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3月 23日

2025-03-23 05:10:59 | Weblog

                        初蝶・蝶・紋白蝶・黄蝶々

 

 

 

                

 

 

 

          鯉の背に初蝶来れば父恋し            沢木欣一

 

          反射炉に初蝶の来て影落とす           栗田やすし

 

          光りつつ蝶が蝶追ふ疎水べり           桜井節子

 

          都府楼の礎石伝へり春の蝶            伊藤範子

 

          初蝶や双子の眠る乳母車             佐々木美代子

 

          蝶飛べりきりんの足を縫ふやうに         中斎ゆうこ

 

 

 

 

                

 

 

 

          白蝶々いつもつがひのあと先に          細見綾子

 

          初蝶や吾三十の袖袂               石田波郷

 

          つまづきし子に初蝶もつまづきぬ         西村和子

 

          初蝶に手を振つて児の誕生日           井上美樹

 

          水際に日暮れを掬う紋白蝶            宇多喜代子

 

          初蝶をとらへるための双手かな          夏井いつき

 

 

 

 

                     

 

 

                     紋白蝶ほどの汚れの白靴に     福永耕二

 

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (7u6n4c1h4a9n7)
2025-03-23 13:33:02
どの句も味わい深くどきっとしたりくすっと笑えたり

こんな風に詠めたらいいなあと思います
西村和子さんの句、幼子が
つまづき近くにいた蝶々もそれにびっくりして
にわかな羽ばたきをした…
可愛い1コマを想像しました
返信する
Unknown (7u6n4c1h4a9n7)
2025-03-23 13:34:31
コメントはkohです🙇‍♀️
返信する
確かに楽しい句ですね (ころころ)
2025-03-23 18:10:02
kohさん、こんにちわ

句会の楽しみは佳い句を詠むことですが、私の好きな
句会は鑑賞者のいろいろな意見が出sる句会です
正解なんて二の次、俳句は「短詩」ですもんね
私は年を重ねるほど俳句が楽しく出来るように
なりました
返信する

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