海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1302 「マッチ棒の冒険」2版目

2018-10-11 | 版画


「マッチ棒の冒険」2版目

昨日のつづきです。

2版目として、黄色の版を入れました。

これではっきりとマッチ棒だとわかりますね。

もちろん、これで終わりではありません。まだまだです。

しかし、案外、シンプルできれいなので、1枚だけ残すことにしました。

(はがき大 2版2色)

No.1301 「マッチ棒の冒険」1版目

2018-10-10 | 版画


「マッチ棒の冒険」1版目

久しぶりに版画です。

(印だって版画と言えば版画ですが…。)

デザインのアイデアが浮かんで来ない時は、素直に休憩していますから、逆に、何かひらめいた時には、急いでその感覚を表さなければなりません。

昨夜、夢うつつで、頭の中に出てきた形がありましたから、早速描き留めました。

そして、とりあえず第1版です。

ピンポイントの色着けは、ステンシルで、まずは赤。

表題で示したので、何かわかりますね。

仮題ですが、「マッチ棒の冒険」。

やはりマッチの頭は赤でなくちゃ!

さて、これからどんな色合いになるのかは、只今考え中です。

とりあえず、はがきに12枚摺りました。

No.1299 印「何を求める風の中」

2018-10-06 | 


印「何を求める風の中」

今日も石を刻しています。

ちょうど今朝から、台風25号の影響で風が強くなってきました。暴風圏内に入ったのでしょう。

この印刀は、小さな字、細かな作業のために作ったものです。

だから、やはり小さな字のものを刻さなければなりませんね。

それで、「何を求める風の中」

山頭火の「何を求める風の中ゆく」の句から、「ゆく」がないことばです。

(入らなかったのではありませんよ。はじめから入れなかったのです。)

印刀の試しとして、ストレスなく刻せることを確認しました。

南からの強風の中で。(今日は室内で刻しています。)

(2.1cm×2.1cm)



No.1298 印「杜」

2018-10-05 | 


印「杜」

もう一つの印刀の切れ味も試さなければなりませんね。

前のより刃の幅が狭い印刀です。もう少し小さな字の時に使うのですが、深く刃を入れれば、これくらいでも大丈夫です。

柄に巻いた麻紐の効果は、かなりあります。楽に刻せます。

(2.1×2.1cm 巴林石)

No.1297 印「海」その2

2018-10-04 | 


印「海」その2

もう一つ、また「海」です。

今度は、巴林(パリン)石の印材。

青田石よりも、硬くてきれいな線が刻せるのが特徴です。

まぁ、印刀の切れ味の試しでもありますし、感覚を掴むためにもいろいろやってみなければなりません。

確かに普通にきれいに刻せるのですが、偶然の欠けやハツリは出ません。

それではどうもつまらないので、かなりいろいろ手を加えました。

この印刀は、切れ味鋭いので、上手く使えば、思う様になります。

ただ、作り過ぎても良くないので、難しいところです。

巴林石は、細かな線のものが良いですね。

いずれにしても、柄に紐を巻いたことで、かなり持ちやすく力も入りやすくなりました。

何でもっと早くやらなかったのでしょう!

(2.2✕2.2cm)

No.1296 印「海」

2018-10-03 | 


印「海」

印刀を砥いで、柄を持ちやすくしたのだから、当然刻してみたくなりますね。

早速、八分(2.5✕2.5cm)の青田石でやってみました。

これ、ほぼ一度の刻。つまり、一発勝負です。(もちろん補刀は少ししています。)

刃が厚いので、太い線でバリバリいけるのですが、砥ぎたてですし、切れ味最高!

しかも、グリップがしっかりしたので、軽い力で、面白いように刻せます。

破壊力抜群です。

実は今まで、持った感じが手にしっくりこなくて、あまり使っていなかった印刀でした。

これから、大いに役に立ちそうです。

No.1295 印刀を砥いで…

2018-10-03 | 


印刀を砥いで…

久しぶりに印刀を砥ぎました。

この二本は、バネ鋼から鍛錬した自作の印刀で、特にお気に入りのものです。

ついでに、柄に麻紐を巻いてみることにしました。

案外簡単に出来上がり。

ちょっとした一手間で、とても握り易くなりました。