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おしん

2010-06-11 06:48:33 | Weblog
「おしん」という少女の名が忍耐の代名詞になったのは昭和50年代後半のこと。我慢が強く政権が転がり込むのを待った竹下元首相を「おしん政治家」と呼んだほどである。

金沢の百万石行列では本物の「おしん」に会えた。女優の小林綾子さんが藩祖利家を支えた、がまんの妻・お松の方を演じた。よく泣かせてもらった少女の成長の跡を見たい。
忍耐強いのか、すぐいらだって短気なのかよくわからないが、管直人氏が首相の座を射止めた。

党代表選7度目の挑戦だから、がまんの「おしん首相」か。市民運動の元活動家から権力の頂点に上がり詰めたのは、平成の下克上と言えなくもない。「がまんの管さん」だった。

普天間問題で鳩山さんが集中砲火を浴びる中でも無言を貫いた。あの忍耐強さで今があるように見える。「おしん」も最後は立派な女性実業家になる。忍耐は政治家にこそ大切である。

もっとも、百万石まつりが伝えるのは一向宗支配から信長、秀吉政権とコロコロ変わった戦国の歴史である。統治者でなく、国民が一番「がまん」させられる世に終止符を打たねばなるまい。