さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

マイノリティな政治の話と、揖保の糸が食べたくなる季節と、あの人のこと。

2011年04月26日 23時21分10秒 | 食べ物の話

えーとですね、統一地方選がやっと終わりましたね。

もちろん、中央政治と地方政治では、まったく違うのですが、

投票した結果の先には、お互いの足の引っ張り合いや批判するだけで、

まったく責任や行動が伴わない政治家がいるのかと思うと、

選挙なんて、本当に、むかつくくらい、どーでもいいと思えてしまうのですが、

それはそれで、無責任ではいられません。

自分だって、そういう政治を許してしまっている一人なわけで、

ちゃんと1億3000万分の1として、意思表示しなければと思っています。

 

そんな中、中野区では、区議会選挙で、セクシャルマイノリティであることをカミングアウトして

立候補していた候補者が、当選してくれました。

4年前は惜しくも、落選してしまいましたが、今回は雪辱を果たした結果となりました。

 

それをカミングアウトして活動することと、政策をかかげ区政に反映させたり、区政をチェックすることと、

本当はあまり関係ないかもしれません。

でも、新宿2丁目というゲイタウンに近い中野区には、

性的マイノリティが多く住んでいるという事実を、可視化するためには、

そうした区議会議員がいてもいいのかもしれません。むしろ必要なのかも。

自分だって、HIVという病気では、深く、中野区のお世話になっているわけで、

性的な面だけではなく、広く、様々なマイノリティに政策の光を当てられるよう、4年間、頑張ってほしいと願っています。

 

っつーわけで、画像は、揖保の糸。

元キャンディーズの、女優・田中好子さんがCMを務めていた、あの揖保の糸です。

ちょっと暖かくなってきた、5月直前の、この季節になると、

必ず、そうめんが食べたくなる日があります。

そんな日は、仕事中、「今夜は、そうめん。」と胃袋が決めてくれます。

 

スーパーでは、揖保の糸はちょっと値段が高く、高級品扱い。

それ以外にも、安い値段で売られている、いろんなそうめんがありますが、僕がいつも選ぶのは、揖保の糸。

つゆにはこだわりはありませんが、そうめんは、これ以外は、あまり…。

揖保の糸の喉越しは、それ以外のは、別物だと思います。

 

田中好子さんが亡くなったニュースで、

ピンクリボンのマークのようなものが映っているイベントに参加している映像があって、

「あー。乳がん関係のイベントにも積極的だったんだな」と思って良く見たら、

それは、ピンクではなく、レッドリボン…HIVの啓蒙イベントでした。

そして、天国で、東日本日本大震災で亡くなられた方にお役に立ちたいという、

あの、絞り出すようにゆっくりと語った、肉声メッセージ。

自分の死期を予感して、これまでの人生を顧みて、

これまでお世話になった人へ感謝を気持ちを、自分だったら、あれほどまでに冷静に伝えられるだろうか。

 

これまでも、惜しい人は、何人もこの世から去って行ってしまったけれど、

物心ついたかつかないかの頃から、キャンディーズやピンクレディ、山口百恵など、

リアルに体験をし、かつ、ノスタルジーをもって振り返られる時代に活躍していた人の一人が、

突然、亡くなってしまったことに、

「あー、こんな人まで、逝ってしまうのか。」と、

本当に寂しい思いがした、そんな36歳の春です。


GW&夏休み空想旅行と、ブルボンにまつわる妄想話。

2011年04月21日 22時59分28秒 | 食べ物の話

さてさて、もうすぐゴールデンウィーク。

社会で働いてから、いままでゴールデンウィークらしい休みは取ったことはほとんどなかったのですが、

今年は、ちょっと休みをもらえそう…ん、でも遠くへ行くお金がありません。

 

堅実なショッピング(ここ大事なポイント)で、こつこつためたJALのマイルは、

香港あたりまで行って帰ってこれるくらいは貯まっているのですが、

こんな書き入れ時に、無料の客に提供する座席なんて、あるはずがありません。

予約が取れたとしても、燃料サーチャージ代など諸費用はかかるので、易々とは行けません。

じゃ、国内はというと、行ってみたいところは、復路は大丈夫なのですが、往路に空席なく、これも断念。

ただ、出発日直前になって座席が提供されることもあるかもしれないので、

ちょっと粘り強くJALのウェブと睨めっこする日々が続きそうです。

もし空席が取れたらどうしよう。病院の予約変えてもらわねば。

そして、そろそろ、夏休みの旅行のプランも考えなくては。

うたの日コンサートにあわせて石垣島行ってしまおうか、それとも沖縄本島を縦断しようか、

それとも、新幹線で鹿児島まで行ってみようか、寝台列車に乗って北海道へ行ってみようか。

そんな空想が、現実を幸せに満ちた毎日に変えてくれるわけです。

 

