後ろ盾のはずだった菅首相の援護がなく、増税を主張する与謝野氏は一方引かざるをえなかった、社会保障と税の一体改革案。
まとまったとはいえ「仮置き」だという「一本釣り」で自民党議員を政務官に引き抜いた首相の手法に、党内外から反発の声が上がり、改革案の与野党協議は見通しも立っていない。
与謝野氏も「一本釣り」で経済財政担当相になった人だ。釣られた後に、援護射撃がないのでは古傷がうずくばかりだろう。厳しい言い方をすれば「一本釣り」とは裏切りであり、敵に寝返るのは政界では珍しくない。
1953(昭和28)年のバカヤロー解散時に、吉田首相を裏切った広川農相の話が有名だ。一派を構えるほどの議員だったが、裏切りの後は、ぱっとせずに消えていった。
一度張られた「裏切り者」のレッテルを、はがし難いのは政界だけではない。「一本釣り」には必ず仕掛け人がいるのも、昔も今も、どこの社会も同じだ。
今回も仕掛け人といわれる議員が首相の陰にいる。一度だけのエサに釣られて自ら将来の道を断ってしまった議員が、むしろ哀れに見えてくる。
まとまったとはいえ「仮置き」だという「一本釣り」で自民党議員を政務官に引き抜いた首相の手法に、党内外から反発の声が上がり、改革案の与野党協議は見通しも立っていない。
与謝野氏も「一本釣り」で経済財政担当相になった人だ。釣られた後に、援護射撃がないのでは古傷がうずくばかりだろう。厳しい言い方をすれば「一本釣り」とは裏切りであり、敵に寝返るのは政界では珍しくない。
1953(昭和28)年のバカヤロー解散時に、吉田首相を裏切った広川農相の話が有名だ。一派を構えるほどの議員だったが、裏切りの後は、ぱっとせずに消えていった。
一度張られた「裏切り者」のレッテルを、はがし難いのは政界だけではない。「一本釣り」には必ず仕掛け人がいるのも、昔も今も、どこの社会も同じだ。
今回も仕掛け人といわれる議員が首相の陰にいる。一度だけのエサに釣られて自ら将来の道を断ってしまった議員が、むしろ哀れに見えてくる。
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