さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

回る寿司が、過去の風景となってしまう日。

2012年11月13日 23時53分28秒 | 食べ物の話

たまに寿司が食べたくなるのですが、

所詮、僕が食べられるのは、スーパーの総菜の寿司か、回転寿司。

以前は、立ち食いの寿司屋にも行くことはあったけど、

今では、回らない寿司屋には、随分と足が遠のいています。

回転寿司店は、ただ回るだけでなく、大手チェーン店を筆頭に、いろいろ進化してて、

タッチパネルで注文が出来たりするのは、居酒屋チェーンなどでも見られ、

良くある光景になりつつありますよね。

皿の片づけのための投入口が用意され、片付けた分、景品の抽選に参加で来たり、

また来店者の着席からの経過時間によってレーンに流す商品を変えたり、

面白い仕掛けで、効率的な運営がされているようです。

 

んでもって、この間、ふと、寿司が食べたくなって、渋谷にある元気寿司に立ち寄った時の事。

店内を覗いて、ああ、ついに、こんな日が来たんだなと思って驚いたのは、

回転レーンが見当たらないこと。

すべての商品がタッチパネル経由の注文で、いまどきの回転すし店と同じく、

リニアモーターカーのような小さな台車がレーンの上を自動的に移動し、

皿が運ばれてくるわけです。

 

ベルトコンベアで流れてくる商品を遠くから狙いを定めて、

目の前で取るという楽しさが、従来の回転寿司の真髄だと思うのですが、

注文レーン(?)と回転レーン、二つあったら、目の前を流れていても、

新しい商品を注文したいというお客さんが増えてきたというこのなのかな。

店側も、設備投資が少なくて済むだろうし、商品の廃棄ロスも少なくなるだろうし、

一石二鳥なのかもしれません。

渋谷という土地柄もあってか、ちょうど来店していた外国人のファミリーは、

メニューの英語表示もあって、言葉の壁がないタッチパネルの注文は重宝しているようでした。

 

この間も、久しぶりに会う友達と行った回転すし店も、

回転レーンには、午後7時台でも商品はスカスカで、タッチパネルによる注文がメイン。

もしかしたら、あと20年もしたら、回転すしは、ポケベルや折りたたみ携帯電話のように、

絶滅していってしまうかもしれませんな。


今度の新しいタワーからも、ぼくのふるさとは見えないけれど。

2012年11月08日 01時15分22秒 | いろいろ

…墨田区押上。

なんだかんだと言って、スカイツリーの開業は、東京の今年一番の出来事だったんじゃないかなと思うほど、

インパクトがあった気がします。

東京駅の丸の内駅舎の復元でも、たくさんのお客さんを集めていて、

日本橋あたりも、住宅地としての需要がちょっとずつ出てきてるしているようだし、

東京の重心が、ぐぐっと東側に移動したかのような印象です。

新宿2丁目ほど集積していないけど、上野、浅草、新橋と、東京の都心から東部寄りにも、

ゲイタウンはひっそりと、かつ確実にあって、

東京の23区東部に部屋を探して住むゲイも多かったりします。

反対に、西新宿あたりの高層ビルの商業フロアのテナントは、

区画によって空きが目立ったり、上京してきた当時は、夜もにぎやかだったはずの歌舞伎町も、

コマ劇場も閉鎖されて人が減って寂しい雰囲気。

代謝が進まず、だんだん古くなっていく新宿をそばで見ることになる中野区の住民の自分としては、

寂しいかぎりですが、東京自体が、大きな意味で、街の代謝進んでいるという意味では、

いいことなのでしょう。

 

そんなスカイツリーに、この間、初めて登ってきました。

休みの日、ちょうど晴れた日曜日だったので、

今日はさぞかし眺めがいいだろうと思って期待していました。

午前10時半に着いたら、配布中の整理券には、4階のエントランスに午後2時集合の文字。

午後2時の整理券を持った人が並んだ順番で入場券を買い、エレベータの出発ゲートを通ることができます。

時間まで、東京ソラマチの中で買い物や食事を楽しんだり、ちょっと外に出て、川のほとりなどを散歩したり。

特に飲食店フロアは、話題店が多く、どこも激混みで、食品フロアの各店で食べ歩き用のスナックが用意されていて、

高速エリアのサービスエリアや道の駅感覚で小腹も満たされ、

あれこれと買えば、いい金額。まんまと、東武鉄道の戦略にはまっている感じがします。

 

午後1時40分ごろに並んで、実際に350mの展望台に登ったのは2時半過ぎだったかな。

一番高い展望台の天望回廊に登ったのは午後3時ちょっと手前でした。

11月の午後3時は、もう日が傾きはじめています。

スカイツリーから都心方面を眺めるには、逆行となり、

まぶしく、ちょっともやっとしていましたが、

地上450mからの眺めは、眼下の建物が模型のようにとても小さく、

遠くにあるフジテレビや都庁の建物なんかも、ちゃんと探せたし、

1時間ほど展望台にいても、全く飽きずに、パノラマを眺めて楽しんでいました。

 

スカイツリーは、電波塔として建てられていますが、地上波のテレビ放送の電波は、

まだ東京タワーからの引っ越しが終わってないとか。

実は試験送信したところ、かなりの建物で、アンテナの向きを変えるなどの対策がないとみられないと言うことで、

本来の目的としてはまだまだ途中のようですが、

なんといっても、楽しみに行列を待つお客さんの様子や、

エレベーターのドアが開いた瞬間のお客さんのリアクションや、

お年寄りや若いカップルまで、展望台で眺めている、どのお客さんも笑顔で、

それだけでも、充分素晴らしものが建ったなあと感じずにはいられません。


年末の始まりを告げるもの。

2012年11月02日 00時03分21秒 | いろいろ

…11月ですな。

きっとあっという間に年末を迎えそうな勢いの毎日。

11月と言えば、、と言えばってほど、11月を代表してないかもしれないけど、

あちこちの神社で行われる酉の市。

電球に照らされてキラキラ輝く、縁起ものの立派な熊手を売る露店から聞こえる、

威勢のいい掛け声は年末に向かって慌ただしい時期のはじまりを告げるようで、

何も買わなくてブラブラするのも申し訳ないけど、

あの雰囲気がとても好きです。

昔若いころ行っていたとあるゲイバーには、いつも大きな熊手があったけど、

あれはきっと新宿の花園神社の酉の市で買ってたんだろうな。

去年は、ブログを通じて知り合った友達と一緒に浅草の酉の市に初めて行き、

こんなに規模の大きい酉の市があるんだと、ちょっとビックリ。

まだまだ、知らないことが多い、37歳です。

東京もだんだん寒くなってきました。なんだかんだと、いろいろ出来事があった一年だったけど、

どうかこのまま無事に過ぎて、一年の終わりに振り返ったら、

やはりよい一年だったなと思って、終われるといいな。