3月 2日

2024-03-02 06:01:26 | Weblog
                        春蘭・ほくり・ほくろ・はくり




          敦煌のグラスに挿しし藪春蘭           細見綾子


          人送り来て春蘭に屈みたる            矢野孝子


          指ほどの春蘭ひらく古窯址            伊藤範子


          春蘭の塩漬け甘き香を放つ            山本悦子


          春蘭の和紙のごとくに花芽透く          中根多子


          春蘭の擡ぐ花芽や紅ほのか            近藤きん子





                




                




          春蘭や暗きに打てる紙砧             水原秋櫻子


          薄照りの陽に春蘭のもの憂しや          桂 信子 


          春蘭の香に帰り来て落ちつきぬ          加藤秋邨


          春蘭を掘つて薬師の裏の山            森 澄雄


          春蘭の風をいとひてひらきけり          安住 敦


          貧書斎春蘭花をあげにけり            富安風生





                




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コメント (2)
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