酔うということ

2005-10-21 21:15:29 | Weblog
   おだやかな秋の一日

  昨日はお酒の話をしました。今日は酔うということに付いてのお話です。
  同じ種類のお酒を飲んでも人それぞれに酔い方は違います。
  「旨い酒を飲もうよ」と言われますが、その「旨い」というのにも、
  味と気分に分かれています。
  男が二人、小料理屋で大鉢料理をまえに久しぶりの飲み会,話題は学生時代
  の事や恋の話で盛り上がって「旨い酒」を飲んでいます。
  酒はおやじお奨めの久保田の万寿それはそれは「旨い」お酒です。
  何時しか酔いも回り始めた頃、政治,年金,墓,老後の話になってからは、
  お互いが話を譲らなくなってきました。どんどん感情がエスカレートして
  最後には口喧嘩にも・・・「苦い酒」に変わりました。
  

     秋袷酔ふとしもなく酔ひにけり 久保田万太郎
     鱧の鰭や満座の酔に酔はずをり 能村登四郎
     小正月そそのかされて酔ひにけり 中村苑子
     衣被酔ふとつぶやく肥後訛 松本陽平
     泡盛に足裏まろく酔ひにけり 邊見京子
     白酒の十九の酔の美しき 谷崎 和布刈男

  

     ころころの今日の俳句

       棟梁の一本〆や今年酒


      ころころの独り言

   少年期、もてたくてギターを習い,青年期もてたくてワインを勉強し、
   中年期、結局もてないので、酒でも飲む。


       ころころのお気に入り


         酔へばあさましく酔はねばさびしく 山頭火
     
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする