お仏壇を見に来られたお客様が
「あれ、何ですか?」と目を留められるのが、お仏壇の横に置かれた水。
実はこれ、お仏壇の乾燥対策です。
美術品の展示などの時に置かれているのと同じ理屈。
一般の家と違い、店内は広いしエアコンも多い。
保存に適度な湿気が必要な漆製品である金仏壇はもちろん、
唐木仏壇だって乾燥はゆがみや反りの原因になります。
だから、大事な商品を守るべくこまめに水を置いて乾燥を防ぐのです。
ただ、うっかりするとすぐに水が減っていたり、汚れていたり。
「滞る水は腐る」というけれど、汚い水ではお仏壇を守るどころか
店の運気まで停滞しそう・・・というわけで水の管理には気が抜けない。
でも「チリも積もれば・・・」じゃないけど「紙コップも数ありゃ重くなる」のが道理。
これくらいの量×4回程度を運んで
店の中をうろうろすると腕も腰も痛くなる。
ウエイトレスは勤まらないなぁ・・・と実感する時です。