
( 稲架 )
豆稲架にとどかむばかり波の先 沢木欣一
豆稲架の日だまり婆々の居場所なる 細見綾子

棒稲架
棒稲架のみな旅人のごとく佇つ 大内史光
しばらくは新稲架として雨はじく 能村登四郎
姥捨や田毎の稲架に後の月 林 翔
棒稲架も冬囲も風の雄物川 石原八束
夕稲架のあはきほてりにしばし沿ふ 八木絵馬
豆稲架にとどかむばかり波の先 沢木欣一
豆稲架の日だまり婆々の居場所なる 細見綾子

棒稲架
棒稲架のみな旅人のごとく佇つ 大内史光
しばらくは新稲架として雨はじく 能村登四郎
姥捨や田毎の稲架に後の月 林 翔
棒稲架も冬囲も風の雄物川 石原八束
夕稲架のあはきほてりにしばし沿ふ 八木絵馬
稲架も小石川後楽園のなかで見れました。農家も自家用米や谷あいの田などでは稲架を使いますが、広いところはみなコンバインで、藁だけになり、だんだん見る機会が減つています。
豆稲架は「豆」の稲架ではなく、小さい稲架のことですか。誤解していました。
誤解では有りませんよ
大豆や小豆を収穫後、竿に架けて天日干しします
それを豆稲架と認識しています
そうして句を鑑賞するとまた違ったものを感じます