さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

八重山の離島へいらっしゃい。前編「波照間島が僕を呼んでいる。」

2010年07月28日 00時53分58秒 | 旅行

そんなわけで、7月中旬に八重山諸島を旅行してきました。
訪れた島の話を、少しだけブログでお話させてください。

5泊6日のうち、最初の3泊は、波照間島に泊ってきました。
波照間でのスケジュールは、こんな感じ。

1日目 朝6時半 飛行機で羽田発、午前9時半頃石垣着。弁当と飲み物を確保して高速船に乗って波照間島へ、午後1時着。
     民宿到着してから原付を借りる。夕方まで終日海に浮かぶ。夕方7時から飯~星空を見たりしながら、就寝11時半。

2日目 朝6時起床。日の出を見て、8時に朝飯。朝出発の船で宿泊客を見送って、午前中は海に浮かぶ。
     午後、民宿のお客さんと一緒に地元のお宅に刺身をごちそうになり、夕方4時ごろから、また海でシュノーケル。
     夕方7時から飯~夜は星空を眺めにニシ浜まで出かけ、就寝12時。

3日目 朝5時半起床。バイクで島一周して、8時に朝飯。朝出発の船で宿泊客を見送って、午前中は島の中をバイクでめぐる。
     昼ご飯を食堂で食べて、午後も、バイクで島の中を見どころめぐり&おみやげ買い。夕方6時にバイクを返して、荷造り。
     夕方7時から飯~この日も集落のはずれまで星空を眺めに出かけて、就寝午前1時。
     
4日目 朝5時半起床。港で日の出を見て、朝8時食事。残りの荷造りをして、朝9時40分波照間発の高速船で石垣島へ。

いつも、波照間にやってくるときは、朝6時台に羽田を出る石垣行きの直行便に乗ります。
朝4時台には自宅を出ないと空港に間に合わないのと、経由便や午後便に比べ少しチケットが高いのですが、
昼過ぎには波照間に着いて、午後が使えるという利点には勝てません。
JTAの機内では、久しぶりに酸素マスクや救命胴衣の説明を実演で見ました。今、大体がスクリーンにビデオ映して終わっちゃうじゃないですかー。
石垣空港でも、タラップを降りるのも久しぶり!でも、あと何年後に新空港ができれば、立派なボーディングブリッジができるでしょう。




緯度なら、きっと、台北より南。日差しも強いので、日焼け止めは必須。
僕も初めて行った時は、焼きすぎて痛くなって失敗しましたが、
バカ殿並みにたくさん塗っても、汗で流れて、結局焼けます。それでちょうどよいくらいなのです。

今回の主な目的は、シュノーケル。前回の八重山では全然海に入ってなかったのですが、
今回は心行くまで、海にプカプカ浮かんで、さんごや魚たちを眺めてきました。
シュノーケル自体は2回目。2年前に民宿からのツアーを利用しただけなので、ほぼ素人同然です。

波照間は海の透明度が高いらしく、今回、それを楽しみにやってきたお客さんも何人か民宿で会いました。
ただ、そのお客さんいわく、ちょっと期待はずれだったらしいのですが、
僕にとっては、とてもきれいな海には違いありません。

ちょうど干満の差が激しい時期だったようで、
潮が満ちていた午前は、泳いで海岸から離れのは楽なのですが、
ちょうど干潮に向けて潮が引きはじめていて戻ってくるのが大変!
足がつりそうです。

↓干潮時はこんな感じ。



↓アングルが違って比較難しいかもしれませんが、潮が満ちているとこんな感じ。


潮が引いている午後では、午後で水深が深いところまで行くのが大変!
リーフ内の浅いところは、温水プール状態で風呂に入っているかのよう。
深いところまで歩いて行くのですが、水面ぎりぎりのところに珊瑚があったりするので、泳ぐのも一苦労です。
でもいずれにせよ、きれいな珊瑚と魚を見ることができて、楽しい毎日でした。

八重山には名物の民宿がいくつかあり、今回泊った「民宿たましろ」もその一つ。
ちょっと古すぎる建物に窮屈な水回りなど、女性客にはお勧めできないという人もいるのですが、
ここの名物は、そのご飯の量ですが、その量の多さに、宿泊者のほとんどが食べきれません。
また、夜のゆんたくは、宿泊者同士でいろんな話をして旅の情報を入手したり、
気が合えばアドレス交換などして、旅行から帰ってからも、交流したりしたり、
またノンケさんの中には、ここで知り合って結婚して、二人でまた旅行にやってくる人もいます。
そんな民宿の様子が、関西のテレビ局のバラエティ番組で紹介されたことも。
http://asahi.co.jp/shinsuke/backnumber/20100215.html


↓ある日の夕飯。そうめんが以外にたくさんあります。



↓朝食も、朝からこんな感じ。



↓島の酒「泡波」。泡盛なら、1泊2食の中でサービスで出てきます。



何よりも、僕がこの宿に魅かれるのは、
もしかしたら、あと10年したら、こんな民宿の雰囲気が、
もう味わえない時代がやってくるのでは…という想いもあります。

↓軒先を見上げてみる。今回泊った別館のお宅。縁側で寝るのも気持ちいい。



島の中にはお土産物店や食事ができるや居酒屋など、店も少しずつ増えてきましたが、
基本は、各集落に一つずつある売店が中心。昼間の暑い時間帯は、その売店も食堂なんかも閉まってしまうところが多いです。
ですので、「民宿たましろ」では朝ご飯に昼飯用におにぎりを作って持っていくことができます。
ただ、バッグなんかに入れておくと、カラスに持って行かれます。僕は民宿の畳の上のバッグの中からやられてしまいました。

↓大好きなかき氷屋「みんぴか」。軽食も出してくれるが、昼間は店もお休み。



↓「あやふふぁみ」のソーキ定食。軟骨が半透明なゼラチン質になるくらいまで煮込まれていておいちー。






島内の観光名所と言えば、先ほど写真で紹介したニシ浜と、日本最南端の碑、そして星空観察センターぐらいでしょうか。
海水浴場は、ニシ浜以外は、遊泳禁止になっています。
最南端の碑は、高那崎と呼ばれる断崖絶壁が続く海岸の上にある碑で、
記念撮影のスポットになっています。
同じエリアにある星空観察センターはプラネタリウムと天体望遠鏡があり、
集落からも離れていて南十字星などの観測には最適ですが、
きれいな星なら、ちょっと空を見上げるだけで、流れ星がいくつも流れていきます。
ただ、昼間も開館しており、避暑地として隠れた人気だとか。
http://www.town.taketomi.okinawa.jp/island/hateruma/starlight1.htm

↓高那崎。ぽつんと建っているのが星空観察センター。



↓波がバザーン。船越英一郎は何処だ?


