心無い群衆の手で大阪のドブ川に放り投げられたカーネル・サンダース人形が補修を終えて、公開された。
まだ薄汚れている、愚行の戒めとして、汚れはわざと部分保存された。8月に開幕するイベント「水都大阪」での公開が計画されているという。
汚れた人形を客寄せにするとは、なかなかの者だ。水の都を誇るには、大阪の川や堀はまだお粗末である。
「しっかりせんかい」と、カーネルおじさんの泥がしかるのだろう。政治とカネをめぐるゴタゴタが起きるたびに、間違えそうになるのが政治資金規正法という名称である。
「規制」でなく「規正」。制限するのでなく、汚れを排して政治資金の流れを正しくするという違いがある。年明けの国会で、その改正案の本格審議が始まる。
何度改正をしても、汚れたカネがまとわりつく厄介な法律である。泥のない川がないように、人の世にも浴とカネはついて回る。
が、物事には限度というものがある、解散風に浮き足立つ中、今度は与野党とも、スネの傷が疑われている。
規正論議も泥仕合になるのか。規制、規正と並んで、辞書には「寄生」の語もある。
まだ薄汚れている、愚行の戒めとして、汚れはわざと部分保存された。8月に開幕するイベント「水都大阪」での公開が計画されているという。
汚れた人形を客寄せにするとは、なかなかの者だ。水の都を誇るには、大阪の川や堀はまだお粗末である。
「しっかりせんかい」と、カーネルおじさんの泥がしかるのだろう。政治とカネをめぐるゴタゴタが起きるたびに、間違えそうになるのが政治資金規正法という名称である。
「規制」でなく「規正」。制限するのでなく、汚れを排して政治資金の流れを正しくするという違いがある。年明けの国会で、その改正案の本格審議が始まる。
何度改正をしても、汚れたカネがまとわりつく厄介な法律である。泥のない川がないように、人の世にも浴とカネはついて回る。
が、物事には限度というものがある、解散風に浮き足立つ中、今度は与野党とも、スネの傷が疑われている。
規正論議も泥仕合になるのか。規制、規正と並んで、辞書には「寄生」の語もある。