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コンピューター

2013-04-27 06:59:54 | Weblog
体重の2%程度の重さしかない人間の脳は、全身で消費するエネルギーの20%に当たる400キロカロリーを使っている。それでも、寝るときにつける常夜灯4つ分ぐらいの電力消費量で、月額にすると300円ほどだという。

コンピューターのデーターは、整理された棚に置かれるようにハードディスクに蓄えられ、直ちに正しい答えを取り出すことができる。それに比べて、人間の記憶には曖昧さがある。

でも、それは決して悪いことではない、記憶が曖昧だからこそ、共通している何らかを選び出そうとして思いもよらなかった別々の記憶が結び付く、池谷さんによると、それこそが二つのソウゾウ(想像・創造)の源泉なのだから、なるほど、曖昧な記憶が想像力や創造力を生みだすのか。

少し自信が湧いてきた。こんなことを書いているのも理由がある。トップ棋士が公の場で初めてコンピュータの将棋ソフトに負けたからだ。三浦弘行八段を破った「GPS将棋」は東大の研究者らが開発。

パソコン680台を接続し、1秒当たり約2億7千万手を読む能力がある。5種類のソフトとの団体戦でもプロ棋士を下し、強さを見せつけた。コンピューターおそるべしである。

こうなったらもう開き直るしかないのかもしれない。将棋という知的ゲームをつくる創造力は君たちにはあるまい、と。