他には、草の中に埋もれてしまってあるかわからないかよくわからない史跡がいくつかあるだけ。
そんな史跡をめざして、バイクや自転車で、舗装された道を思うままに走ったり、
でこぼこ道を走っては、人のいない浜でやどかりを見たり、飼いならされている山羊や牛に会ったり、
風力発電や灯台まで行ったり、そんな風にして自分で楽しみを見つけて過ごしたいように過ごすのが、
波照間での遊び方だと思ってます。

↓島で一番好きな景色。僕は、初めてこの景色を見た時、絶叫していたような気がします。



↓集落内。朝の散歩でぱちりと。



↓道端の花。



↓ハイビスカスってやつですかねー。花の名前を知らない男。



↓史跡その1。コート盛と言って、火の見やぐら兼、不審船の見張り所のような所。



↓コート盛の上より。海の向こうに見えるのが、西表島です。



↓ペムチ浜にいるやどかり。踏んでしまいそうなくらい無防備。



↓新しくできた電力発電の風車。台風の時は、倒れるように出来ているスグレモノです。



↓史跡。シムスケーと呼ばれる古井戸。昔は集落があったのかな。でもほんとになにもありません。


↓バイクを借りたレンタルショップ。このレンタル屋の掲示板に僕の写真がお客さんとして載ってます。


また、今回、ちょっとビックリした体験は、地元の方とお知り合いの民宿のお客さんと一緒に、
お宅にお邪魔して、朝獲れたかわはぎのお刺身をいただいたことでした。
どうやら、島をよく訪れる人達の間では、人気のおじいらしく、
宿帳よろしく訪れたお客さんが書きこむノートがあり、僕もお礼のメッセージを書き込んできました。

魚は、朝、おじいが網にかけたもので、自分もかわはぎという魚を実際に見るのも初めて。
かまれる危険もあるので網から取り出すときには、先に目をつぶしてから取り出すのだとか。
硬い皮に包まれていて、おじいはペンチとなたでさばいていくのですが、
作業中にけがをしてしまいました。

↓こんな魚。ビックリ。



↓さばいてます。



↓解体ショーの途中。ギョッ。



大きな魚だったので、食べきれないんじゃないかというくらいの量が
2皿も。自分が泊っている民宿以外からも集まった方も含め計5人とおじいで、ごちそうです。
みんなは自転車でやってきていたので、泡盛を昼間から飲んでましたが、自分はお茶で、乾杯。
魚の身は締まっていて淡白な味わい。おいしくみんなでいただきました。

↓こんな感じの食卓。


他の常連の知り合いの方が送ったという餃子や、最後には完熟のパイナップルもいただいて、
大満足の昼下がり。ただ飯を食わしていただいて申し訳なかったので、
帰ってからお礼状と、俺もおじいに何か送りますと、約束して、民宿に戻りました。

こんな風に、何度やってきても新しい体験とがありし、
いつかは南十字星がちゃんと見える時期にやってこようと、次への宿題も。

↓防波堤より、朝日を望む。夕日がきれいに沈むのを一度見てみたい。


いつも、離島にいると、いつもなら、色恋はすっかり忘れてしまうのですが、
今回、初めて島内で組合の方っぽい男二人組を見かけました。気になってiPhoneアプリを立ち上げると、
どうやらそれっぽいプロフの2人がいて、メッセージを出してみたり、
また中国語圏のかわいいガチムチが200km圏内に表示されたりと、
iPhoneの実力(?)を改めて実感しました。


島は、僕を呼んでいる…と勝手に思っている男。

2010年07月21日 23時53分19秒 | 旅行


そんなわけで、沖縄本島の旅行から帰ってきてから、2週間。
再び、八重山諸島に旅行してきました。

八重山と本島と、一緒にぐるっとまわるのが、自分のいつものパターンでしたが、
どっちもゆっくり旅行したいと思って、今回は贅沢に、どどーんと、別々に行ってきました。

…ボーナスが支給されたばかりにも関わらず、おかげで、もう旅行貧乏です。

でも、自分は、それでいいんだと、思い込ませて、
梅雨明けした東京で、また仕事に向かっています。


今回行ったのは、波照間島と、鳩間島。
位置関係は、地図が一番わかりやすいですが、簡単に説明すると、石垣島の西の方向に西表島があり、
西表島の南側およそ30kmあたりに人口約500人が住む波照間島があり、
西表島の北側およそ5kmのあたりに人口約50人が住む鳩間島があります。

波照間島は一般人が立ち寄れる、日本で最南端の島。
さとうきびの栽培が主な産業で、島の周囲はバイクで30分くらいで回れる大きさです。
自分は、過去3回訪れていて、このブログを昔から知ってくれている方には、
何度も出てきている名前で覚えていてくれている方もいらっしゃるかと思います。

鳩間島は、島の周りを歩いても1時間ほどで歩けてしまう、小さな島。
廃校の危機にあった小学校を、全国から離島に子供を呼び寄せるなど、
「里子」制度によって島の小学校を守ったという話をまとめた本を元に、
成海璃子さん主演で「瑠璃の島」という、日本テレビのドラマの舞台にもなり、
小さな島が注目されたこともあります。
自分は、今回、初めて訪れました。

どちらの島でも、民宿で泊ったお客さん同士で話題になったのですが、
今年の八重山は、去年に比べて、観光客が少ないのだとか。
自分も2年前に行った時に比べて、民宿や船の混み具合などが違った気がします。

お客さんの少なさは島の人たちの暮らしを直撃するし、
かといって、多すぎると、島の良さが失われてしまう。

…どちらにしても、市井の観光客が首を突っ込む話題ではないかもしれませんが、
八重山の離島を、一度訪れたお客さんが、リピーターになって何度も行きたくなる魅力を、
微力ながら伝えられればと思います。
そんなわけで、波照間島と鳩間島の紹介を、2回にわたって、綴ってみたいと思います。


またまた沖縄行っちゃった4DAYS…その6「必ずまた行くと、決めた日。」

2010年07月19日 23時57分35秒 | 旅行
そんなわけで、6月25日~28日まで、沖縄本島に行ってきました。
もう少し旅行記にお付き合いください。
今回は、4日目、最終日の朝からスタート。