なわけで、空想ついでに、本題もほぼ、自分の空想です。

画像は「ブルボン ルマンド」。株式会社ブルボンの主力商品と言ってよいでしょうか。

 

自分が子供のころには、すでに有名な大手菓子メーカーで、ブランドはよく知っていましたが、

子供向けの菓子というよりは、ちょっと大人向けの菓子が多いイメージで、洗練されてなく、どこか垢ぬけないイメージ。

僕のブルボンのイメージは、まさに、紫色の、このルマンドです。

 

ブルボン=ちょっと高級なお菓子というイメージを抱く方もいるようですが、

子供のころの僕がなぜ垢ぬけないと感じたのかは、これも大変失礼な話ですが、

昔、パッケージの裏側の表示にあったのは、「北日本製菓株式会社」という会社の名前だったことや、

そんな地方の会社が「ブルボン」なんて、こじゃれた名前をつけちゃっているということでしょうか。

もう少し妄想で言えば、「ブルボン」って言葉に、隠微な響きさえ感じます。

東関東自動車道あたりのインターチェンジの脇にあるラブホテルみたいな。

 

「ブルボン」にしても「ルマンド」にしても、どんな意味なのか調べてみると、

どうやら、この会社のかつての社長さんが、伝統的なヨーロッパのイメージが掻き立てられるような言葉や、

造語でネーミングするのが得意だったようです。

でも「ホワイトロリータ」はどうなんだろう?

ブルボンの昔からの定番商品以外にも、この造語ネーミング路線は、着実に引き継がれており、

近年発売され、定番化している製品では、

チョコとクッキーが貼り合わせてある形の「アルフォート」は港のロマンをイメージし、

ホワイトチョコがクッキーで挟んである「ブランチュール」は白い布というイメージの造語なのだとか。

ただ、商標を侵害しないよう、ちゃんと慎重に名づけられているそうです。

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091189608567.html?_p=2

 

自分には、そんな垢ぬけず、隠微なイメージがあるけど、

イメージ抜きにすれば、ブルボンのお菓子は、良くできたお菓子が多く、

ルマンドで言えば、超うすく焼いたクレープのサクサク感と、かかっているココアクリーム(チョコではない!)の甘さは、

他社が追随できない(しない?)、オリジナルの強さに溢れています。

ちょっとした衝撃で割れてしまいそうな繊細なクレープクッキーの歩留まり率を

高くキープする技術など、ノウハウがいろいろあるでしょう。

 

商品のパッケージのデザインも、イメージは昔のまま。

自分が何歳になるまで、ルマンドはあるだろうか?

ルマンドがなくなる時代は、大人もお菓子を食べなくなる時代になっているかもしれませんな。


サンキュー アンド グッバイ、オカマ。ハロー、ニューオカマ。

2011年04月12日 23時54分31秒 | 食べ物の話

そんなわけで、東京都知事選は、あっさりと石原氏の4選が決まりましたね。

いやー、どうなんだろうなあ。あと4年も石原都政が続くわけですよ。

同性愛者に対し、あっさりと差別的発言をしてきた人を、都知事にはどうしても推せなかったのですが、

今回の選挙は、他の候補者にも、イマイチ入れづらかったのが正直なところ。

 

政治って、どんなに掲げる政策が良くっても、世論を味方にし、

抵抗しようとする政治勢力と、議会などで、向き合って協力もしくは対決していく政治力が必要じゃないですか。

他の候補者に、それがあったかどうか。

 

石原慎太郎だからって、今すぐ自分の生活がどうこうなるわけじゃない。

彼の任期中、よい政策が、なかったわけじゃない。

が、しかし。

東京都のトップである彼が発する思慮を欠いた様々な発言が、

現場で働く人たちのさまざまな発想や行動を委縮させてしまったり、

多様な生活者の価値観を否定され、そこにある問題が陰に隠れてしまったりし、

生活しにくいと感じる毎日になってしまわないよう、願うばかりです。

 

なわけで、画像は、石原氏の大嫌いなオカマ…いや、そのオカマじゃなくて、炊飯器。

家電製品の買い替えのタイミングって、みなさん、どうでしょうか?

壊れてから買い換える人もいれば、壊れる前に買う人。

新しい製品が出ると買ってしまう人と、

製品によって、または、その人の価値観によって、様々かと思います。

 

でもって、画像の炊飯器は、おそらく、自分が持っている家電製品の中で一番古く、

自分が一人暮らしを始めた1994年に買った、タイガー魔法瓶製のものでした。

たしか、まだ八王子のダイエーには家電製品の売り場があって、

そこにあった安いものを買って帰ったような気がします。

 

