和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

大道21/小説「新・人間革命」

2015年03月06日 07時37分40秒 | 今日の俳句
「聖教新聞」 2015年(平成27年) 3月6日(金)より転載


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【大道21】


 中部長の大田和介の話を受けて、中部本部長の田山豊隆が登壇し、「中部の歌」制作の経過を語っていった。

 「先生のお話を受けて、私たちは原案を作り、手直ししていただこうと、歌詞を提出いたしました。しかし、その歌の完成度は極めて低く、ことごとく先生の手を煩わせてしまう結果になってしまいました。

 原案で残っているところといえば、実は『中部』と『この道』ぐらいで、ほとんど跡形もなくなってしまったのであります」

 会場に爆笑が渦巻いた。すかさず山本伸一の声が飛んだ。

 「そりゃあ、中部の歌ですから、『中部』までなくすわけにはいかないでしょ。消してしまったら、それこそ大変ですよ。私はもう、中部に来られなくなってしまう。

 『この道』が残ったというけれど、まさか『あの道』というわけにはいかないでしょ」

 皆、腹を抱えて大笑いした。

 学会活動の活力は、悲壮感から発するものではない。歓喜から発するものだ。ゆえに、そこには、生命の躍動がもたらす朗らかな笑いと歌がある。それは、前進の歯車を、勢いよく回転させる潤滑油となる。

 田山は、姿勢を正して、朗々と歌詞を読み上げた。壇上には、その歌が大書されていた。

  

 一、ああ我等我等の 決めた道

   この道歩まん 朗らかに

   不退の君と 悔いあらじ 悔いあらじ

   ああ中部中部 和楽あれ

  

 二、ああ走れ語れよ この道で

   苦難の彼方に 瑠璃の城

   これぞ本陣 護れ君 護れ君

   ああ中部中部 歓喜あれ

   

 三、ああ朝な夕なに この道を

   口笛涼しく 友どちと

   夜空にはずむ 語りべは 語りべは

   ああ中部中部 諸天舞う





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涅槃西風/今日の俳句 ≪第.1703号≫

2015年03月06日 05時20分18秒 | 今日の俳句
■<2015年(平成27年)3月6日(金)>■



     ◆新事業創出に“追い風”◆



     中小企業経営者から評価の声
     「設備投資の決断できた」
     「ものづくり補助金」好評


 中小企業支援として、公明党が強力に推進してきた「ものづくり補助金」が好評だ。これまでの利用申請のうち約2万5000件が採択され、中小企業経営者から喜ばれている。

 同補助金は、中小企業の優れた技術を生かした新事業創出などを後押しすることが目的。中小企業・小規模事業者の新商品・サービス、試作品開発などに必要な費用の3分の2を補助する。上限額は1000万円で、複数の企業が集まった共同体で5000万円。現在は、2014年度補正予算による補助の公募を5月8日まで実施している。問い合わせは、各地域の事務局(中小企業団体中央会)へ。

 同補助金は、民主党政権が実施した事業仕分けで一度廃止されたが、その後、自公政権が12年度補正予算で復活させた(予算額1007億円)。13年度補正予算では「ものづくり・商業・サービス補助金」として対象を拡大し、予算額を1400億円にまで増額。14年度補正予算では、共同体も対象に加え、小規模事業者の申請書類を簡素化した。

 全国中小企業団体中央会の調査によれば、補助金を受けた企業が新事業などの経費に充てた額は、政府が12、13年度で手当てした予算額の2.2倍になるという。補助金を呼び水に“自腹”を切ってでも設備投資に踏み切る動きが活発化している。味わいや彩りが豊かで食欲をそそる流動食を介護施設に提供するサービスなど新事業への期待は高い。

 全国商工会連合会の石澤義文会長は「中小企業・小規模事業者にとって、設備投資に必要な資金調達をサポートする補助金が継続されたことは喜ばしい。申請書類が簡素化されるなど、使いやすい制度にしたことにも感謝したい」と評価。経営者からは「この制度があったから今回の設備投資を決断することができた」などの声も上がっている。

 景気は回復への歩みを着実に進めているが、その恩恵を地方にまで波及させていくことが課題。そのカギを握るのは、地域で雇用の多くを担う中小企業だ。

 中小企業で新事業に挑戦する動きが目立ってきたことは、自公政権が掲げる地方創生の追い風にもなる。公明党は、制度の周知徹底や使い勝手の向上などに努め、中小企業・小規模事業者を全力で支援していく。



【公明新聞:2015年3月5日(木)付】
https://www.komei.or.jp/news/detail/20150305_16394





     ※今日の俳句※



  天辺の鳶が鳶呼ぶ涅槃西風
       江中真弓



  駄菓子屋の跡は空白涅槃西風
       光澤史子



  原子炉の町の夜ふけの涅槃西風
       鈴木六林男



※ 涅槃西風・涅槃吹・彼岸西風
 涅槃会(陰暦二月十五日)前後に一週間ほど吹き続く西風。俗に西方浄土からの迎え風というが、この風が吹くと寒さが戻る。また春の彼岸のころにあたるから彼岸西風ともいう。
→春風。

【「現代俳句歳時記/角川春樹編」(角川春樹事務所)より転載】






     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)3月6日(金)付】


  昨日よりも

  今日は一歩前進を!

  明日はさらに前へ!

  自分に打ち勝つ人が

  真の王者なり!


       2015年3月6日



     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)3月6日(金)付】


幼い男の子が口ずさむ童謡「線路はつづくよどこまでも」に、母が目を潤ませている。東日本大震災で鉄道の線路が寸断され、その区間を代行輸送していたバスで、乗り合わせた親子のことを時折、思い出す                                     



宮城県では、今月21日、JR石巻線の全区間がつながり、運転を再開する。きっと、あの親子も喜ぶことだろう。「つなぐ」「結ぶ」というニュースは、希望を届けてくれる



福島県の男子部員は、かつて目の病を患い、“なぜ自分だけが”というやりきれなさで心が折れた。逃げるように東京へ。しかし、居場所を変えただけで心は変わらない。無軌道な生活で体調を崩してしまった



そんな彼を心配し、励まし続けたのは、東京の同志だった。実は、彼の未来部時代の担当者だった福島の壮年部員が「力になってやってほしい」と、東京の同志に連絡を取り続けていた。遠い故郷から自分の成長を祈り、つながりを断ち切らせまいと奮闘してくれた真心に、彼は蘇生した。その後、福島に戻り、学会の青年リーダーとして活躍。「福光」への前進を続ける



孤立した「点」を結べば、「線」になる。線が折り重なって、一つの「面」になる。広布の拡大とはそういうものだろう。一人を励ますーー常にここから、われらの運動は始まる。     (白)




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3月5日(木)のつぶやき

2015年03月06日 01時41分30秒 | 日本