……


午前7時半。
沖縄県中頭郡北中城村。


夏の強い日差しが、窓の外の建物に降り注いでます。
宿主は、起きてすぐに、飼い犬と飼い猫に餌をあげ、支度をはじめてくれているようです。

おっちゃん「今日は早めに出かけようかー」


……


それは、昨晩のこと。
実は、今日は、おっちゃんの相方さんと3人で手作りパスタソースで夕食を囲もうと、
予定していてくれたのですが、
昨晩、ちょっとしたお互いの確認ミスで、昨晩、今日の予定を確認したら、
東京に帰る日を一日勘違いしてたことが判明。
飛行機の時間を考えると、どうしても、今夜の、3人で囲んでの食事は無理そうです。

kumazzzo「悪いことしちゃったなあ。ごめんね!ちゃんと確認しておけばよかったなあ」

うれしいのは、沖縄生まれ、沖縄育ちの二人が、
僕をこうして暖かく受け入れてくれていること。
その気持ちがうれしいだけに、残念な思いをさせてしまったことが、申し訳ない。


おっちゃん「それなら、早く寝ようか…」

でも、飼い犬のつむぎさんや、飼い猫のまーぶるさんとお別れするのが、急に惜しくなって、
甘えてくるまーぶるに、ずっとそばにいてあげたくなって、
結局、この日も寝るのがずるずると遅くなってしまいました。
ベッドで横になっても、寝付けたようで、なかなか眠れなかったのは、
きっとそんな気持ちがどこか、ずっとぐるぐるしていたからでしょう。

……


バックパックに荷物をまとめはじめます。
名残惜しいけど、仕方ない。
おっちゃんと僕の準備がそろったところで、荷物を背負って、出発します。

2年前は、つむぎさんはまだ幼かったので、僕らが出かける時は、
一緒についてきてドアから出てきてしまわないように、
おやつで気をそらしてあげないといけなかったのですが、
彼女も成長したのでしょう。なにもしてあげなくても、
ちゃんとお留守番できるようになりました。

また会える。
絶対に会える。
いや、会いに来るんだ。
前回みたいに僕が泣かなくなったのも、
つむぎ同様、僕が成長した証かもしれません。
きっと来年もくるぞという強い気持ちを持って、車に乗り込んでいざ、出発です。


ラジオのパーソナリティ「今日から沖縄自動車道無料化ですが、どうでしたか?」
電話口のリスナー「いつもと変わりませんでしたねー」

沖縄の高速道路でも無料化実験がこの日から始まり、
混雑が予想されましたが、初日の朝はそれほどでもなかったようです。
車は、一路、南部に向けて、疾走します。


向かった先は、南城市にある、斎場御嶽(せーふぁーうたき)。
琉球の民俗信仰で、神様がやってきたり、住んでいる場所を
御嶽といいますが、沖縄各地にある御嶽の中でも、
琉球王朝を作ったとされるアマミキヨという神様が、最初に地上に降りてきた久高島を、
拝めることができる、斎場御嶽は、最高位とされ、
かつての琉球国王は、神事があるたびに、ここに立ち寄って催事を行ったのだとか。
僕らのような者が簡単に立ち寄れるところではなかったはずです。
おっちゃんも自分も、しばしの間、少し緊張感のある、静かな時に包まれます。






続いて、向かったのが安座真港。
斎場御嶽から見えた久高島へ向かいたかったのですが、
帰りに乗る予定だった船が、ドックに入院中で、
飛行機の出発の時間を考えると、島滞在が、1時間足らずに。
でも、一度行きたかった場所。ちょっと無理気味ですが、
船に乗ってみることにします。
出発までには、まだ時間があるので、港を散策です。









kumazzzo「おっちゃん、すごくいい景色だったよ。」
おっちゃん「相方さんが、見送りに来れるかもってメールで返事が来たさ。」
kumazzzo「いや、申し訳ないなあ。ありがたい!」

荷物を積み込み作業の横を僕らも乗り込みます。



しばらくして出発です。高速船なら10分近くですが、フェリーだと20分ぐらいかかります。
すこし、うとうとするくらいの時間で、久高島に到着です。

kumazzzo「自転車を借りよう!」
おっちゃん「たしかあっちだったような…」

久高島は、琉球を作ったとされる神様「アマミキヨ」が、初めて地上に降り立った島と言われており、
古代から、神事と生活が、そして琉球王朝の権威と神事が、強く結びついたのですが、
島に生まれ島に嫁いだ女性が、島の祭祀に参加できるようになるための式で、
12年に一度行われる「イザイホー」という神事は、1978年を最後に、
対象となる女性がいなくなってしまい、ついに、途絶えてしまったようです。
ただ、今でも島のあちこちは、神聖な場所としてまつられ、
住民全員で土地を所有するという古くからの制度が続いており、
今でも、神様と住民との付き合いが色濃く残っています。


自転車を借りて走り出したのですが、どうやら、メインの道とは違っていたようで。




kumazzzo「おっちゃん、早く~」
おっちゃん「ナビで調べてるさー」
kumazzzo「いや、ナビでないんじゃないかい?」
おっちゃん「ナビに出たさ」

ちょっと焦らせてしまったようです。
それでも、行けるところまで、行ってみました。









もうぎりぎりってところまで行って、戻ってきて、自転車を返します。
もしかして、久高島の神様は、またゆっくりと島に来なさいと、
僕らに告げていたのかもしれません。

港から船が出発するときに、島に泊っていたと思われるお客さんを送る子供たちが、
次から次へと岸壁から飛び降りて、見送る姿が見えました。
さよならの気持ちを飾らない様子で、体いっぱいに表現する子供たち。




おっちゃん「うるっとくるさー。俺も飛び込んでみような」

その気持ちは充分にわかるけど、船から飛び降りるのはちょっと危険です。

kumazzzo「あはは、助けてくれないさー」

船が港に着いたら、お昼ご飯にちょうどいい時間。

おっちゃん「すんごくおいしいそばか、すんごく眺めの良い店のカレー、どっちがいい?」
kumazzzo「ご飯粒が食べたいからカレーでもいい??」

そんなわけで、やってきたのは、南城市にある「レストランカフェ くるくま」。
南部の高台から、広いリーフの広がるきれいな海を眺められる、人気のレストランです。
どのくらい人気かといえば、この店にもうちらの組合の方々が何組がいるくらい人気です…
いや、ピークを過ぎた平日の時間帯でも、待たないと入れないくらい人気です。
呼び出しの無線機を持たされるので、待っている間は、ちょっとした展示スペースや、
眺めの良いテラス席で待つことができます。

kumazzo「おっちゃんきれいだねえ」
おっちゃん「ちょっと焦ってきたかも」

この後、おっちゃんの相方さんと合流しなければならないので、
あまりのんびりしてもいられません。
ただし、この海を前にしたら、のんびりせずには居られません。





おっちゃん「kumazzzo、順番だよ」

レストラン内は冷房が気持ちよい!
この敷地内で育てられたと思われるハーブを使った、
アジアンテイスト溢れるカレーが、名物です。
オーダーしたハーブチキンカレーは、ハーブの香りと、スパイスが効いているけど
ココナツの甘さが光るカレーです。




