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時計

2012-07-03 06:43:59 | Weblog
7月1日の朝、午前9時前に、特別な一瞬が訪れた。8時59分59秒の次は、その朝に限っては、9時ちょうどではなく、59分60秒。この1秒が「うるう秒」だ。

セシウム原子の振動を基にした正確無比な「原子時計」と、地球の自転を基にした時間のずれを調整するために付け加えれる。地球の自転は遅くなっているそうだ。

地球が生まれた46億年前には5時間で1回転していたのが、6億年前には22時間に、月との引っ張り合いなどで回る力を消耗しているためだという。地球がペースダウンしているのに、生活はせわしくなるばかりだ。

「時の研究家」として数々の著書がある織田一郎さんは、日本人の時間感覚の変化を探っていて、昭和初期に来日した英国人サンソム夫人の手記「東京に暮す」に驚かされた、夫人は日本で暮らしての自身の変わりようを記す。

<日本人のように蜜蜂のごとく働いたかと思うとゆっくり休みまた働くという頭の切り替えができるようになるのです>。欧米人もうらやむような時間の使い方を、つい数10年前の日本人はしていたのではないか、と織田さんはみる。

1秒だけ得した気分の日曜日。小沢昭一さんの句で、ひと息を、<時計屋の微動だにせぬ金魚かな>

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