牡丹の芽
日本人もいつしか「バレンタインデー」「ホワイトデー」とか製菓メーカーの
術中にはまり、俳句歳時記でも「愛の日」まで登場する始末・・
じゃあ「愛の日」以外はどうなってるの?って話です。
本筋にもどります。2003年3月14日は鈴木真砂女の忌である。
明治39年千葉鴨川生まれ、「春燈」の久保田万太郎、安住敦に師事。
享年96歳 昭和32年より銀座一丁目に小料理屋「卯波」をはじめる。
(店は現在もやってます)
私は以前より他の女流俳人とは違う何かを感じていました。
それは性別を超えた俳句の申し子のような気配かもしれません。
と言っても真砂女の3000句全てを鑑賞したわけでもなく。
実際読んだ句集は第二句集「卯波」第四句集「夕螢」だけで、
全七句集はこれからゆっくりと鑑賞するつもりでいます。
あるときは船より高き卯波かな
手袋の手をつなぎあふ親子かな
初凪やものゝこほらぬ国に住み
羅や人悲します恋をして
ゆく春や身に幸せの割烹着
夏帯をきりゝと締めて病まぬなり
極月や夜目にも白き波の牙
夏帯や一途といふは美しく
遠きとほき山ほど眠る容ちして
春の雪切身にしても鱈は重し
忌日の季語は沢山あるが、実朝忌や利休忌より身近に詠めるのではないかと思う。
真砂女忌や泣いて笑ろふて酒みづく ころころ
日本人もいつしか「バレンタインデー」「ホワイトデー」とか製菓メーカーの
術中にはまり、俳句歳時記でも「愛の日」まで登場する始末・・
じゃあ「愛の日」以外はどうなってるの?って話です。
本筋にもどります。2003年3月14日は鈴木真砂女の忌である。
明治39年千葉鴨川生まれ、「春燈」の久保田万太郎、安住敦に師事。
享年96歳 昭和32年より銀座一丁目に小料理屋「卯波」をはじめる。
(店は現在もやってます)
私は以前より他の女流俳人とは違う何かを感じていました。
それは性別を超えた俳句の申し子のような気配かもしれません。
と言っても真砂女の3000句全てを鑑賞したわけでもなく。
実際読んだ句集は第二句集「卯波」第四句集「夕螢」だけで、
全七句集はこれからゆっくりと鑑賞するつもりでいます。
あるときは船より高き卯波かな
手袋の手をつなぎあふ親子かな
初凪やものゝこほらぬ国に住み
羅や人悲します恋をして
ゆく春や身に幸せの割烹着
夏帯をきりゝと締めて病まぬなり
極月や夜目にも白き波の牙
夏帯や一途といふは美しく
遠きとほき山ほど眠る容ちして
春の雪切身にしても鱈は重し
忌日の季語は沢山あるが、実朝忌や利休忌より身近に詠めるのではないかと思う。
真砂女忌や泣いて笑ろふて酒みづく ころころ
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