お腹いっぱいとなったところで、いざ、車に乗って、北に向かって出発です。

kumazzzo「相方さん少し待たせてしまったかな」

アメリカ統治下から残るような建物が並び、風景も先ほどまでとはがらっと変わります。
まだまだ知らない沖縄。
次の沖縄旅行の宿題も、まだ盛りだくさんのようです。

しばらくして、おっちゃんの相方さんと合流です。

kumazzzo「本当にわざわざすいません。」
相方さん「(出発が延びて)逆だったらよかったのにね」

本当なら、今夜はおっちゃんの家で、ご飯をご一緒する予定だったのに、
わざわざ見送りのために、時間を開けてくれたことに、深く感謝です。

自分が撮った久高島の写真を相方さんに見てもらいながら、
子供たちが岸壁から飛び込んだエピソードを話し出すおっちゃん。

おっちゃん「感動したさー」
相方さん「昔は男は、みんなああして女の子とか見送ったんだよ。」
おっちゃん「そんな不純な感じじゃなくて純粋だったさ。」
kumazzzo「気持ちを体いっぱいで表していてよかったよね」

楽しい時間はあっという間です。
那覇空港に到着です。
二人にレストランで待っていてもらっている間に、
会社へのお土産を確保するために、モールでお買い物です。

何を買おうか、いつも迷ってしまうのですが、
あまりベタじゃないものをいくつか選んで、再び、レストランへ。
出発時間まで、1時間と少し。
今の自分の状況やユーミンの話、そして念願だったアドレス交換をお願いして、
そろそろ、出発です。

kumazzzo「ほんとわざわざありがとうございました…来年、また来ます!」


2年前は、検査場の中で寂しくなって涙がこぼれたけど、
なんだろう、つむぎとお別れの時もそうだけど、
なんだか、今度は、またすぐ会える、必ず会える気がした。
3回目の沖縄は、今までと違って、
寂しさと同時に次も必ず来るという、強い気持ちが湧いてきました。

来年は絶対に、友達と一緒に来よう。
待っていてくれるはずの友達に会いに行こう。

そんな夏の始まりの旅行でした。

不束者が、また旅に出ることをお許しください。

2010年07月13日 03時07分00秒 | いろいろ
っつーことで、沖縄旅行記4DAYSは、あともうちょっとで完成のはずでしたが、
書ききる前に、また旅行です。
前回沖縄本島と、ほぼ変わらない場所ですが、僕にとってはどっちも捨てがたくて、
JALの先得チケット発売日の朝、じゃ、2回行っちゃえと、旅行貧乏覚悟で、クリックしてしまいました。

そんなわけで、ツイッターもしくはmixiボイス、できればブログでも更新したいと思ってますので、
旅先の風景や、雰囲気もしくは、俺の消息を知りたい方は、
ぜひ、アクセスしていただければと思います。

羽田発は、6時25分。
朝4時台の電車に乗るので、もうすぐ出発です。
仮眠のつもりが、熟睡で、ちょっとびっくり。最後の荷支度しなければ。


またまた沖縄行っちゃった4DAYS…その5「駆け足で流れてく時間を止めてみる。」

2010年07月09日 00時24分38秒 | 旅行

6月25日~28日まで、沖縄に旅行してきました。
しばらく、その旅行記でお楽しみください。

……

午後0時。
沖縄県中頭郡北中城村。

宿主の飼い猫が、とことことベッドのほうへ歩いて行って、寝ている宿主に
ちょかいを出しているようです。

おっちゃん「うっ、んー!」

どうやら、宿主は起きたようです。

おっちゃん「くまぞー、おはよー!…あーごめん!!」

昨晩は遅くまで車を運転して、さらに、僕が寝た後も、起きていのでしょう。
少しでもゆっくり寝ていて欲しかったけれど、
飼い猫のまーぶるや、犬のつむぎさんは、もしかしたら、おっちゃんに、
かまってもらいたかったかもしれません。

kumazzzo「ぱーぱーが起きてくれてよかったねー」

しばし、一人と二匹で、ぱーぱーが起きたこと喜びます。
外はとてもよい天気。金曜、土曜、日曜とだんだん天気が良くなっているようです。

おっちゃん「今日は、北のほうへ行ってみようか…」

急いでシャワー浴びて、出かける支度をします。
今日は、つむぎさんも一緒に途中まで車に乗って、
おっちゃんのご実家へ預けて行きます。

つむぎさんは、ご実家に近づくと、きょろきょろそわそわと。
なんとも、お利口が、かわいらしいですな。
車はおっちゃんのご実家の駐車場へ。
家の前では、どうやら近所の子供たちが集まって遊んでいるようです。
なんとも、田舎らしい風景です。

甥っ子君「こんにちは。」
kumazzzo「こんにちはー。」

おっちゃんの甥っ子君たちやご実家のお母さんとも少し話をしたのですが、
僕みたいな人間が一緒にご実家に行って、
僕とおっちゃんの関係性とか気にすることなく、普通に、
甥っ子君やご実家の方と話ができるというのが、
沖縄の人たちのメンタリティを端的に表しているのかなと、
すごく、不思議な感覚でした。

なんだか緊張して、あまり話せなかったけれど、
どんなこと考えながら暮らしていのかなとか、
普段、子どもと話す機会が少ないだけに、
もっといろんな話きいてみたかったなと、少し後悔です。

車は、再び、北に向けて出発です。

おっちゃん「お昼、A&W寄って行こうか。」
kumazzzo「いいねー。あっちのほうにあるの?」

そんなわけで、やってきたのは、名護市にあるA&W。
ここのA&Wは、ドライブスルーじゃなくて、ドライブインがあります。
つまり、駐車場でインターホンで注文すると、車まで持ってきてくれるシステム。
アメリカ統治時代の古めかしいシステムなのか、
全23店舗中5店舗しかないようです。




