4月 26日

2018-04-25 16:25:03 | Weblog
              (  芍薬・玉芍薬・糸葉芍薬  )



うら若き墨染衣玉芍薬              細見綾子



芍薬に逢瀬のごとき夜があり            森澄雄



芍薬の芽のほぐれたる明るさよ           星野立子



芍薬や月山拝む山の邑               水原秋櫻子



芍薬を抱くほど剪りて妻戻る           丹羽康碩



芍薬が咲いたと母へひとりごと          松平恭代



散り際の芍薬の芯萌黄色             平松公代



芍薬の蕾ほぐれて虫出づる            中山 ユキ



芍薬を活けて一日香の中             鈴木真理子



木の臼に芍薬活くる紙問屋            兼松 秀



山からの風に芍薬首振れり            中村修一郎



          


          玉芍薬



          


          糸葉芍薬



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