和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

:大道30/小説「新・人間革命」

2015年03月17日 15時47分10秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 3月17日(火)より転載】

【大道30】

 山本伸一は、次いで、「ただ世間の留難来るとも・とりあへ給うべからず」(御書一一四三頁)について、講義していった。

 「信心をすれば、世間から、怪訝な目で見られ、非難、中傷されることもあるでしょう。でも、それは、経文に、御書に説かれた通りではありませんか。したがって、そんな“世間の留難”を恐れ、翻弄されて、一喜一憂してはならないと仰せなんです。

 この御文のすぐあとには、『賢人・聖人も此の事はのがれず』とあります。正義を貫けば難がある――これは、道理なんです。

 したがって、何を言われようが、どんな仕打ちを受けようが、“御書に仰せの通りだ。いよいよ難が競い起こってきたな。よし、戦うぞ!”と心を定めて進むんです。そして、堂々と、『わが道』を、『この道』を、『創価の正義の大道』を走り抜いてください」

 皆、目を輝かせて、話に耳を傾けていた。

 伸一は、さらに、「苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとな(唱)へゐ(居)させ給へ」の箇所について語った。

 「人生には、迫害の嵐、宿命の嵐が吹き荒れ、苦悩に苛まれることもあります。

 『苦』に直面した時には、その現実をありのままに見つめ、逃げたり、退いたりするのではなく、“よし、信心で打開しよう”と、ひたすら唱題に励んでいくことです。また、楽しい時、嬉しい時にも、感謝の心をもって御本尊に向かい、題目を唱え、歓喜を、さらなる歓喜の要因としていくんです。

 苦楽ともに唱題し抜く。その弛みなき精進のなかに、持続の信心のなかに、宿命の転換も、人間革命もあるんです。“題目を唱えることが、楽しくて、嬉しくてしょうがない”と実感できるようになれば本物です」

 強盛な信心とは、強盛な祈りであり、持続の唱題である。

 “唱題第一の人”は――揺るがない。臆さない。退かない。敗れない。胸中に、不屈の闘魂と歓喜の火が、赤々と燃えているからだ。




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竹の秋/今日の俳句 ≪第.1714号≫

2015年03月17日 06時41分11秒 | 今日の俳句


■<2015年(平成27年)3月17日(火)>■


     ◆高速道に津波避難所◆

    
     全国初の“活用”協定で
     公明、8年前から一貫推進


四国の高松自動車道と徳島自動車道を結ぶ高速道路の新区間が14日、開通した。徳島県の沿岸部を通る同区間には、地震発生時の津波から住民が避難するためのスペースも設置。この「津波避難所」は、徳島市議会公明党の提案を受けて、自治体と高速道路会社との間で締結された全国初の協定に基づいて整備されたもので、地域住民の悲願が実現した。


■地域住民の悲願が実現

※鳴門―徳島の新区間に 7カ所で約3500人分

3月14日に開通した高速道路区間今回、開通した区間は鳴門ジャンクション(JCT、鳴門市)―徳島インターチェンジ(IC、徳島市)の延長10.9キロ。四国内の高松、徳島両自動車道と兵庫県につながる神戸淡路鳴門自動車道が直結し、観光振興や流通促進など地域経済の活性化が期待されている。

同区間が通る徳島県沿岸部は、南海トラフ巨大地震による甚大な津波被害が予想される地域。周辺に高台がない地域も多く、住民が安全に避難できる場所の確保が喫緊の課題となっていた。

こうした状況を市民相談を通してつかんでいた公明党徳島市議団は、解決策を模索する中で、高さのある場所に新設される高速道路に着目。2007年9月定例会で土井昭一議員(市議選予定候補)が、県や西日本高速道路(NEXCO西日本)と連携して高速道路に住民の津波避難所を整備するよう提案し、毎年の予算要望などでも一貫して訴えてきた。

公明の提案をもとに、市は08年4月からNEXCO西日本と避難所の整備に向けた協議を開始。東日本大震災を受けて協議が加速し、11年8月に高速道路の敷地を津波避難所として活用することを明記した全国初の協定を県、徳島市、NEXCO西日本で締結。14年2月には鳴門市、松茂町、北島町とも同様の協定を結び、今回の避難所整備が実現した。

新区間の開通記念パレード=14日 徳島・松茂町津波避難所は区間内の7カ所で車道脇に整備され、合計3500人以上を収容できる。このうち、最大約6メートルの津波高が予想されている徳島市には、海抜7~9.4メートルの2カ所に計1400人が避難できるスペースを確保。地上から避難スペースに上がる階段や緩やかなスロープが整備され、足元を照らすLED照明も設置。平常時は立ち入ることができないように施錠され、緊急時には鍵を預かる住民代表が開放する。

8年前から津波対策を求める地域住民の声を公明議員に届けてきた党員の西森明さん(60)は、「安全な避難所の確保は地域住民の悲願だった。公明党の現場力と実行力で実現し、本当にうれしい」と語っていた。

また徳島市は、今後整備される徳島JCT(仮称)―徳島東IC(仮称)間にも津波避難所を設けたい考え。市危機管理課の横山昇課長は、「沿岸部に住む住民の命を守るために、NEXCO西日本と協議を進めていきたい」としている。




【公明新聞:2015年3月16日(月)付】
https://www.komei.or.jp/news/detail/20150316_16479


     ※今日の俳句※


  竹の秋伊八の波は宝珠の炎
       能村研三



  竹の秋くちびる乾いたら舐めて
       池田澄子



  竹の秋時雨亭とは石ばかり
       行方克己




※ 竹の秋・竹秋
 春先になると、竹は前年から蓄えた養分を地下の筍に送るため葉が黄ばんだ状態になる。これを他の植物の秋枯れになぞらえて竹の秋という。
→竹の春(秋)

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】



     ※わが友に贈る※


  異体同心の団結と

  不滅の敢闘精神ありて

  創価の城は磐石なり!

  大関東の同志よ

  今こそ奮い立て!


       2015年3月17日



【聖教新聞:2015年(平成27年)3月17日(火



     ※わが友に贈る※



     ※わが友に贈る※


東京ー富山間を最速2時間8分、東京ー金沢間を最速2時間28分で結ぶ北陸新幹線。開通直後の週末、各地で記念イベントが行われ、多くの観光客でにぎわった。交通網の発達を、地域の活性化にどうかすか。長い目で見た取り組みは、これからの課題だ                            



歴史家の宮崎市定さんは“交流軸のある都市は栄える”と言った。この視点で日本列島を見た場合、古都・京都は日本海側と太平洋側を最短かつ容易に結ぶ「舟運交流の中心地」であったことが分かると、土木専門家の竹村公太郎さんは述べ、そこに京都が1000年以上も栄えた理由を見いだしている(『日本史の謎は「地形」で解ける』PHP文庫)           



豊かな地域づくりのために、この「交流軸」という視点は、社会資本だけでなく人間関係にも必要だろう。交流軸からははずれたようにみえる。「限界集落」と呼ばれる高齢者が多い地域でも、人と人が活発に交流するところには活気がある               



アフリカには「一人の老人が死ぬと、一つの図書館がなくなる」ということわざがあるそうだが、人と人がつながり、対話することは、膨大な情報を交換し、そこから新たな価値を生み出すことでもある



出会いと別れの春。私たち一人一人が「交流軸」となって、地域に希望の活力を送ろう。     (川)
                 

【聖教新聞:2015年(平成27年)3月17日(火)付】



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