おっちゃん「昔はローラースケートで持ってきてくれたらしいよ」
kumazzzo「いや、なんだか、いいねー。青い空とハンバーガー。ありがとうー」

ふとドアウインドウに目を向けると、名護市役所。
つい2か月前には、当時の鳩山首相が、市長とロビーみたいなところで会談していた、
見覚えのある、あの場所です。
辺野古からは随分ありますが、やんばるの中心地的な名護市は、意外に広いんですね。



車は、いよいよ、目的地に近付いてきました。
橋を渡って、屋我地島へ。車は、さらに奥に進みます。
さあ、急いでカメラで写真を…レンズを交換して…
思ったら、おっちゃんは車を止めてくれました。




古宇利大橋。





橋からの眺め。




ビーチ。





kumazzzo「うわーきれいだね」
おっちゃん「海入ったらいいさ。」
kumazzzo「今日は水着持ってこなかったからなあ」

古宇利島は、沖縄県北部にある本部半島の北東側に位置する、
周囲約8km、直径1kmで、島の中央が小高く盛り上がっている小さい島です。
島の産業は、農業と漁業で、ここで獲れるウニが名物だとか。
島自体は、今帰仁村ですが、古宇利大橋で、名護市に属する
屋我地島と結ばれ、現在では今帰仁方面と結んでいた、定期船が廃止になってしまったとか。

道路の開通で、地元の人にとってはもしかしたら不便になってしまったかもしれませんが、
こんなきれいな海に、簡単に来ることができるという意味では、
とてもありがたいことです。
時間を忘れるほど、美しい風景です。

kumazzzo「ずっと眺めてもいいなあ。こんな風景。」
おっちゃん「島も一周できるけど、回ってみる?」

素朴な島の風景と、青い海。
自分も大好きな沖縄の風景の一つです。




…と、のんびりしたいところですが、この後の予定もあって、車で一気に南下。
名護を通って、高速に乗り、那覇へ。
距離があるところを、おっちゃんには、本当にあちこち走ってもらって感謝です。

kumazzzo「おっちゃん、ほんと、申し訳ないよ。」
おっちゃん「また後で!」

お目当ての約束までは、ちょっと時間があります。
実は、一泊目に泊ったゲストハウスに、忘れ物をしていて、
ちょっと寄り道です。

kumazzzo「あのーすいません。一昨日一泊した者なんですけれど、シャツの忘れ物なかったですか?」
スタッフ「あー、那覇に戻ってきてくれてよかった!」

あの日、汗だくになって、ハンガーにかけておいたシャツが、ちゃんと別のところに吊り下がってました。

kumazzzo「ありがとうございます!また泊りに来ます。」
スタッフ「いってらっしゃい!」


……

待ち合わせ付近にいたら、僕の視界の隅っこに、その人が横切りました。
あわてて振り返ると、見覚えのあるスキンヘッドと背中です。

kumazzzo「Ikunoさんー」

気がついてくれたようです。
待ち合わせていたのは、ブログを通じて仲良くさせてもらっているIkunoさん。

kumazzzo「久しぶりです!」
Ikunoさん「いや、予定していたお店が、お休みで、ちょっと別の居酒屋があるのでどうですかー」
kumazzzo「大丈夫ですよ。」

そんなわけで、Ikunoさんに、今回の旅の報告しがてら、お目当ての居酒屋へ向かいます。

向かった先は、モノレール見栄橋駅近くで、「居酒屋野郎りょう次」。
Ikunoさんお気に入りのカフェの系列店ということですが、
入り口から入った瞬間、いい雰囲気の店で、これは、期待大です。

kumazzzo「メニューも、いいですねーお勧めはなんだろう?」
Ikunoさん「お酒は、明日があるからなあ、一杯だけ。」

泡盛で乾杯し、出てきたサラダをいただきます。



kumazzzo「うまーい!」

さしみサラダにマグロとアボガドのサラダ、魚系もうまければ、
なすのガーリック天はぱくぱくとスナック感覚で、アーサーと海老のかきあげは海の香りたっぷりです。



そんなおいしいつまみで、酒も箸も話も進みます…
というか、もしかしたら俺が一方的にしゃべってしまったかな。
とはいえ、一昨年にも沖縄で会ったときに、
日本で一番北に浮かぶ礼文島の話で盛り上がって、
僕が去年、礼文島に行くきっかけを作ってくれたのもIkunoさんだったりします。
そんなお礼も含めて、沖縄の事、仕事の事、旅行の事…
話したいことがあれこれと。




さて、そろそろ場所を変えようかと、ふと周りを見回せば、
お店の奥には、これまた、こちらの組合の方々が、たくさんと。

kumazzzo「やはり人気あるんですねー」
Ikunoさん「あれ、いつの間に??」

お会計をして、靴をはこうとしたら、

kumazzzo「あっ、忘れ物…なんか足りない??」

案の定、テーブルの上に一眼レフカメラを忘れてました。
本当あちこち忘れ物ばかりで、これが海外なら大変なことです。

沖映通りを歩きながら、スターバックスコーヒーに場所を移して、またピーチクパーチク。
あっという間に、もう11時前です。

kumazzzo「Ikunoさんバスの時間大丈夫?今日日曜日ですからねー」
Ikunoさん「じゃ、そろそろ行きますかー」
kumazzzo「2年おきじゃなくて、次回は来年来れるよう頑張ります!」

バス停まで見送って、僕は、モノレールの駅へ。
さすがに、日曜夜の国際通りは、少しくたびれた雰囲気。
楽しかった旅行も今日が最終日。あんなに待ち遠しかった日々は、
早足で過ぎ去って行ってしまうのでした。


またまた沖縄いっちゃった4DAYS…その4「かりゆしの夜。」

2010年07月05日 22時53分14秒 | 旅行
先月25日から28日まで沖縄本島を旅行してきました。
しばらくは、その旅行記におつきあいください。

……

午前11時。
沖縄県中頭郡北中城村。

運転手「忘れ物ないようにね」
kumazzzo「ありがとうございます」

僕は、おそらく目的地に近いだろうと思われる、バス亭に一人降り立ちました。
周りは米軍の敷地があるのがわかるだけで、まったく土地勘がありません。

iPhoneのマップで検索して、目的地を目指します。
地図の上では、15分もかからない所のはず。
示されたルートにそって、その場所を目指します。

kumazzzo「あっ、見えてきた!」



この日から3日間、お世話になるのは、「つむぎdeブログ」のつむぎのぱーぱーさん。
ブログを通じて仲良くさせてもらって、すでに5年ぐらい経つでしょうか。
このブログでは、おっちゃんと呼んでいて、ぱーぱーさんの相方さんとも仲良くさせてもらい、
いつの間にか僕の中では、「沖縄の親戚」に会いに行くような感覚です。