それから17年。時は過ぎて、今は2011年。

同時期に買った家電たちは、すでに、もう、いません。

洗濯機との別れは、一番早く、社会人になったと同時に、全自動を買い、二層式にさよならを告げました。

電気ポットは、一人暮らしの生活とはあまり相容れず、何回目かの引っ越しで、粗大ごみへ。

冷蔵庫は、10年ほど前に、横須賀で突然、あの世に旅立ち、電子レンジは、同じ時期に余力を残し引退。

ブラウン管テレビは、歳とって、走査線が何本か減り、鮮やかな色があせても番組を映し続けたけど、7年ほど前に他界。

学生時代のバイトで買ったパソコンやプリンター、携帯電話、デジカメなどデジタル家電達は、

ドッグイヤーの中を白物家電やAV家電と比べ物にならない早さで、走り去っていきました。

気がつけば、この炊飯器が、最後まで現役で、我が家に残っていたのです。

 

なんで買い換えようと思ったのか。壊れるまで、まだ使っててもよかったのかも。

ただ、内釜の加工ははげ、ご飯がこびりいたり、

おいしく炊けない日が増えたり、炊き込みごはんを失敗する回数も増えてきた。

「お疲れ様」って言ってあげても、いいのでは。

もうそろそろ、いいんじゃないかな、買い換えても。

そんな気持ちが湧いてきた、去年の暮れからずっと、

お金に余裕ができたら、次は炊飯器を買い換えようと、思っていました。

 

新しい炊飯器は、Amazonで。時代ですな。

三菱電機製の、ちょっと面白いデザインの奴です。

しかも、3合炊きから、5合炊きにパワーアップです。やったー!

圧力IH?、スチームIH?純銅釜?え、どーしよ??と、家電量販店で買う寸前まで気持ちは高まっていたのですが、

待てよと思い、iPhoneで、価格検索してみたら、買うつもりだった三洋電機製の商品が、

同じ会社の店頭価格とネット価格で3000円も違い、一気に冷静になりました。

 

一番最初に、炊けた炊飯器の蓋をあけた時は、工業製品の匂いが残り、

古い炊飯器の、食べ慣れてしまったご飯の味との違いにちょっと戸惑ったけど、

水だけいれて、中で沸騰させて匂いとをったり、何度か炊いていくうちに匂いはなくなり、

炊きたての味はもちろん、冷えても、おいしく食べれるのが一番うれしい!

一昨年の液晶テレビと同じくらい、大満足な買い物となりました。

 

さて、古い炊飯器は引退した、まだ押し入れの中。

中野区のごみ収集だと、ぎりぎり金属ごみに入るか、粗大ごみになるか微妙なところ。

しばらくは、押し入れの中に眠り、どこかのタイミングで、最期を送ることになりそうです。


世界中のハンバーグを食べ歩く旅16

2011年04月05日 22時28分16秒 | ハンバーグ

なわけで、お花見シーズンです。

あんなことがあったのに、季節は、待たずに、やってきました。

 

ネットつながり仲間と恒例のお花見。

自分も、前日までは、仕事の予定でした。

「今週末から、通常体制でいいんじゃない?」と、週末の出勤が取りやめになった、金曜日の昼休み。

外に出たら、近所の教会の桜のつぼみも、いつの間にか、開いていました。

冷え込む日も続いていて、その訪れに、まったく気がつかないほど、

気持ちの余裕がなかったかもしれません。

 

毎年集まる仲間と、相も変わらず、どたばたと騒がしく楽しい週末でした。

仕事は、まだまだ、どたばたしていて、地に足がついてない時もあるけど、

お花見で撮った写真をみていたら、今年も、春がやってきたことに、

ほっとし、暖かい気持ちになれた週末の夜でした。

 

そんなわけで、画像は、浜松市南区「炭焼きレストランさわやか浜松芳川店」(でよかったかな?)で、

げんこつハンバーグ。

こちらのハンバーグは2回目なので、もしかしたら、一度ブログで書いているかもしれませんが、

連れて行ってくれたのは、今週末は東京に上陸した「ややセクシーダイナマイト」。

車などで連れて行ってもらわないと行けない、典型的なロードサイドの店ですが、

ちょうど震災一週間後の慌ただしい週末だったのにも関わらず、こちらの店をはじめ、あちこち案内してもらいました。

 

げんこつハンバーグは、このレストランの名物で、

なんといっても、レアで焼き上げてテーブルに運び、お客さんの目の前で、

仕上げてくれます。

鉄板に押しつけられ、焼き色のついた表面からのぞく、ほんのりピンク色した肉塊は、

見ているだけで、ハートを射抜かれます。

ひき肉をレアで食べられるというのは、おそらくちゃんとした鮮度管理ができてないと出来ない証拠。

やはり、ちゃんと焼いたほうが、リスクは少ないわけで、

反対に、クオリティの高さを表している証拠でしょう。

食べれば、柔らかく溶けてしまい、刹那を感じるほど。

最後のひと口まで、美味しい。

こういう看板メニューがあると、強いですな。

店員さんも、若いのにとてもちゃんと丁寧な接客。好印象でした。

 

2日間にわたって、いろんな話をしながらの、帰省でした。ありがとう~感謝です。