蜜柑/今日の俳句 ≪第.1628号≫
■<2014年(平成26年)12月21日(日)>■
◆介護職の処遇改善へ◆
【公明新聞:2014年12月20日(土)付】
https://www.komei.or.jp/news/detail/20141220_15810
【写真】介護報酬改定の検討状況を聞いた党推進本部=19日 衆院第1議員会館
党包括ケア本部 報酬改定の現状聞く
公明党地域包括ケアシステム推進本部(桝屋敬悟本部長=衆院議員)は19日、衆院第1議員会館で厚生労働省老健局の担当者から、来年度に実施される介護報酬改定の検討状況を聞き、意見を交換した。
このうち、介護職員の処遇改善加算に関して厚労省は、「雇用管理の改善などをさらに進める事業所を対象に、月額1万円程度の新たな上乗せを検討している」と報告。併せて、中重度の要介護者や認知症高齢者への対応強化なども進めていくと説明した。さらに会合では、介護の人材確保やサービスのあり方などをめぐり、参加者が活発に議論した。
※今日の俳句※
蜜柑を焼いて喰ふ小供と二人で居る
尾崎放哉
帰郷して蜜柑山でもやりたまへ
藤後左右
蜜柑山ま白聴く雲の夜も満つ
加倉井秋を
※ 蜜柑・蜜柑山・蜜柑狩。
ミカン科の常緑低木で普通その実をさす。代表的なものは鹿児島県原産の温州蜜柑で、暖地に広く栽培される。早いものは秋から収穫され、冬の果物の王座を占めている。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
※わが友に贈る※
年末年始のあいさつが
心を開き一年を開く。
近隣を大切に!
旧友を大切に!
信頼の縁(えにし)を幾重にも。
2014年12月21日
※名字の言※
先日、こども音楽コンクールを鑑賞した。小学生の器楽部門だったが、高い技術力、息のあった演奏、豊かで美しい響き……。“これが小学生のレベルか!”と、耳を疑った
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このコンクールは60年以上続く。その理由を、主催者は「音楽を愛する人がいるから」と端的に述べていた。そして東日本大震災が起きた直後、あるラジオ局に被災者から寄せられた要望を紹介した。一番多かったリクエストは、「音楽を流してほしい」と言うことだった
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ドイツの文豪ゲーテは、死の危機を脱した後に手紙に、こう書いている。時に文豪は73歳。「何よりも奇跡的なことは、ここ数日、私に働きかけた音楽の恐ろしいばかりの力だ!」「(音楽は)固く握りしめたこぶしのようだった私の心を優しく解きほぐしてくれる」(柴田翔訳)
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この秋、音楽隊、しなの合唱団が、全日本合唱コンクール全国大会で、「金賞」に輝いた。この躍進の背景の一つとして、団員たちは、東北の被災地で復興コンサートを重ねてきたことを挙げていた。「心で歌う」原点、そして「心と心をつなぐ」使命を、あらためて自覚しました、と
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原点を忘れない人、使命を自覚した人は強い。音楽は、心を豊かに耕すだけでなく、強さをも与えてくれるものである。(川)
【聖教新聞:2014年12月21日(日)付】
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