おっちゃん「よく来れたね。」
kumazzzo「iPhoneは、ほんと、ビックリだよ。」

僕が地元の人しか通らないような石段を歩いてきたことにビックリしているようです。
この日、僕が会いたかったのは、もう2匹。

つむぎさん。





まーぶるさん。




つむぎとまーぶる。
僕のアイドルです。つむぎのぱーぱーのブログで、
この子たちの幸せそうな表情を見て、自分も癒されたりしています。

すこし眠そうなぱーぱーさんと、久しぶりのおしゃべり。
つむぎもまーぶるも、僕の訪問を受け入れてくれているようで、一安心です。

ひととおりピーチクパーチクして、
そろそろ準備して、四国から来ているマイミクさんカップルをホテルでピックするために、出発です。

kumazzzo「はじめまして!」
マイミクさん「徳島も神戸も雨で大変でしたよ!」

四国からやってきたマイミクさんカップルは、mixiでは、よくお見かけするものの、
今日が初対面。今回は、これから向かう「うたの日コンサート」のためだけに、
チケットを取ってやってきた、弾丸トラベラーだったようです。

「うたの日コンサート」は、沖縄終戦の日である慰霊の日を、
戦争が終わったことで歌を自由に歌えるようになったという意味で
、歌をお祝いする日にしようと、BEGINが10年前に始めたイベントですね。
BEGINも、その前年に、さだまさしさんが故郷の長崎で行った平和を祈るコンサートに
ゲスト出演して、自分達にも何かできないかと、影響されて始めたのがきっかけだとか。

おっちゃん「去年は、道路混んで、大変だったさ」
マイミクさん「そうそう、途中から歩いたからね」
kumazzzo「でも、もうそろそろ着きそう??」

着いたのは、西原マリンパーク。
海沿いにある、広い公園で、近くには海水浴場もあるそうです。
沢山のスタッフさん警備員さんたちの誘導で、臨時の駐車場に入れます。

kumazzzo「今年は、少し空いているのかな。」

明石家さんまさんが、BEGINがさんまさんに「笑顔のまんま」という曲を
ノーギャラで作ったお返しで、ちょうど去年は、「うたの日カーニバル」に、
ノーギャラで出演し、大混雑になったとか。
「うたの日をお祝いする」という趣旨から、もともと無料だったイベントは、
その混雑の影響で今年からは「うたの日コンサート」と名前を変えて、
有料のイベントになってしまったのが、影響したのでしょう。

東京で買ったチケットを持って入場し、グッズ売り場やフード売り場へ向かいます。
ここでも、組合の方々が、ちらほら。
とりあえずビューティパトロールをしがてら、
ぐるっと一回りです。

kumazzzo「広島焼きってどーなんですかねー」
マイミクさん「Perfumeが広島出身だからじゃない?」

そうそう、Perfumeも、お楽しみの一つ。
生Perfumeをまさか、沖縄で見ることになるとは!




食べ物をゲットして、Cブロックへ向かうと、
すでに、今回ご一緒していただく、マイミクさんの友人さん達が、シートをひいて、
待っていてくれました。合計10人以上の大所帯です。
このグループの皆さんも、四国、関西、東京そして沖縄からと、
あちこちから集まってきているグループで、僕と同じ金曜から沖縄に入って観光しているとか。
この日のイベントのために、いろんな場所から集まって、これから同じ時間を共有すると思うと、
少し緊張もあり、不思議な感覚です。

会場がざわざわしてきました。どうやら、オープニングの演者が入場してきたようです。
オープニングの沖縄交響楽団の演奏に続き、司会の、きゃんひとみさんが入ってきました。
このイベントは、ラジオでも生中継していて、会場入り口付近には、放送ブースが設けられていました。

この日の出演者は、なゆた2Side1BRAINPerfume白百合クラブ南こうせつBEGINの6組。
くわしいプロフィールは、僕は音楽に明るくないので、リンク先を見ていただくとして、
2Side1BRAINみたいな人達と、白百合クラブみたいな人達が、
一緒のステージに立つというのは、もう、これこそ、うたをお祝いするという趣旨を
具現化しているようです。



そんな中で、Perfumeの出演は、かなり時間的に遅いはずと思っていたら、
なんと、三組目で登場。
司会の「次はPerfumeです!」と声を張ると、トイレなどでブロックエリアから離れていた人たちは、
大慌てで戻るのですが、地元のお笑いコンビいずみとやよいによるニセPerfumeとわかると、
みんな落胆。でも再び司会の呼びこみで、
「ワンルームディスコ」のイントロが流れると、会場は一気にヒートアップ。
本物登場で、僕らもみんなスタンディングで拍手です。

いやー、会場、大盛り上がりで、僕らグループも踊りまくってました。
「チョコレートディスコ」「ポリリズム」で、僕の脂肪は完全燃焼です。




さてさて、Perfume並みの盛り上がりを見せたのは、シークレットゲストの
「琉神マブヤー」の登場。ご当地ヒーローの琉神マブヤーは、
メジャーな特撮ヒーローもの顔負けのストーリーとアクションで大人気ですよね。
悪の軍団マジムンは、「マブヤー出てくると思ったら大間違いだよ。今日は出てこないよ!」
と会場を煽って「ゴーゴー!マジムン」を熱唱。
すると、マブヤーとガナシーが出てきて、戦闘を繰り広げ、
最後に、「マブヤーダンス」で大盛り上がり!
子供も大人もスタンディングで踊ってました。

南こうせつは、やはりベテランらしく、こういう夏フェスのステージの盛り上げがうまい!
でも、夕暮れ直後の「神田川」は、空の色と詞の世界に、ぐぐっと心を動かされました。

そして、トリは、BEGIN。
「恋しくて」で始まり、沖縄で聞く「オジー自慢のオリオンビール」は格別!
「かりゆしの夜」そして新曲「パーマ屋ゆんた」、「パナマ帽をかぶって」と、あまりBEGINは
詳しくない自分も、じっと聞き入ってしまいました。

最後は、琉球放送の企画の、おきなわのホームソングとして作られた「うたがうまれる」を
みんなで熱唱。Perfumeもマブヤーも出てきてカチャーシーを踊って、大盛り上がり。
会場のあちこちから、口笛がぴゅーぴゅーあちこちから聞こえます。

そして最後にみんなで、

「うたの日 おめでとう!!」

僕も、こうやって、うたの日をお祝いさせてもらえるうれしさと、
うたへの気持ちを大切に、イベントを育てていったBEGINのみなさんに、
ありがとうの気持ちでいっぱいです。

