チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

くるみボタン

2009-06-12 22:34:06 | 日常あれこれ


パチェ工房には縫製担当が4名います。通常、染め上がったものをいろいろなアイテムに加工するので大忙しなのですが、バティック職人(特にテンボック担当)の出勤率が悪いと染めがなかなか進まないため、縫うものがなくなってしまうことも。

停電のような非常事態の場合もミシンは使えないので、バリの手織物生地で作った小さなテディベアの綿詰め。これはすでに縫製済みのパーツを常備してあります。仕事がとっさに思いつかなかったり、付属品を切らしている場合も同様。暗号は「Kumachan」(笑)。

Kumachanの他にもう1種、隙間仕事を開発しました。くるみボタンのヘアゴム作り。中国製のくるみボタン製造機(?)、大活躍です。画像は左から穴あけの指導をするコマールさん、縫製のエティンちゃん、イワン君、アヨさん(右にあるのがくるみボタン製造機)。ボタン用の生地も手描きで作っています。こんな小さな柄を蝋描きさせられる職人さん、大変だぁ。脱帽です。