BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

ベリカードのもらい方

2014-03-24 | BCLアラカルト
このブログでは、主にラジオの「ベリカード」(受信確認証)を中心に書いています。
そこで、まだ1枚も持っておられない方に、どうしたら日本国内や外国の放送局のベリカードがもらえるのか、そのやり方です。

まずは、あたりまえですが、放送を聴かないといけません。次に、その放送局に聴いた番組内容や、聴いた時に他局との混信やノイズがあったかどうかの受信状態などを書き、「受信レポート」(受信報告書)にして送ります。
聴かないのに聴いたというウソレポートや、混信などで局名を確認せずに違う局に出すのはダメです。出したことがない方なら、まずは、良く聴こえている地元の局を聴いて、出してみましょう。

受信レポートの様式ですが、ネットで調べれば出てきますが、次のような項目を書きます。
放送局名(中継局名)、受信周波数(kHz, MHz)、受信年月日、受信時間(JST=日本標準時かUTC=協定世界時=日本時間-9時間)、受信番組(内容)、受信場所(住所) 、使用した受信機 (メーカー名と型番)、使用アンテナ、受信状態 (SINPO)、感想や要望、レポートした人の住所・氏名(年齢・職業)など。
放送局に送るレポートで、どう書けばよいのかわかりづらいのが、受信状態です。ラジオの受信状態は、SINPOコードで表わすのが一般的です。
SINPOとは、信号の強さS(Signal Strength)、混信I(Interference)、雑音N(Noise) 、伝播障害・フェーディングP(Propagation Disturbance)、総合評価O(Overall Rating) を、5~1の数字を使って表すものです。

ちょうど、KBS World Radio日本語放送のレポート用紙にSINPO表がありましたので、掲載してみます。これを見ても、最初はよくわからないかもしれません。
すべて最良の状態なら、総合評価O=5で、まったくダメならO=1です。ただ、個人が耳で聴いた体感表現であるために、個人差があり絶対的なものではありません。わかりにくければ、昼間に屋外で地元のNHK第1を聴いてみた時が、O=5をつけられるような状態でしょう。総合評価Oは、各項目の数字を超えないようにし、SINPO54322はあっても、SINPO54323とはなりません。(従来の日本での付け方です)


BCLブームの頃は、こんな様式のレポート用紙がアドカラー社から市販されていました。今ほど、パソコンやコピー機が普及していませんでしたので、これでも手書きよりは楽でした。
国内の局や海外日本語局なら日本語で、海外局なら英語で(その国の言語が望ましいと思うのですが)レポートします。放送局の住所を調べ、受信報告担当係あてに。局の経費負担軽減のため、一緒に返信用切手や海外なら国際切手返信券(航空便料金の切手に交換できる。郵便局で1枚150円。ただ、使えない・交換しずらい国もあり、万能ではありません)などを同封するのが、マナーといえるでしょう。

後はポストに投函して待つだけ。このごろは、Eメールや局のHPからレポートできる海外局もかなりありますので、これだと郵送料とかかる時間が助かります。
多くの局では、お礼にベリカードやベリレターを送り返してくれます。EメールだとEベリで来る場合もあります。ただ、ベリカードの返送については、放送局に義務はなく、サービスの一環なので、まったく音沙汰がない場合があります。

ここで、できれば忘れないうちに受信記録をつけておきます。どの放送局をいつ聴いたのかや、レポートを出した日を書き留めておけば、どれぐらいで返信があったか、なかったかもわかります。
昔は、こんな記録用紙(ログ)も同社から市販されていました。

ところで、ベリカードのもらい方を、宝くじに例えるのも変なのですが、「買わなきゃ当たらない」…「出さなきゃいただけない」 
で、これまた、すべてが当たるかといえば、前に述べたとおりハズレでボツのときも。そのボツの理由は、様々なことが考えられますが、?です。
コメント
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