5月 30日

2011-05-30 01:27:04 | Weblog
            ( 吟行で拾うもの )

昨日のNHK朝6時30分からの番組「どこでも俳句」は東京秋葉原電気街を吟行するという
設定でした。ご覧になった方も多いと思います
その中で吟行とはとテロップが流れていて「吟行とは季語を探す、俳句になる題材を探す」とあり
ほっとしました。常日頃、友人からもどんな風に吟行をするのか聞かれる度に「朝起きてから吟行が
始まってその日の季語を探して歩いてる」と答えていたから。これは誰にも教わったわけではないから
何となく嬉しかった
先日の吟行地、平林寺本堂の西側広縁の一枚の写真にも「夏障子」「竹簾」が見えています
やはり季語から詠めた句は出来は兎も角季語が動かないような気がします


夏障子破れて森が見えてをり        大石雄鬼


夏障子するするあいて鳥海みゆ       渋谷道




同じ広縁に夏布団


若竹や色もちあふて青簾           正岡子規


女絵の扇やたたむ竹簾             栄政


夏布団薄く敷きつめ坊泊り           関口 碧


夏布団ふわりとかかる骨の上          日野草城




若葉影(野火止にかかる橋の欄干)


みかぐらや若葉影さす春日宮          中勘助


硯箱若葉影さす座机に             小川濤美子








コメント (2)
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