、こういう、サラリーマン向けの店も、
池袋駅西口の構内など、都内のターミナル駅付近にはありましたが、
駅ナカと呼ばれる駅構内のテナントの鉄道会社の取り組みや、
古いオフィスビルなどの再開発によって、
だんだん少なくなってきているような気がします。
大盛りを注文すると、カウンターの中で炒める音が心を躍らせ、
すぐに出てくる、山盛り出来たてのナポリタン。
出てくると、たしか、この店では、すぐにお会計です。
ケチャップの甘辛い味に、テーブルの上に粉チーズをお好みで。
もちろん、自分はたっぷりかけていただきます。
ピーマンやハム、タマネギもほどほどに、
太めのスパゲティにケチャップにからんで、
フォークで持ち上げるたびに、香ってきます。
でも、そんな香りを味わう余裕も打ち消す、大盛りの量は、
洋食屋や喫茶店、ましてやカフェにもない野性味を帯びてます。
そんなガツガツとした雰囲気漂うナポリタン。
街の眺めが奇麗になって行くのと同時に、
いつの日か、消えて行ってしまわないかと、
僕は心配でなりません。
自分が忘れかけていた、こんなダイヤルサービスのニュースから。
「『177』が10時間更新されず=気象庁の誤配信原因、陳謝(時事通信)」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100324-00000175-jij-soci
昔はですね…つい最近までは、テレビの天気予報の時間にならないと、
今日の天気予報って、わからなかったですよね。
すぐに知りたい場合や、一週間後などの天気を知りたい時の
週間予報や、国内はもちろん、遠く海外の土地の天気を知りたい場合は、
177を使って知る以外には方法はなかった気がします。
ネットでいつでも天気予報を知ることができるようになって、
どれくらい経っただろう?
さらに、現在地の天気予報や予想気温なら、
地デジ対応テレビのデータ放送のボタンひと押しで、
天気予報が見られたりしますよね。
もっと言えば、「117」番も、今はあまり使わなくなりましたね。
今は、ネットを通じて正確な時間が取得できて、
パソコンやビデオデッキ、携帯電話も時間がずれたりすることがないので、
ずれるものは、すれないもので合わせれば、それでオーケーじゃないですか。
あと、10年もすると、こういうサービスはなくなるのかな。
それとも、視覚障害者の方のために、残って行くのかな。
世の中は、変わっていくなあ。
そんなわけで、本題は、変わっていってほしくない、昭和のナポリタンのお話。
画像は、港区新橋2丁目ニュー新橋ビル1F「むさしや」で、ナポリタン。
最近では、ナポリタンは、
懐かしの喫茶店の味などという紹介をされることが多いですね。
ナポリタン=喫茶店という構図は、
喫茶店というものが、大人へのステップとして機能していたころの
時代のもののような気がします。
軽食といえば、ファーストフード店が主流になりつつあった
団塊ジュニアの世代では、その構図は、崩れつつあって、
喫茶店は子供の頃の記憶のまま、とどまっているかもしれません。
たぶん、僕の中でも、例えるなら、「タッチ」(あだち充)の中で出てきた
「南風」という喫茶店みたいなやつかな。
喫茶店は、今風に言えば「カフェ」なのでしょうが、
カフェは、自分の時間を過ごすのがならば、
昔の喫茶店は、実家の近くにあった喫茶店を思い出しても、
お客さん達とマスターのコミュニティそのものと言えるような気がします。
自分の浅い見識で「喫茶店」だの「カフェ」だのの違いを散々言ってきましたが、
この画像の「むさしや」さんは、実は、どちらでもなく、
8席ほどしかないカウンターのみのお店。
新橋のSL広場の隣にあるビルの中にあるお店ですので、
知っている方も多いかと思います。
カレーやオムライス、焼きそばも出してくれる、軽食カウンター。
カウンターの座席の後ろにはすだれが下がっていて、それが、
お店と通路を隔てる唯一のものです。
僕が東京に上京してきた頃には、こういう、サラリーマン向けの店も、
池袋駅西口の構内など、都内のターミナル駅付近にはありましたが、
駅ナカと呼ばれる駅構内のテナントの鉄道会社の取り組みや、
古いオフィスビルなどの再開発によって、
だんだん少なくなってきているような気がします。
大盛りを注文すると、カウンターの中で炒める音が心を躍らせ、
すぐに出てくる、山盛り出来たてのナポリタン。
出てくると、たしか、この店では、すぐにお会計です。
ケチャップの甘辛い味に、テーブルの上に粉チーズをお好みで。
もちろん、自分はたっぷりかけていただきます。
ピーマンやハム、タマネギもほどほどに、
太めのスパゲティにケチャップにからんで、
フォークで持ち上げるたびに、香ってきます。
でも、そんな香りを味わう余裕も打ち消す、大盛りの量は、
洋食屋や喫茶店、ましてやカフェにもない野性味を帯びてます。
そんなガツガツとした雰囲気漂うナポリタン。
街の眺めが奇麗になって行くのと同時に、
いつの日か、消えて行ってしまわないかと、
僕は心配でなりません。