そば打ち日記

そばに関する話題を紹介

一気加水

2012年08月21日 | そば打ち
今までの実績から加水率は、概ね45%程度と分かっているので、1.5Kgのそば粉に必要な水を675g(45%)計量しておき、篩ったそば粉の中央に窪みを作り、計量した水の約95%を一気に加水し、素早く掻き混ぜ(約1分間)てそば粉全体に水を分散させる。

周りのそば粉を水の上に掻き揚げ、指先のみで掻き混ぜる作業を繰り返し行うと、水がそば粉全体に分散でき指も汚れない。この時点で加水量が90%以下だと、水が行き渡らないそば粉ができ、2回目の加水が必要となり水回しの時間が長くなる。

そのまま水回しを継続(約3~4分間)していくと増粒が進むので、硬さ調整の決め水を手水で振りかけて纏める。そば粉全体を纏めて菊練りを行い、表面に艶が出て来たら菊練りの力を抜き仕上げる。

へそ出し後に鏡餅状の麺玉に仕上げ、そば打ちの各工程(地延し、丸出し、四つ出し、肉分け、本延し、畳み、切り)を行い、其々を写真に撮り掲載した。

     
    一気加水      加水1分後の状態    3~4分間水回し     硬さ調整の加水        菊練り

     
     仕上げ           へそ出し          麺玉           地延し          丸出し

     
     角出し         四つ出し          肉分け          本延し          本延し         

    
    厚さ確認         厚さ確認           畳み           畳み           切り

1.5Kgのそば粉を一気加水で水回しを行った場合、分散加水に比べて2~3分の時間短縮となり、そば打ち時間全体を短縮できる。豊平流のそば打ちに於いて一気加水は必須であり、初心者の頃から当たり前の如く行っている。但し、全麺協素人そば打ち段位認定会では、一般的に認められていないようなので、全麺協を受験する場合は分散加水を勧めている。

[出来あがったそばを湯掻いた“もりそば”の写真]
 


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