正直なところ、初対面の人との会話が苦手です。
接客販売には致命的(?)欠陥であることは自覚しております。
で、「話す」とか「聞く」とかいうテーマの本があると
藁にもすがる思いで手にとってしまいます。
この、宝島社の「仕事力がアップする 『話す』技術 『聞く』技術」も
そうやって購入した一冊です。
(余談ですが、最近この「聞く」「話す」に関するタイトルをよく見かける
ように思います。それだけ生のコミュニケーションが希薄になってるって
ことなんでしょうね)
この中で、多くの人が指摘しているのが、
「(相手の)言いたいことをしっかり聞いてからでなければ
相手はこちらの話を聞いてくれない」あるいは
「こちらの欲する情報はくれない」ということ。
これは私も普段の接客の中で常々感じていること。
まずはバケツの中の水をカラにしてからでなければ
新しい水を入れることはできません。
そして気持ちよく「話してもらう」ためには「聞き方」も大事なポイント。
相づちや表情、しぐさ、視線、自分自身を総動員して
「聞いてます」というメッセージを感じてもらわなければ・・・(これが難しい!!)
雑談の上手い同僚を観察して、参考にすることも・・・。
そして、雑談だけでは終われないのが接客・販売というオシゴト。
どこかで上手く誘導して「買いたい」「これが欲しかった」という
気持ちになっていただかなければ・・・・。
そのためにはお客様自身に気づいていただく
「誘導的な質問」が要求されます。
(・・・って、そんなものの決定版は未だ見つかっておりませんが。)
それにしても「効果的な質問」で相手自身に「気づかせ」「発見させ」る
って、なんだか授業上手、と言われる教師の手法じゃない???
上手い授業、って「上手いプレゼン」なのかも知れませんねぇ・・・。