年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

東京メトロ千代田線赤坂駅:『鮨兆』   盛者必衰ではありませんが、かつての魅力はありません

2015-09-30 22:27:57 | 関東
P9301478.JPG

赤坂でランチをしましょうとお仲間と待ち合わせをして目的のお店に向かったのですが、なんとそのお店は開店時間である11:30を過ぎてもドアが開くことも無く…
5分ほど待ちましたが「開店時間を守れないようなお店で美味しいお料理をいただけるはずもない」と、別のお店へと移動いたします



P9301468.JPG
『鮨兆』
赤坂のグルメビルとも称される雑居ビルの3Fにお店があって、2Fにある『天茂』とともに開店時間ともなると階段に列が出来るほどの人気店でありまして…
並ぶことを覚悟しながらも小走りで向かい、エレベーターを降りてみますとそこにはあるはずの列は無くちょっと拍子抜けであります


P9301480.JPG
店内へと入ってみますと…
開店時間から10分以上も過ぎているにもかかわらず、先客はひと組だけでありまして…
こんな日もあるんだななんて思いながら「おまぜ」をいただきます
お昼の時間はこの「おまぜ」と呼ばれるバラチラシだけが提供されるのですが、ご飯の量は大盛りから少な目まで自分のお腹と相談しながらボリュームを選ぶことが出来るのはありがたいことですね


P9301479.JPG
これがその「おまぜ」なのですが…
かつていただいたモノとはちょっと様子が異なっていまして、やたらと玉子焼きが目立つと言いましょうか、宝石箱のような彩りの美しさがありませんね
そんなことを感じながらも食べ進めてみますと…
そうなんです 
かつては中トロとも思えるような上質なマグロが存在を主張していたのですが、今回のモノは漬にされたカンパチと思われる白身が幅を利かせていて赤身が少ないんです

先ず白味噌の汁が出され食事中に赤出汁が提供されていたサービスも、今では同時に二つの汁が提供されてしまいまして…
ちょっとしたかつての感動は無くなっていますね
更に会計後に提供されていたどら焼きも無くなっていて、かなりガッカリな印象を受けました


諸物価の高騰によるものだろうと想像しますが、お客さまとは正直なもので…
価値がなくなったお店からは足が遠のいてしまうのですね
「盛者必衰の理」を見たような気がいたします



【赤坂 鮨兆】
東京都港区赤坂3-6-10 第三セイコービル3F
03-3585-7917


コメントを投稿