和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

大道23/小説「新・人間革命」

2015年03月09日 15時40分57秒 | 今日の俳句
「聖教新聞」 2015年(平成27年) 3月9日(月)より転載


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【大道23】


 「中部の日」記念幹部会は、山本伸一の司会・進行によって、笑いと歓喜の集いとなった。彼は、言葉をついだ。

 「次は、参加者の皆さんが、男性陣、女性陣に分かれて、交互に歌ってはどうですか」

 この提案を受けて、男性の参加者が立って、「この道の歌」を力強く歌い上げた。続いて、女性の参加者が立って、誇らかに熱唱。記念幹部会は、楽しい歌合戦となった。

 「うーん、どちらも上手だね。両方とも満点です。今日のところは引き分け!」

 彼の“名司会”に会場は沸いた。参加者は「この道の歌」を深く生命に刻んだ。

 伸一は、記念幹部会で、「聖人知三世事」の一節を拝して指導していった。

 「我が弟子仰いで之を見よ此れ偏に日蓮が尊貴なるに非ず法華経の御力の殊勝なるに依るなり、身を挙ぐれば慢ずと想い身を下せば経を蔑る松高ければ藤長く源深ければ流れ遠し、幸なるかな楽しいかな穢土に於て喜楽を受くるは但日蓮一人なる而已」(御書九七四ページ)

 伸一は、いかなる法を信じて生きるかによって、人間の生き方、考え方、生命の力も、すべて決まってしまい、信じる法のいかんが人生を決定づけていくことを訴えた。

 「大聖人は、この御文の前の箇所で、どのような祈とうを行ったとしても、日蓮を用いないならば、日本国は必ず、壱岐・対馬が蒙古に侵略されたように、同じ事態に遭遇してしまうであろうと御予言になっております。

 そして、『わが弟子よ! この言を信じて、その時を見なさい』と言われている。

 さらに、『これは、日蓮が尊貴であるのではなく、法華経のお力が殊に優れていることによるのである』と御断言になっています」

 人の心は、ともすれば揺れてしまうし、混沌とした時代の行方は見えない。しかし、偉大な法に立脚するならば、人もまた、偉大な力を発揮していくことができる。どこまでも根本は法である。だが、その法を説き、教えてくれる人がいなければ仏法はない。




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桜鯛/今日の俳句 ≪第.1706号≫

2015年03月09日 06時40分34秒 | 今日の俳句
■<2015年(平成27年)3月9日(月)>■



     ◆アメリカ創価大学で「創価教育シンポジウム」◆



 アメリカ創価大学(SUA)で第11回「創価教育シンポジウム」(主催=SUAの学生団体「創価教育・学生研究プロジェクト」)が2月14、15の両日に開催された。

 本年は、牧口初代会長の『創価教育学体系』発刊から85周年。人間の幸福を根本目的とし、その源泉を価値創造の力に見いだした教育学説は、今、世界各地で研究・実践されている。

 そうした成果・考察を共有し、人間教育の未来を展望するSUA伝統のイベントが、この「創価教育シンポジウム」である。

 今回は、学者や教育関係者のほか、SUAの学生・卒業生・教員、創価大学出身者らが論文を発表。白熱の議論を交わした。

 14日には、アメリカ・東ミシガン大学のレベッカ・マーチュセウィッツ教授が基調講演。人間と自然の連関を学びつつ、環境への責任感を育む教育の重要性を訴えた。

 15日には、ケニア・ナイロビ大学のヘンリー・インダンガシ教授とマスミ・オダリ上級講師による「ケニアにおける価値創造の教育」と題した論文が、ビデオメッセージで発表された。多民族・多文化社会において、自分だけでなく、社会のために善の価値を生み出す人材の育成へ、創価の哲学が不可欠であると述べた。

 ほかにも、学校の評価制度や、インドの特別支援教育、アフリカの開発支援、公衆衛生、医療教育、数学教育、言語教育など多彩なテーマで、創価の教育理念を根本に考察した研究成果が多数報告された。

 この2日間で、150人以上の学生・市民らが参加。創価教育の可能性を、心ゆくまで論じ合った。


【聖教新聞:2015年 3月8日(日)付】
http://www.seikyoonline.jp/news/headline/2015/03/1217053_5057.html



     ※今日の俳句※



  風荒れしひと日の宿の桜鯛
       山口いさを


  さくら鯛死人は眼鏡ふいてゆく
       飯島晴子


  安宿とあなどるなかれ桜鯛
       森田 峠


※ 桜鯛・花見鯛・乗込鯛・鯛網
  桜の咲くころ産卵のために内海や沿岸に来集する真鯛のこと。産卵期を迎えて桜色の婚姻色に染まることと、桜の咲く時期に集まることから桜鯛という。
 このころが主要な漁期であり、鯛の旬でもある。明石の鯛は有名。瀬戸内海で行われていた対の縛り網漁は現在、広島県福山市の鞆の浦の風物詩となっている。
→魚島

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)3月9日(月)付】


  座談会は広布の黄金軸。

  語りあうほど勢いを増し

  讃えあうほど人は育つ。

  「信心」で奮い立ち

  「団結」で勝ち開こう!


       2015年3月9日



     ※名字の言※
【聖教新聞:2015年(平成27年)3月9日(月)付】


とある打ち合わせの場。「覚えられるので大丈夫です」と言う後輩に、先輩がアドバイスを続けた。「メモを取るのも大切だよ。同じ内容を聞いていても、メモを取っている人の方が得るものが多いそうだ」                                    



「メモを取る」行為は、単に物事を記録しているだけではなく、「情報を理解して分解する訓練」になっているという。「情報に接していることを意識して扱うことでまったく違う成果が出る」(喜多あおい著『プロフェッショナルの情報術』祥伝社)



情報を「受ける」だけでなく「自ら積極的に処理する」姿勢が、より多くの付加価値を生む。メモを取ることに限らず、「積極性」「主体性」を持つことは、自分を大きく成長させる鍵だろう。自発・能動の人は、創意工夫を心掛ける。一つ一つの挑戦を、得難い体験として糧にすることができる



つい「○○しなきゃ」「○○に行かなきゃ」と口にしがちだが、受け身の姿勢の表れかもしれない。同じように取り組んだとしても、得られる成果も喜びも、自発・能動の人とは大きく異なってくる



何とか慌しい年度末。多忙な時ほど「○○しよう」「○○に行こう」と、心を奮い立たせたい。一瞬一瞬に最大の価値を作り出すのが、「創価」の生き方である。     (険)




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