神社のお世話をされているお得意様に頼まれて、毎年「お守り作り」の
お手伝い(当然、ボランティア)をやっています。
お守りと言ってもパッチワークでいうところの、「ヨーヨーキルト」に似ていて、
丸く切った金襴の端切れに新品の5円玉をくるんで縫い合わせたものです。
作り方はいたって簡単なのですが、金襴の布をよく吟味しないと
硬くて縫いにくかったり、ほつれやすかったり結構厄介です。
業務の合間に作りためて年末にお得意様のところへ届けるのですが
その数値目標は「1000個」。
私が入社する以前からずーーーと続いてきたことらしいです。
でも今はすでに退職したおばさま達に手伝っていただいても
500~600個がせいぜい。
ま、他所にも作っている人がいらっしゃるのでわが社はこの数で
なんとか許していただいてます。
何故、そんなに「作れない」のか、というと人材の問題はさておき、
ここ数年、 新しい5円玉が本当に手に入りにくくなっているから。
デフレの影響かなんだか知らないけれど、
とにかく新しい貨幣が出回ってないようです。
銀行さんにお願いしておいても、何ヶ月も待つこともざらです。
経済の余波って、思わぬところに現れるものです。
それはさておき、出来上がったものは
まとめて御祈祷を受けた後、節分の大祭(だったと思う。ちょっとあやふや)
の時、参拝者にお守りとして配られます。
見た目は地味だけど、たくさん集まるとそれはそれで可愛いお守りです。
でもって、「これをせっせと作ってるとお仏壇が売れる」、というジンクスが
社内にあるのです。
責任重大。やめられません