【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 3月18日(水)より転載】
【大道31】
記念勤行会での山本伸一の指導は、熱のこもる御書講義となった。
「この『四条金吾殿御返事』は、『いよいよ強盛の信力をいた(致)し給へ』(御書一一四三頁)との御指導をもって結ばれている。これが、この御書の結論なんです。
皆さん、「いよいよ」ですよ。長いこと信心をしてきたから、「ほどほど」でいいなんていうことはないんです。「さあ、これからだ!」「また、新しい挑戦をしよう!」「生涯、前進だ!」というのが信心であり、仏法者の生き方なんです。そこに、生命の躍動があり、歓喜があり、幸福があるんです。いかに年をとろうが、青春の人生があるんです。
東濃の皆さんは、この御書を深く心に刻んで、いよいよ信心強盛に、功徳に満ちあふれた人生を送っていってください」
約二十分にわたる、渾身の講義であった。
場内に入り切れなかった人たちが、外で待機していた。メンバーが入れ替わり、午後五時半から二回目の勤行会が行われた。
伸一は、ここでは、法華経の「普賢菩薩勧発品」を引いて指導していった。
この品には、法華経を受持する人の大果報とともに、正法を誹謗し、法華経の行者を軽毀する人の、免れることのできない、厳しい因果が記されている。
そして、経典には、「当起遠迎、当如敬仏」(当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし=法華経六七七頁)とある。これこそ、日蓮大聖人が「御義口伝」で、「最上第一の相伝」(御書七八一頁)とされたところである。
法華経受持の人、すなわち御本尊を受持して信心に励んでいる人に対しては、立って迎え、仏を敬うように接しなさいと述べられているのだ。ここには、広宣流布に進むわれらの、団結の要諦が示されているといってよい。
団結の核心は、互いのなかに仏を見る「敬いの心」にある。それには、万人が仏性を具えているとの仏法の法理への確信がなければならない。つまり、信心ありて真の団結は成る。
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記念勤行会での山本伸一の指導は、熱のこもる御書講義となった。
「この『四条金吾殿御返事』は、『いよいよ強盛の信力をいた(致)し給へ』(御書一一四三頁)との御指導をもって結ばれている。これが、この御書の結論なんです。
皆さん、「いよいよ」ですよ。長いこと信心をしてきたから、「ほどほど」でいいなんていうことはないんです。「さあ、これからだ!」「また、新しい挑戦をしよう!」「生涯、前進だ!」というのが信心であり、仏法者の生き方なんです。そこに、生命の躍動があり、歓喜があり、幸福があるんです。いかに年をとろうが、青春の人生があるんです。
東濃の皆さんは、この御書を深く心に刻んで、いよいよ信心強盛に、功徳に満ちあふれた人生を送っていってください」
約二十分にわたる、渾身の講義であった。
場内に入り切れなかった人たちが、外で待機していた。メンバーが入れ替わり、午後五時半から二回目の勤行会が行われた。
伸一は、ここでは、法華経の「普賢菩薩勧発品」を引いて指導していった。
この品には、法華経を受持する人の大果報とともに、正法を誹謗し、法華経の行者を軽毀する人の、免れることのできない、厳しい因果が記されている。
そして、経典には、「当起遠迎、当如敬仏」(当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし=法華経六七七頁)とある。これこそ、日蓮大聖人が「御義口伝」で、「最上第一の相伝」(御書七八一頁)とされたところである。
法華経受持の人、すなわち御本尊を受持して信心に励んでいる人に対しては、立って迎え、仏を敬うように接しなさいと述べられているのだ。ここには、広宣流布に進むわれらの、団結の要諦が示されているといってよい。
団結の核心は、互いのなかに仏を見る「敬いの心」にある。それには、万人が仏性を具えているとの仏法の法理への確信がなければならない。つまり、信心ありて真の団結は成る。
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