さあ、片づけて、会場撤収です。
一緒に同じ時間を共有できたマイミクさんや、その友人さんたちにお礼を言って、
駐車場に、戻ります。
駐車場から出る車で、もう大渋滞でしたが、こんな大渋滞も、
なんとも、許せてしまうから、不思議です。
いや、運転をお願いしてもらっていて、申し訳ない気持ちです。

四国からのマイミクさんたちと4人で、再び、つむぎのぱーぱーの部屋へ。
ここで、部屋で待っていた、ぱーぱーさんの相方さんとも再会で、
僕ら4人で今日の「うたの日コンサート」の報告しながら、
ひとたびにぎやかな「いちゃりば基地」です。
マイミクカップルさん達も、つむぎやまーぶると楽しそうに遊んでます。





「じゃ、ごはん食べに行こうか。」

僕も、急に腹ペコだったことを、思い出しました。
そんなわけで、やってきたのは、
宜野湾市にある「キングタコス長田店」。
あの普天間基地のすぐ近く、数年前には、近くで米軍のヘリコプターが
墜落して、大きな反基地運動のきっかけにもなりました。

米軍のお客さん相手に古くから営業してきた、このお店。
いくつかの支店ができるほど、地元の人にも人気で、
土曜の夜ということもありますが、ひっきりなしにお客さんがやってきます。




このボリューム!まさにジャンクフードです。
画像はないですが、「チキンバラバラ」というショッキングなネーミングの
フライドチキンも、アチチでウマウマです。


車に乗り込んで、再び、那覇方面へ。


マイミクさん「あの駐車している車の列は、もしかして…」
kumazzzo「ハッテン場?」
おっちゃんの相方さん「夜、牛のいない牛舎っていうのがあってね、昔流行ったんだよ」

牛舎とは!これは、ビックリです。

車は、おもろまちを過ぎて、桜坂へ。
今夜も桜坂は、飲みに出ているお客さんが多いこと!
昨晩とは、また違う店へ向かいます。

5人「カンパーイ!」

楽しかった一日も、締めくくりは、ゲイバーで。
たぶん、普通に暮らしていたら、出会うことのがない、いろんな場所で暮らす僕らが、
今日、こうして、一緒の時間を共有できた奇跡。
まさに、今夜、BEGINが歌った「かりゆしの夜」です。

時刻は午前2時を過ぎたでしょうか。

おっちゃん「そろそろ行こうか。」

マイミクカップルをホテルへ送って行きます。

マイミクさん「また来年会いましょう!」
kumazzzo「来年は、必ず、連れてきます!」

そう、今年、一緒に沖縄へと、声をかけようか、迷った友達を、
きっと、来年こそはと誓って、見送ります。

が、しかし!
なんと、ホテルの自動ドアは硬く閉ざされ、締め出しをくらってしまったようです。
どうやら、ルームキーがないと、中に入れなかったホテルのようです。

無事、2人はホテルの中へ。
そして、僕らは3人で再び、北中城へ。
楽しかった、僕らの、かりゆしの夜が、終わっていきます。



またまた沖縄行っちゃった4DAYS…その3「早朝から汗かいちゃいました。」

2010年07月03日 21時41分51秒 | 旅行

そんなわけで、先月25日~28日まで、沖縄に行ってきました。
しばらくは、その旅行記にお付き合いくださいませ。
今回は、2日目の朝からスタート。


……


午前4時半。
沖縄県那覇市牧志。

kumazzzo「おっ、起きるか…」

ゲストハウスの寝室内は冷房が効いているはずですが、
風がないため、蒸し暑さで、意識が眠りのボーダーラインを行ったり来たり。
起きるのにはちょっと早いのですが、朝早起きして行ってみたいところがあったので、
さくっと支度して、ゲストハウスを抜けだしました。

まだ寝静まる街。きっと桜坂ではまだ飲んでいる人もいるだろう。
そんな、朝から、すでに動いている市場があると聞いて、
覗きにいってみたくなりました。





向かった先は、牧志にある公設市場から商店街を歩いて10分ほどの所にある、
農連市場。まだ朝焼けに空が染まる時間ですが、ここでは、そのはるか前の、
午前2時ごろから、各地から野菜が集まりここで業者さんや消費者向けに、
販売される…ようです。



土曜ということもあったのかな、朝5時半くらいに到着したのですが、
みんな黙々とお仕事をされているので、ちょっと遠くからぱちっと。
働く人たち同士で交わされる言葉に耳を傾けると、
聞こえてくるのは、とても、豊かな沖縄の方言。
バラック建ての風景と重ね合わさり、沖縄の古い風景に、
タイムトリップしたかのようです。



広場のようなところで店を開くおばあや、片隅で飲食店を営む店、
またパンや総菜などの店を構えていたり、
バナナがぶらさがり、もやしの殻(?)を機械でとる作業をしていたり。
流れるNHKラジオに合わせて、ラジオ体操をしていたり。
飽きずに、何度もぐるぐるしていました。
たぶん、ぶら下げているカメラに気づいてもらえなければ、完全に不審者です。



そして朝ご飯は、市場近くにある、丸安そば。24時間営業で、
道路沿いにカウンターが並ぶ、簡素なお店ですが、
地元のタクシードライバーさんなどにも人気の店だとか。
寝不足の体に、暖かいスープに、やわらかい肉と、麺。
かなり体が癒されます。






そして、それだけでは、お腹がすいてしまうので、市場の片隅にあった総菜店で
てんぷらをゲット。フリッターのような、衣に特徴のある、沖縄の味。
天ぷらの中身は、「イカ」と「サカナ」と大雑把なのですが、
どうやら、基本、白身の魚のようです。これはおいしい!おやつ感覚です。

まだまだ人の少ない商店街を抜けて、ゲストハウスに、到着。
帰ってくると、朝7時を回っていたのですが、
みんな…というか自分もそうですが、夜遅くまで飲んでいたのか、
誰も、まだ起きていない模様。
昨日、ふざけて三十路のお祝いの乾杯をしていた男の子は食堂で一晩過ごしたようで、
そっとそっと、静かに、またぶらっと、ひと風呂浴びに出かけます。




つーことで、やってきたのは、りっかりっか湯。
国際通り近く、那覇セントラルホテルでやっている天然温泉の立ち寄り湯で、
沖縄では、スーパー銭湯などが少ないだけに、
ちょっと珍しい存在かと。
りっかりっかとは、おいでおいでという意味だとか。
東京で聞いてきたくらいなので、夜行けば、間違いなく眺めは良いかと思いますが(笑)、
でも、朝は朝で、曜日で安く入れる時間帯があり、ゆっくり入れます。


