弊社では新しくご契約いただいたお仏壇を
納品する際、付属の様々な仏具とともに「赤いロウソク」も
一対入れています。
これは「入仏式」あるいは「開眼供養」のためのもの。
新しいお仏壇にご本尊さまをお祀りして、お寺様にお経をあげていただく、
「魂入れ」とも言われる儀式のためのものです。
おめでたいことなので慶事=赤いロウソクとなります。
これをしないと所謂「仏つくって魂入れず」という状態になってしまいます。
お仏壇をご契約いただいたお客様には必ず、この「入仏式」「開眼供養」
についてご説明します。
・・・・ところが、たまに、ですが
「どうしても開眼供養をしなければなりませんか?」と聞かれることがあります。
菩提寺が遠方にある、
まだお寺が決まっていない、
とりあえず仏壇は置いたけれど、まだ家族の中に供養しなければ
ならないご先祖さまはいない(・・・木の股から生まれてきたんじゃない限り、
そんなはずはないんだけれど????)
等々・・・・理由は様々。
そんな時は無理に開眼供養をお勧めすることはしません。
その意味だけはしっかりと説明させていただきますが
そこから先はお客様の判断。
菩提寺が遠方の場合など、
勝手がわからないままに近くのお寺様にお願いしても
よい結果になるかどうかはわかりません。
いずれ機会を見てお寺様にお願いしてくださいね、と言うにとどめています。
まずは「手を合わせよう」と思い立たれたその気持ちを
大事にして頂きたいと思っています。