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12月 19日

2020-12-18 15:11:36 | Weblog
                       侘助・侘助椿

          一般的には侘助は椿のうち花弁の数が少ない小型の花を付けて、
          あまり平開しない種類を言います
          侘助の名の由来は諸説ありますが
           江戸時代の茶人・千利休の下男(使用人)の庭男の名前「侘助」にちなむという説。
          彼はこの花を丹精こめて育てていた庭師で、千利休はこの花を茶室に飾って愛でたと
          言われています



     侘助や妻着て一日富士眺む         栗田やすし


     青竹に詫助一枝禅の寺           村瀬さち子


     侘助や表札いまも夫の名          梅田 葵


     侘助や葵の紋の釘隠し           菊池佳子


     侘助やひび割れ深き楽茶碗         足立サキ子


     侘助や寺に絵工の墓一基          澤田正子


     侘助の落ち重なれり休め窯         豊田紀久子


     侘助や酒蔵と母ともに老ゆ         金原峰子


     侘助や雪見障子の音軋む          大嶋福代



          


     佗助を挿すとて据ゑぬ蕪徳利        水原秋桜子


     佗助をもたらし活けて通ひ妻        石田波郷


     わびすけの畳にこぼれひぐれけり      加藤楸邨


     佗助やちちの紬をははが着て        塩谷はつ枝


     侘助や褪せし葉書の男文字         谷口桂子


     侘助のひとつの花の日数かな        阿波野青畝


     佗助や障子の内の話し声          高濱虚子




          

          

          東京は664人のコロナ感染者となりました 
          三密をお忘れなく密閉、密集、密接
          そして手洗い、うがい、マスクの着用で自分と大切な人を守りましょう
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