よく効いた冷房にさっぱりしますが、
服着て、一旦外に出れば、また汗がじわっと噴き出します。
ゲストハウスに再び戻ると、9時過ぎ。

やっと何人か起きていますが、
寝室内は、まだ寝ている様子。食堂で一晩寝ていた男の子は起きていましたが、
さきほど起きていた20歳のスタッフの男の子は、雨戸をあけて、再び食堂で眠ってしまったようです。
寝室内に戻って、旅支度を始めます。

ごそごそ。

音をたてないように、ゆっくりパッキングし、食堂へ。

kumazzzo「また寝ちゃいましたね。起きてくれるかな…」

前金制で、もう支払いは済んでいるからとはいえ、スタッフに声をかけないで
出発するのは、いくらなんでも…

お客さん「起きてー、出かけてくるって…」
スタッフ「おっ、おはよう、ございます。いってらっしゃいー」
kumazzzo「行ってきますー」

まだ寝ぼけていたけれど、まあ、大丈夫かな。
2人に見送られ、ゲストハウスを出発です。


空は、雲が取れはじめ、太陽が照ったり、雲の影になったり。
天気は、いよいよ、梅雨明けらしい感じになってきました。

さあ、向かうは、友人の家。
この日の一番のお目当て「うたの日コンサート」。
四国からやってくるmixiつながりの知り合いも、この後、御対面。
路線バスにのって、いざ、出発です。


またまた沖縄行っちゃった4DAYS…その2「食って歩いて、飲んで歩いて。」

2010年07月01日 00時04分27秒 | 旅行

そんなわけで、6月25日から4日間、沖縄本島に旅行してきました。
しばらくは、旅行記にお付き合いください。

今回は、一日目後半のお話。

……

午後4時半。
沖縄県那覇市牧志。

雨上がりの蒸し暑さが、、
昼間からビールを飲んでぐでぐでの体を直撃します。

今回は、久しぶりに那覇のまちぐわーを、グルグルまわるのが、目的の一つ。
初めての那覇で、一番印象的だった、商店街の活気を感じたくて、
ゲストハウスから、飛び出して行きました。

でも、まず飯。
ゲストハウスで教えてくれた、そば屋。
「パラダイス通り」にある、「大東そば」の大東そばと大東すし。
南大東島が本店で、そばは、空輸されるのだとか。大東すしは、さわらをづけにしたものらしいです。



勢い余って、そのまま「沖映通り」にある、「むつみ橋 かどや」でそーきそば。
OPAに三越に、市場本通りをはじめ、観光客向けのギミックもあちこちにある、
むつみ橋交差点のそばに50年もの間、佇む名店。
沖縄を歩いていると、、こういうミクスチャーが好きです。



商店街を通り抜け、桜坂方面へ。
古い建物、上り坂。猫がいる風景。こんなところが沖縄らしいって思ったりします。





そのまま足をのばし、桜坂から、安里へ。
栄町市場は、地元の人向けの、なんともゆるい時間が流れている市場。
もうそろそろ、商店もおしまいの時間のようです。

栄町りうぼうで、さんぴん茶を買って、一息。夏でも焼き芋を売っているのが、沖縄らしい。


この一角は、何だろう?と思ったら、どうやら普通の旅館じゃなさそう。




ぐぐっと、モノレールに乗って、旭橋へ。
「千日」で、いちごミルクぜんざい。ふんわり氷に、もっちりとボリュームあって甘さ控えめの金時豆。
ここのぜんざいを食べて、僕にも、おいしいぜんざいの基準ができたような、うれしさです。


そのまま、歩いて、「ジャッキーステーキハウス」へ。
この日も、お客さんでいっぱいです。
2年前は、連れてきてもらったこの場所。今日はひとりでやってこれました。
iPhoneの地図のナビは、偉大です。








たらふく食べて、ゲストハウスへ戻るころには、もう夜8時半。
スタッフの男の子がご飯を作ってくれるのですが、

kumazzzo「おなかいっぱいで大丈夫ですよー」

食堂には、男性が4人ほど。
疲れてぐでっとしていたのですが、あちこちから帰ってくる宿泊客で、
だんだん盛り上がってきます。





スタッフやお客さんを含め、今日は30代以下が中心。
日によってもちろん違いますが、ゲストハウスによって、そのあたりのカラーが
少しずつ違うのも、面白いものです。

kumazzzo「だんだんね、歳をとると、許せないことが許せるようになるのさ。」

音楽の話や学生のころの話、旅行の話に仕事の話。
そんな話の最中にも、お客さんがふらっと寄ったり、また輪が広がって、
時間が過ぎていきます。

そろそろ消灯でってところで、汗だくだくで大変だったので、シャワーを浴びて、さっぱりと。
どうやら、近くの居酒屋へ何人か向かったようです。

kumazzzo「っつか、このままじゃ、暑くて寝られないなあー」

涼みがてら、ふらっとゲイバーでも行ってみようか。
iPhoneで、聞き覚えのあるゲイバーを検索して歩き出しました。

深夜12時半。
その一角は、新宿二丁目のような、なんだか異常な盛り上がり。
にぎやかに盛り上がっている、その店の中に入ってみました。

スタッフ「いらっしゃい。」
kumazzzo「立ち飲みでいいですよ」

大勢のお客さんの中には、東京でも見かけるお客さんもちらほら。
寝る前に、ちょっと飲んで、話せればと思ったけど、反対に肩身の狭い感じです。
どうやら、この大勢のお客さんのわけは、
あっ、明日行われる、このお店主催ののビーチパーティが理由なんだな。

kumazzzo  「どおりで、飛行機もオカマ率が多かったんですね。」
スタッフ    「いい時期に選んだんじゃないの?もしよかったら、明日どうですか?」
kumazzzo  「明日はがちがちに予定組んじゃったからなあー」
お客さん    「行こうよー」

濃いめの泡盛の水割り。ガチムチばかりで眺めも最高によく、
もう、それだけで、満足です。
一杯だけで、チェックして、また外に沢山たむろする人混みの中を抜けてきました。

深夜1時を過ぎた、国際通り。
外では、「うたの日おめでとう。」とライブをしている男の子。
歌が、戦争から解放され日でもある「慰霊の日」を、うたをお祝いする日にしようと始めた、
BEGINのイベントの趣旨が、着実に広がっていることに、
本土育ちの自分も、少しうれしくなった、沖縄の夜です。