和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

広宣譜30/新・人間革命

2014年12月23日 19時19分43秒 | 今日の俳句
      
【「聖教新聞」 2014年 12月23日(火)より転載】


【広宣譜30】

 山本伸一は、電話に出た関西総合長の十和田光一に、弾んだ声で言った。

 「できたよ。『関西の歌』を作ったよ」

 そして、歌詞を読み上げていった。

 それを書き取った十和田は、「ありがとうございます」と、感極まった声で応えた。

 伸一は、率直な意見が聞きたかった。

 「もし、ここを直してほしいという箇所があれば、遠慮なく言ってください。関西の皆さんの歌だもの、皆さんが心から納得して歌えるものにしたいんです。どうだい?」

 十和田は、申し訳なさそうに口を開いた。

 「二番の一行目に『我等の誇り 金の城』とございますが、この『金の城』を、『錦州城』にしていただけないでしょうか」

 伸一が「金の城」としたのは、皆の目に鮮やかな色彩が浮かぶような歌にしたかったからだ。だが、関西の同志にとって、「錦州城」という言葉には、格別な思いが詰まっていた。

 一九五六年(昭和三十一年)二月、大阪の戦いの指揮を執っていた伸一は、大勝利への決意を託した歌を詠んだ。そして、戸田城聖の誕生日である十一日に、この歌を贈った。

  

  関西に 今築きゆく 錦州城

     永遠に崩れぬ 魔軍抑えて

  

 そこには、大阪城の別名の「錦城」と、中国遼寧省の難攻不落の都城「錦州城」を掛け、関西に金城鉄壁の民衆城を築き上げようとの誓いが込められていた。

 戸田は、即座に返歌を認めてくれた。

  

  我が弟子が 折伏行で 築きたる

       錦州城を 仰ぐうれしさ

  

 伸一は、この歌を心に刻み、関西の同志と共に戦い、大勝利した。したがって、彼らには、“関西は創価の師弟が築き上げた広布の錦州城だ!”との強い共戦の誇りがあった。

 だから、十和田は、「錦州城」という言葉を入れてほしいと、要請したのである。



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琵琶の花/今日の俳句 ≪第.1630号≫

2014年12月23日 07時30分42秒 | 今日の俳句

■<2014年(平成26年)12月2日(火)>■


     ◆農家の経営安定に全力◆
    
 
【公明新聞:2014年12月21日(日)付】
https://www.komei.or.jp/news/detail/20141221_15817


【写真】北海道秩父別町の農家から話を聞く稲津氏(中)


     ※北海道秩父別町の農家から話を聞く稲津氏

 稲津久氏は16日、北海道秩父別町のコメ農家を訪れ、北海道の基幹産業である農業の振興について意見を交換しました。

 「米価下落は深刻で、収入が安定するようなシステムをつくってほしい」との要望に稲津氏は、「国政の場でさまざまな支援策を提案していきたい」と応じ、地域農業の経営安定へ全力を尽くすことを約束しました。

 関係者は、「当選後すぐに農業現場に足を運んでもらえてありがたい。このスピード感は頼もしい限りです」と、期待を寄せていました。



     ※今日の俳句※


  

  あんまりな言ひ方枇杷の花は花
        中原道夫

  子ら寝しかば妻へのみやげ枇杷を出す
        篠原 梵
  

  爛々とをとめ樹上に枇杷すゝる
        橋本多佳子



※ 琵琶はバラ科の常緑高木。11-12月、枝先に円錐花序をなして白色五弁の花を多数開き、芳香を放つ。中軸・花柄・萼片(がくへん)ともに淡褐色の絨毛に包まれた、目立たない花である。
→琵琶(夏)。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2014年12月23日(火)付】

  


  会場提供の皆様

  支えるご家族の方々に

  感謝と御礼の言葉を!

  尊き宝城ありて

  地域広布は大発展!
  

      2014年12月23日



     ※名字の言※
【聖教新聞:2014年12月23日(火)付】



世界初個人向けコンピューターが発売されたのは40年前という。画面やキーボードもなく、スイッチのオン・オフで計算処理をさせる、大型の電卓のようなものだった。



今では、多彩な機能を持ち、携帯電話というより“携帯コンピューター”に近いスマートフォンが普及する。さらに、双方向の交流が可能なソーシャルメディアの広がりもあり、どこでも、いつでも、世界の人々とつながる時代になった



だが、意思疎通の技術の発達に比例して、人々の絆も強まったかといえば、そうでもない。近くにいる人にさえ、会話をせずにメールで済ませたり、メールを送れば相手が理解したものと錯覚してしまったり、技術に頼りすぎることで、コミュニケーションへの人間の感性が退化してはいけないか



インターネット検索サイトの最大手が、経営の考え方をまとめていた。「会話はいまでも最も重要かつ効果的なコミュニケーション手段である」と「『ハウ・グーグル・ワークス』日本経済新聞出版社)



話の内容に加え、表情、目線、しぐさ、声の抑揚ーー直接、会話することで得られる情報量は、いまだに、他の意思疎通手段を圧倒的にしのいでいる。年末年始の貴重な時間を有意義に、会って語り合うことに割きたい。(聖)



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