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戦場取材を重ねてきた山本美香さんが、シリア内戦の犠牲になった。小学生向けの著書「戦争を取材する」(講談社)にその時の体験が書かれている。
内戦に苦しむ人々を取材しながら、自問していたそうだ。医者なら目の前の命を救えるが、記者の仕事にどれほどの意味があるのか、無力感に襲われながら撮影していた彼女に、わが子を失ったばかりの父親が言ったという。「こんな遠くまで来てくれてありがとう。世界中のだれも私たちのことなど知らないと思っていた。忘れられていると思っていた」。
撃つ側ではなく撃たれる側に立って戦場を駆けてきた。戦争の犠牲者を数字でなく、生の言葉と表情で伝え続けてきた。その著書はこう結ばれている。<世界は戦争ばかり、と悲観している時間はありません。この瞬間にもまたひとつ、またふたつ・・・大切な命がうばわれているかもしれない、目をつぶってそんなことを想像してみてください>。
内戦に苦しむ人々を取材しながら、自問していたそうだ。医者なら目の前の命を救えるが、記者の仕事にどれほどの意味があるのか、無力感に襲われながら撮影していた彼女に、わが子を失ったばかりの父親が言ったという。「こんな遠くまで来てくれてありがとう。世界中のだれも私たちのことなど知らないと思っていた。忘れられていると思っていた」。
撃つ側ではなく撃たれる側に立って戦場を駆けてきた。戦争の犠牲者を数字でなく、生の言葉と表情で伝え続けてきた。その著書はこう結ばれている。<世界は戦争ばかり、と悲観している時間はありません。この瞬間にもまたひとつ、またふたつ・・・大切な命がうばわれているかもしれない、目をつぶってそんなことを想像してみてください>。
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