チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

老眼鏡

2012-09-27 10:48:33 | バティック(職人さん)

ジャカルタは雨が降ったみたいですね。チレボンではまだまだ乾季が続いてカラカラ日和、午後はあまりの暑さに気絶しそうになります。

  

先日、工房でちょっとした騒ぎが勃発。その原因のひとつが職人さんの老眼問題でした。テンボック担当のアデさん、現在は+1.25の老眼鏡をかけて仕事しています。↓

まだ、30代だと思う(生年月日、不詳・・・・・)んだけど、老眼くるの早いなぁ。目を酷使しているからかしら?

「こ、こ、こればもしや老眼キテル?」と気づいたのはかなり前でした。Witの線がブチブチ切れてしまっています。↓

アデさんは工房でかなり前から働いている熟練職人なので技術が落ちているはずはなく、だとしたら絶対「目が問題」だとは思ったのですが、レバラン前のバタバタでしばし放置。あと、老眼鏡かけさせると他の職人がからかったりするので若干躊躇してしまい決断が遅れたら・・・・・・イセン担当からクレームが出たらしく、ちょっとした騒動に。

イセン職人の立場だと、自分達の描いた丹精なイセンがWitがブッチギレてしまうことで台無しになってしまうと考えた(実際その通り・・・・・)みたいです。

イセン終了の段階。これからテンボックします。↓

Witブチブチで悲しい・・・・・・↓

そんなこんなでスッタモンダしましたが、幸いアデさんは眼鏡使うことを快諾。実際、老眼鏡かけて試してみたらこの通り↓

眼鏡かけただけで、かなり改善されました。良かった~、次回はもっと早く対応しようと誓いましたよ・・・・・。

今回の件でちょっと反省をしてサッカーや納豆や新聞バッグにばかりかまけてないで、仕上がったものをちゃんとチェックしています。テンボックのWit中心に見ているのですが、イセン職人のボーダー模様にスゴイの見つけちゃった。↓

リンダちゃん・・・・・・↓

実寸のボーダーの幅は1cm弱です。ものすごく時間かかりそうですが、日当制の職人さん、お構いなし。


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