和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

蜆(しじみ)/今日の俳句 ≪第.1776号≫

2015年05月18日 06時30分29秒 | 今日の俳句
◇<2015年(平成27年)5月18日(月)>◇


◆大阪都構想の住民投票、1万741票差で反対多数◆

橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)が掲げた「大阪都構想」の是非を問う住民投票が17日に行われ、1万741票差で反対が多数となった。都構想は廃案となり、大阪市は政令指定市として存続する。
橋下氏は同日夜の記者会見で政界引退の意向を表明。安倍政権がめざす憲法改正への戦略も含め、今後の国政の動きに大きな影響を与えそうだ。当日有権者数は210万4076人で、投票率は66・83%だった。

特集:大阪都構想
 今回の住民投票は2012年に成立した大都市地域特別区設置法に基づき、今年3月に大阪府、大阪市の両議会で承認された都構想案(特別区設置協定書)への賛否が問われた。
大阪市をなくし、市の仕事を新設する五つの特別区と府に分けて、市と府の二重行政解消をめざした。反対派は、指定市が持っていた権限や財源が府に吸い上げられ、住民サービスが低下すると批判してきた。

 結果判明後の記者会見で、橋下氏は敗因について「僕自身に批判もあるが、都構想をしっかり説明しきれなかった。力不足だ」と説明した。
今後の身の振り方については「市長任期まではやるが、それ以降は政治家をやりません」と述べ、政界から退く考えを正式に表明。12月の任期満了までは市長を続ける一方、次の市長選には立候補しない意向だ。

 安倍晋三首相との距離が近く、憲法改正に前向きな橋下氏の看板政策が住民投票で否定されたことは、政権にとっても大きな誤算。橋下氏が最高顧問を務める維新の党がより一層、野党色を強めるとみられ、後半国会の最大の焦点である安全保障関連法案の審議で厳しい局面もありそうだ。

 首相がめざす憲法改正への影響も大きい。来夏の参院選後に改憲を発議するには、衆参各院で「3分の2」以上の賛成が必要で、維新の協力は不可欠。だが、橋下氏が退くことで維新の党勢自体が衰える可能性もあり、首相は戦略の練り直しを迫られそうだ。

■「権力者は使い捨てがいい」

 「自分なりには、悔いのない政治家としての人生をやらせてもらった」

 橋下市長は17日深夜、大阪市内のホテルで記者会見を開き、時折笑顔も浮かべながら2時間近く語った。住民投票の結果を「大変重く受け止める」とし、これまで対立もあった大阪府と市の職員の協力にも触れ「有意義な活動をさせてもらい、ありがたかった」と感謝の言葉を重ねた。

 政界引退の真意について繰り返し問われたが、「政治家は僕の人生から終了です」と断言。「僕みたいな政治家はワンポイントリリーフ。権力者は使い捨てがいい」と語った。

【朝日新聞デジタル:2015年5月18日(月)付】
http://www.asahi.com/articles/ASH5K0377H5JPTIL01W.html



     ※今日の俳句※



  からからと鍋に蜆をうつしけり
       松根東洋城



  砂抜きの出刃差し入れて蜆桶
       成田智世子



  工場の塀ぎは濡らし蜆売
       沢木欣一





※ 蜆貝・真蜆・紫蜆・蜆取・蜆舟・蜆掻・蜆売
 シジミガイ科の二枚貝。汽水域に棲む大和蜆と淡水に棲む真蜆・瀬田蜆が主な種類である。大きさは三~四センチで、殻表はいずれも黒色。
 島根県宍道湖の大和蜆は有名。また瀬田蜆は琵琶湖の特産。蜆汁にして食べるのが、最も一般的。
→土用蜆(夏)


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※今週のことば※



  草創の先輩たちの

  開拓闘争に学べ!

  勇気が慈悲に通ずる。

  折伏精神みなぎる

  座談会を朗らかに!


        2015年5月18日

  


     ※☆*寸 鉄*※


対話傘ね平和築く会長(SGI)に私達も続こうー市議(ブラジル)。時代の潮流つくる民衆運動

     ◇

「秋田の日」50周年。誓願に生きる日本海の雄よ輝く実証で拡大の先駆を

     ◇

「悪知識を捨てて善友に親近せよ」。学会活動こそ成長と幸福への直道也

     ◇

「感謝は高潔な魂の証」作家(イソップ)。報恩の志は前進の原動力。勝利の人生歩め

     ◇

違法ブラック企業を公表へー厚労省。劣悪な労働環境の改善へ政治よ動け




     ※名字の言※


戦時中、空襲が続く東京。17歳の青年が、焼け残った工場の壁に白墨で自作の詩を、自分の名を記さずに書きとどめた。当時は皆、白墨を持ち歩いた。何かあった際、自分の居場所を書き残し、連絡を取り合うためだ。



後で、その壁を見ると、詩の最後に数人の筆跡で言葉が寄せてあった。「この詩の通りだ」「感動した。よくぞ歌った」。詩の作者の池田名誉会長はこの体験を通し、つづっている。「何もかも破壊され尽くした廃墟の街にあって、一つの青春の詩、一つの青春の言葉が広げゆく、生命と生命との共鳴は、なお健在であった」(『人生の座標』グラフ社)



「言葉」には時間や距離を超えて「結ぶ」「つなぐ」力がある。最愛の母を亡くした婦人部員。「お題目の功力は絶対だよ」との、生前の母の言葉を抱き締め、題目を重ねるが、悲しみは消えない。そんな時、東日本大震災が起き、縁もゆかりもない他県に非難した



婦人は、地元の同志に支えられ、共に信心に励む中で、住まいも仕事も決まり、希望の未来をつなぐことができた。「一番苦しい時、母の言葉のままに生きた功徳かな」



5月18日は語呂合わせで「ことばの日」という。生き抜く力の源となる言葉、人の心を結ぶ言葉を持てる人は幸福である。


                 (城)                                                           



【聖教新聞:2015年(平成27年)5月18日(月)付】



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