11月 21日

2022-11-21 05:24:15 | Weblog
                         山茶花 < 季=冬 >



          山茶花は咲く花よりも散つてゐる           細見綾子


          烈公の蟄居の庭や白山茶花              栗田やすし


          山茶花や縁切状の女文字               矢野孝子


          散り敷きてなほ山茶花の花盛り            熊澤和代


          山茶花の闇へ火を噴く登り窯             朝生孝子




                  


                  



          山茶花に戀ならで病める女あり            正岡子規


          山茶花のこぼれつぐなり夜も見ゆ           加藤秋邨


          山茶花の咲くだけ咲いて星出づる           永井龍男


          山茶花の散る月光に畳職               黒田杏子


          山茶花の大輪旦暮おだやかに             中村汀女




                  


                  


           昨日も日本全国で76,935人のコロナ感染者の発表が有りました、また増えつつあります 
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         心がけましょう
         ( 前週同曜日比+8,524人 )
  
 
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2 コメント

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Unknown (夏子)
2022-11-21 07:51:00
こころさん、おはようございます。

細見綾子の句は、まさにそのとおりですね。これが写生というものでしょうか。
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山茶花 (ころころ)
2022-11-21 14:32:08
夏子さん、こんにちわ

確かにこの句の景色に既視感がありました
句会での吟行で両国の回向院に行った時の事
回向院の生垣が約30メーターにわたってこの
山茶花でした 確かにえだに咲き満つ山茶花の紅より
散り敷く紅い花びらの方が色の面積が広く感じました
実際この句の写生もきっとそうだったのではと思います

写生の句はともすれば詩的にはうすく感じますが
鑑賞を進めると多くの鑑賞者をうなずかせますね
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